カテゴリー「台湾有事」の16件の記事

2025年12月15日 (月)

日米安保第五条の真実

日米安保条約第五条の条文は次のもの。

第五条 各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。

日本が武力攻撃を受けたとき、米国には日本防衛義務があるとよく言われる。

日本の平和と安全は米軍によって守られているとも言われる。

しかし、本当にそうなのか。

この主張の根拠とされているのが日米安保条約第五条。

条文には

「日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃」

「自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め」

「自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動する」

「ことを宣言する」

とある。

何が行われるのかが問題だが、書かれているのは

「自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動する」

である。

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「日本防衛義務」

などどこにも書かれていない。

「台湾有事」とは台湾で台湾と中華人民共和国との間の武力衝突等の事態が発生すること。

このとき、米国が軍隊を展開するのかも分からない。

米国は「一つの中国」を承認している。

しかし、「台湾の中国帰属」については「認知(acknowledge)」するが「承認(recognize)」していない。

そして、台湾関係法を制定して、台湾有事の際に軍事出動する可能性を「オプション」として残している。

日本の立場とは異なる。

日本は「台湾の中国帰属」という中国の主張を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項の立場を堅持するとした。

論理的に台湾の中国帰属を認めた。

したがって、大平外相国会答弁に示されるように、

「台湾と中華人民共和国の間の対立は基本的に中国の国内問題である」

と認識している。

明らかなことは

「台湾有事」が生じても米軍が介入しない可能性があること。

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台湾有事に米軍が介入しないことがあり得るにもかかわらず、

「(台湾有事が)戦艦を使って武力の行使をともなうものでれば、どう考えても存立危機事態になり得るケース」

とした高市首相発言は完全な「暴言」である。

高市発言は「可能性の存在」を述べたものではない。

最重要の言葉は「どう考えても」。

「蓋然性についての判断」を示した。

「どう考えても」は「極めて高い確率で」、「ほぼ間違いなく」と言い換えられる。

「台湾有事が生じれば、ほぼ間違いなく日本の存立危機事態になる」

と受け取られる発言を示した。

しかも、この発言には米中の軍事衝突という前提が付されていない。

「台湾有事が発生すれば存立危機事態になる」と発言したと受け取られる。

同時に、高市発言の内容は集団的自衛権行使の要件を満たさない。

集団的自衛権行使が認められる「存立危機事態」とは

「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」

事態のこと。

これを満たすことを示さずに「どう考えても存立危機事態」と述べた。

続きは本日の
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2025年12月13日 (土)

未明から練り上げた国会暴言

11月7日の高市首相国会答弁の背景が明らかにされた。

立憲民主党の辻元清美衆議院議員が提出した質問主意書への政府答弁書によって明らかになった。

11月7日の高市発言は前段と後段に分かれる。

前段の発言に特段の問題はない。

「歴代内閣の立場と一致する」との説明は成り立つ。

しかし、後段の発言は違う。

歴代内閣の立場を逸脱した。

前段では台湾有事の際の日本の対応について

「発生した事態に関して、どのような事態が発生したのかについての情報を総合的に判断しなければならない」

と述べた。

辻元議員が高市答弁に関連して官僚機構が準備した応答要領の開示を求め、政府が開示した。

前段の高市発言は準備された応答要領に則している

ところが、後段で高市首相はこう述べた。

「台湾を統一、まあ、中国北京政府の支配下に置くような」場合に、「それが戦艦を使って、武力の行使もともなうものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます」

前段とはまったく違う。

この答弁は官僚機構が準備した答弁でない。

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朝3時から準備した高市首相が自分の言葉で答弁したもの。

これを言うために午前3時から準備していたのかもしれない。

そして、この答弁が大問題を引き起こした。

高市発言には二重の意味で重大な問題がある

第一は日中友好関係を根底から破壊するものであること。

高市氏に弁解の余地はない。

第二は日本の安全保障政策の許容範囲を超えるものであること。

これは内政問題として国会で追及されなければならない。

日本と中国は53年間にわたって友好関係を築いてきた。

侵略と植民地支配という「加害責任」を負う日本と中国との和解は歴史的な偉業だった。

その日本と中国が国交正常化に際して重要な文書を取り交わした。

それが「日中共同声明」。

78年には「日中平和友好条約」も締結。

日本は「赦し」を得た。

その際に中国が絶対的に重視した二つの事項がある。

「中国の核心的利益」。

それは、

1.中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であること

2.台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であること

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この2点について「日中共同声明」は次のように記述した。

二 日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。

三 中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

この意味について再論しない。

論理的に日本は台湾の中国帰属を認めた。

さらに、日中両国は、

「主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に、両国間の恒久的な平和友好関係を確立、発展させること」

「この諸原則及び国際連合憲章の原則に基づき、相互の関係において、すべての紛争を平和的手段により解決し及び武力又は武力による威嚇に訴えないこと」

を確認してきた。

したがって、

日本の首相が「台湾有事で集団的自衛権行使」

と発言するのは誤りである。

高市氏は歴代内閣の立場を逸脱して

「台湾有事があればほぼ間違いなく集団的自衛権行使」

と受け取られる発言をした。

日中友好関係を根底から覆したと言って過言でない。

続きは本日の
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2025年12月12日 (金)

高市有事で日本経済大打撃

台湾問題について日本は中国とどのような約束をしてきたのか。

事実を正確にトレースすることが重要だ。

結論から示せば高市首相の国会答弁は日中両国が築いてきた友好関係の根幹を破壊する暴言であると言わざるを得ない。

高市首相は間違ったことを言っていないと擁護する者がいるが正しくない。

事実に基づく精密な検証が必要だ。

詳細は後段に記述する。

中国政府は高市首相発言撤回を求めている。

客観的に評価して中国の要求は正当だ。

高市首相は日本の国益を重視して発言を撤回すべきだ。

圧力に屈するという意味ではなく、日本と日本国民の利益に照らして発言撤回が妥当である。

間違っていないことを間違ったと言う必要はない。

しかし、間違ったのであれば謙虚に誤りを正すことが必要。

それが日本に対する信頼を損なわない行動だ。

首相の周囲の者は客観的に事実を確認して首相に進言するべきだ。

高市首相は日本と中国との約束ごと、外交文書等を正確に精査すべきである。

是を是とし、非を非とする公正な対応が強く求められる。

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高市首相が発言を撤回しない場合、中国は日本に対して厳しい対応を示すことが予想される。

その影響は軽微なものにはならないと考えられる。

四つの重要問題がある。

1.中国・香港からの来日者が激減して日本における国内消費が激減すること

2.エンターテイメント産業の中国での活動が激減すること

3.中国によるレアアース供給が激減すること

4.日本の不動産市況が急落に転じること

とりわけ1と4の問題が大きいと考えられる。

本年1月から10月までの訪日外国人は3554.7万人。

そのうち中国からの来訪者が820.1万人、香港からの来訪者が201.9万人。

中国のシェアが23.1%、香港が5.7%で両者合計は28.8%。

本年1月から9月までのインバウンド消費額は実質7.7兆円。

年換算10.3兆円でその28.8%は3.0兆円になる。

2024年度の日本の名目GDPは616兆円、うち民間最終消費が333兆円。

3兆円はGDPの0.5%、民間最終消費の1%に相当する。

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これが消えれば日本経済に重大な打撃が広がる。

とりわけ、中国、香港からの来日客のウェイトが大きい宿泊、運輸、飲食、小売り事業者への影響は深刻である。

4の問題も重大だ。

近年、日本の都心一等地不動産の価格高騰がすさまじい。

海外からの資本流入が価格高騰の主因と見られる。

日本円暴落が放置されており、日本が外国資本によって乗っ取られる危険が増大している。

「究極の売国政策」が実行されているということ。

高市首相はこれまで対応策を一切示してこなかった。

このなかで中国からの資本流入が都心部不動産価格急騰の背景の一つと見られている。

また、外国資本が全国の優良リゾートの高級物件を買い占める動きも加速している。

ところが、中国マネーが途絶える、あるいは、日本から引き揚げることになるとどうなるか。

日本の不動産市況に激震が走ることになる。

日本経済に深刻な影響が広がることが予想される。

その原因は高市首相の暴言にある。

高市首相が正しい発言を示したのなら撤回する必要は無論ない。

だが、高市首相発言に非があるなら、非を非として認めて撤回することが求められる。

それは日本が品格ある国家であろうとすれば当然の対応だ。

続きは本日の
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2025年12月10日 (水)

自衛隊機レーダー照射問題

中国軍の戦闘機が日本の自衛隊機にレーダー照射を行った問題を日本が大事件として大報道を展開している。

この問題に関して中国側は訓練海空域を事前に公表したと説明しているが小泉進次郎防衛相は

「ノータムや航行警報が事前に通報されていたとは認識していない」

と述べて中国側から訓練に関する事前通報はなかったと主張した。

「レーダー照射」問題はいつも日本が突然大事件として報道する展開が続く。

2013年1月30日には中国海軍のフリゲート艦が海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」に対し射撃用の火器管制レーダーの電波を照射していたことが大きく報道された。

2018年12月20日には能登半島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で韓国駆逐艦「広開土大王」が海上自衛隊のP1哨戒機に向け火器管制レーダーを照射したことが大報道された。

しかし、2018年のレーダー照射事案に関して元航空幕僚長の田母神俊雄氏は次のようなメッセージを発している。

「(レーダー照射について)全く危険ではない」

「今回ぐらいのことは世界中の軍が日常的にやっていることであり、電波照射をしてもミサイルが直ちに飛んでいかないような安全装置もかけられている」

高市発言で日本は窮地に追い込まれている。

客観的に評価して高市発言に正当性はない。

中国が厳しい対応を取るのは当然と言える。

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しかし、高市首相は「撤回しない」と主張しており、今後の情勢推移によっては一段と厳しい局面に追い込まれることが予想される。

このような状況下で中立公正な議論を示していないのが日本のマスメディア。

メディアこそ過去の事実を明らかにして、たとえ日本の政権であっても非は非として追及する姿勢を示す必要があるが、戦時中の翼賛報道と類似した対応を示している。

そのメディアが大本営と化して政府が発表する情報を針小棒大に伝えている。

今回のレーダー照射について中国は事前通知を行ったと説明しているが小泉防衛相は全面的に否定した。

これに対して中国国営メディアは実際の日中間の通信音声を公開して事実の立証を試みている。

中国国営メディアが報じた内容は次のもの。

中国軍とされる音声(中国語で呼びかけ)
「日本の海上自衛隊116番艦へ、中国海軍101番艦だ。我々の艦隊は計画に沿って艦載機の飛行訓練を実施する」

中国軍とされる音声(英語で呼びかけ)
「中国海軍101艦だ。我々の艦隊は計画に沿って艦載機の飛行訓練を実施する」

自衛隊とされる音声(英語で呼びかけ)
「中国軍101艦へ、こちら日本の116艦。メッセージを受け取った」

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この音声が事実をそのまま伝えるものであるかはまだ判明していない。

しかし、ねつ造した音声を公表する可能性は低いのではないか。

現時点で確定的な論評を示すことはできないが、仮に中国側が公表した音声が事実に即したものである場合、高市内閣は一段と窮地に追い込まれる可能性が高い。

その後、小泉防衛相は中国側から事前通告があった事実を認め、「詳細については連絡を受けていない」に発言を変えたが、当初の発言は誤りだったことになる。

日本サイドはレーダー照射問題を一大事として大々的に報じた。

日本政府の意向があり、大政翼賛メディアが政府の意向に沿って大報道を展開したものだと考えられる。

ところが、中国側が日本サイドに通告した上での行動であるなら意味合いはまったく変わる。

中国国営メディアは中国軍と自衛隊とのやりとりとする音声を公開した上で中国軍の訓練の前に自衛隊に対して複数回、訓練を行う旨の通報を行って自衛隊からも返答があったと説明した。

さらに訓練等に関する位置関係を表わす図を示して、訓練直後に日本側が接近して中国側が設定し、発表した訓練区域に入ってきたと説明している。

自衛隊機が訓練区域に入ったために中国軍機との距離が縮まってレーダー探知できる距離になったとしている。

さらに、中国側の関係者の証言として

「中国軍機も同じく自衛隊機からのレーダーを感知した」

と伝えている。

まずは事実関係の確認が先決だ。

もし、中国側の説明が事実に即している場合には、高市内閣は極めて厳しい状況に追い込まれることになる。

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2025年12月 9日 (火)

高市首相のごまかしすり替え居直り

84年前に日本が真珠湾に奇襲攻撃を実行した日付である12月8日に重要な記者会見が開かれた。

「村山談話を継承し発展させる会」

が参議院議員会館講堂で緊急記者会見を開催した。

会見テーマは

「高市発言を撤回せよ!
台湾有事を口実に日本を中国への
先制攻撃・侵略戦争に駆り立てるな!
-台湾問題は中国の内政問題だ-」

11月7日の衆議院予算委員会での高市首相発言が重大問題に発展している。

「発言を撤回せよ」との声が存在する一方で「発言を撤回すべきでない」の声も存在する。

メディアは

「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」(放送法第四条)

を求められるが、日本のメディアでは高市発言擁護の主張ばかりを大きく取り上げている。

11月30日付ブログ記事
「NHK登場藪中三十二の正体」
https://x.gd/5KpWW

メルマガ記事「保存版「高市大政翼賛メディア」」
https://foomii.com/00050

に詳述した。

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このなかで12月8日の緊急会見をいくつかのメディアが取り上げて報道している。

弁護士ドットコムニュース
「高市首相の台湾有事発言は「極めて危険」「憲法にも反する」、
有識者らが撤回求める緊急声明」
https://www.bengo4.com/c_16/n_19724/

2025y12m09d_103615786

東京新聞
「高市首相の台湾有事発言は「宣戦布告」「対話成り立たない」
答弁の撤回を求める元外交官と学者の危機感」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/454626

2025y12m09d_102258145

両記事に写真が掲載されているが、なぜか、東京新聞掲載の写真には私が消えている。

それはさておき、高市首相の重大発言については日本国内において賛否両論がある。

発言撤回を求める主張は明確な論拠を示している。

したがって、メディアは両論を適正に紹介し、市民が適正な判断を下せるための情報を提供すべきである。

会見では私も意見を陳述した。

発言の趣旨は以下のもの。

日中友好、日本経済への影響考慮、日本の品格の視点から高市首相は「是を是とし、非を非とする対応」を示すべきだ。

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問題の発言は11月7日の衆議院予算委員会質疑で出た。

高市首相はその後、

「歴代内閣の立場と一致している」

としながら、

「政府としての統一見解とするつもりはない」

と矛盾する発言を示している。

矛盾の主因は「ごまかし」と「すり替え」があると思われる。

「ごまかし」、「すり替え」は日本の国益を損なう。

高市首相の11月7日国会答弁は前段部分と後段部分に分かれる。

前段部分で高市首相は台湾有事と呼ばれる状況が発生した場合の対応について、

「そのときに生じた事態について、いかなる事態が生じたということの情報を総合的に判断しなければならない」

と述べた。

発言がこれにとどまっていれば問題は発生していない。

この部分は「歴代内閣の立場と一致している」と言ってよいだろう。

問題は後段部分である。

高市首相は台湾有事について再度問われ、

「台湾を統一、中国北京政府の支配下に置くような」場合に、「それが戦艦を使って、武力の行使もともなうものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースであると考える」

と述べた。

この発言は重大なもので発言撤回が求められる。

続きは本日の
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第4274

「高市発言撤回求める緊急会見」
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2025年12月 6日 (土)

大政翼賛報道の恐怖

日本の集団的自衛権行使について。

日本政府は日本国憲法の規定により集団的自衛権の行使は容認されないとしてきた。

1972年10月政府見解

「わが憲法の下で武カ行使を行うことが許されるのは、わが国に対する急迫、不正の侵害に対処する場合に限られるのであって、したがって、他国に加えられた武力攻撃を阻止することをその内容とするいわゆる集団的自衛権の行使は、憲法上許されないといわざるを得ない。」

これが50年以上にわたり維持されてきた集団的自衛権行使に関する日本政府の立場。

2014年に安倍内閣が憲法解釈を変更して集団的自衛権行使ができるとした。

憲法解釈は憲法の実体の一部。

一内閣が憲法解釈を独断で変更してしまうことは許されない。

憲法破壊行為=壊憲である。

集団的自衛権行使容認が憲法違反である疑いが強い。

2015年には憲法解釈を具体化する法律を制定。

「安保法制」=「戦争法制」制定が強行された。

集団的自衛権行使が可能になる要件を定めた。

そのひとつが「存立危機事態」。

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「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」

とされた。

「存立危機事態」を認定すれば集団的自衛権を行使できるとされた。

憲法違反を許さない立場に立てば、集団的自衛権行使容認事態が憲法違反である。

違憲の疑いは濃厚に存在する。

この問題を措いて、厳しい制約条件の下での集団的自衛権行使を容認するとしても、その要件は厳正なものでなければならない。

しかし、高市首相の答弁にはこの問題に対する精密さがなかった。

「台湾を統一、まあ、中国北京政府の支配下に置くような」場合に、「それが戦艦を使って、武力の行使もともなうものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます」

と述べた。

「台湾有事は日本の存立危機事態=集団的自衛権行使」

と受け取られる発言を示した。

台湾有事とは台湾において台湾と中国政府との間で武力衝突が生じること。

「台湾において台湾と中国政府との間で武力衝突が生じる」場合に

「どう考えても日本の存立危機事態になり得る」

と述べた。

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日本と中国との過去の外交文書等において、日本は台湾の中国帰属を論理的に認めている。

その上で、1973年衆議院予算委員会で大平外相は、

「中華人民共和国政府と台湾との間の対立の問題は、基本的には中国の国内問題であると考えます」

と答弁している。

また、日本と中国は日中共同声明(1972年)、日中平和友好条約(1978年)で

「相互の関係において、すべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認」

してきた。

日本が台湾有事で存立危機事態を認定し、集団的自衛権を行使することは、中国に対して宣戦布告する意味を有する。

過去の外交文書等の積み重ねを踏まえれば、高市首相発言はこれらの歴史的積み重ねを破壊するものである。

このことから高市首相は発言を撤回すべきである。

ところが、日本の情報空間では「高市首相は発言を撤回すべき」との正論に対する攻撃が激しく展開される。

さまざまな主張、見解は存在し得る。

そのなかで、「高市首相は発言を撤回すべき」との主張は十分に説得力のあるもの。

高市発言擁護が正しく高市発言撤回要求論が間違っているとの論証はなされていない。

それにもかかわらず、高市擁護、高市批判見解への攻撃の主張だけを主要メディアが取り上げるのはおかしい。

この空気の広がりこそが日本の危うさを象徴するものである。

続きは本日の
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第4272

「高市発言撤回が必要な理由」
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2025年12月 4日 (木)

高市発言が問題である二側面

高市台湾有事発言の問題には二つの側面がある。

一つは外交関係上の問題。

いま一つは内政上の問題。

両面に看過できない重大な問題がある。

外交上の問題で見落とせないことは日中間のこれまでの外交文書との整合性。

日本は中国と友好関係を築いてきた。

その過程でいくつもの重要な合意を成立させてきた。

その外交の経緯と高市発言の関係を検証しなければならない。

二つ目の問題は日本の内政上の問題。

高市首相は集団的自衛権行使に関する発言を示した。

集団的自衛権は日本国憲法が長きにわたり容認できないとしてきたもの。

2014年から15年にかけて憲法解釈が変更され、集団的自衛権の行使を一部容認する法制が制定された。

しかし、いまなお、それらの措置が違憲であるとの有力な主張が存在する。

戦争法制=安保法制は厳しい制約条件を課して集団的自衛権の行使を容認したものだが、その制約条件の実効性が問われる。

この点について高市発言は重要な問題を表出させた。

外交上の問題と内政上の問題の二つが存在することを認識しなければならない。

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高市首相が台湾問題に関連して

「発生した事態に関して、どのような事態が発生したのかについての情報を総合的に判断する」

とだけ述べていれば問題は生じていない。

あくまでも集団的自衛権行使に関する一般論についての政府見解を表出するだけであるからだ。

ところが、高市首相は台湾有事に関する個別具体的ケースに関する集団的自衛権の取り扱いについて言及した。

「質問した者が悪い」との声があるが失当。

いかなる質問が提示されようとも、適正な答弁を行えばよいだけのことだからだ。

国会質疑において質問内容に関する制限、制約はない。

その質問に対して高市首相が集団的自衛権行使に関する一般論だけを述べていれば問題は生じていない

しかし、高市首相は岡田克也氏との質疑の後段で

「台湾を統一、まあ、中国北京政府の支配下に置くような」場合に、「それが戦艦を使って、武力の行使もともなうものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースであると私は考えます」

と述べた。

要約すれば「台湾有事で戦艦を使って武力の行使をともなうものであればどう考えても存立危機事態になり得るケース」

と述べた。

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日本政府は台湾と中華人民共和国との紛争が生じても基本的には中国の内政問題であるとの認識を示してきた(1973年衆議院予算委員会大平正芳外相答弁)。

その台湾有事が生じる場合に、極めて高い確率で日本の存立危機事態になると高市首相は述べた。

日本は日中共同声明で一つの中国を承認し、台湾の中国帰属を論理的に認めた。

また、日中間のすべての紛争を平和的手段で解決し、武力および武力による威嚇に訴えないことを確認してきた。

これらの事情を踏まえれば

「台湾有事が生じれば極めて高い確率で存立危機事態になる」

との発言は外交上許容されるものでない。

「存立危機事態」は「集団的自衛権行使の要件」であり、集団的自衛権行使とはこの場合、中国と戦争するという意になってくる。

他方、内政問題としても重大だ。

高市首相は「台湾有事で戦艦を使って、武力の行使をともなうものであれば、どう考えても存立危機事態になり得る」と述べた。

これほど安易に「存立危機事態」が認定されて良いわけがない。

集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更とそれに伴う法制(安保法制=戦争法制)制定の際に大議論が存在した。

結局、十分な歯止めなく集団的自衛権が行使されることになれば憲法は完全にないがしろにされることになる。

内政問題としての高市発言の問題があまり論じられていないが、軽い問題ではない。

続きは本日の
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第4270

「フリーハンドの集団的自衛権」
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2025年12月 1日 (月)

是は是、非は非とする対応不可欠

ナショナリズムは燃え盛りやすいもの。

可燃性の高いナショナリズム感情に油を注いで火を煽るべきでない。

1995年から2024年までの過去約30年間にドル表示のGDPは中国で26倍に拡大した。

米国のGDPは4倍になった。

しかし、日本のGDPは4分の3に縮小した。

いまや中国のGDPは世界第2位で日本のGDPの4.5倍以上の規模。

日本のGDPは世界第4位にまで後退した。

中国を罵り、中国を攻撃することで喜ぶ国民感情が存在することは否定できない。

しかし、中国との敵対感情を煽ることが日本国民の幸福につながることなのか。

冷静に考えるべきだ。

日本は隣国の中国と友好関係を維持するべきだ。

かつて日本は国策を誤った。

村山富市首相は1985年に談話を発表した。

村山氏はこう述べている。

「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。

私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。」

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日本には加害の歴史がある。

その加害国日本と被害国中国が1972年に国交を正常化した。

その際に中国は中国にとってとりわけ重要な「核心的利益」について日本と合意を交わした。

日中共同声明に明記されている。

二 日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。

三 中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。

いわゆる「一つの中国」を承認し、「台湾の中国帰属」については論理的に日本政府が「台湾の中国帰属」認める内容の表現で決着した。

また、

六 日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。

両政府は、右の諸原則及び国際連合憲章の原則に基づき、日本国及び中国が、相互の関係において、すべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。

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その後、日本と中国は友好関係を構築してきた。

ところが、2010年9月7日の尖閣海域中国漁船衝突事件を契機に、日本で「中国の脅威」が喧伝され、日中関係に緊張が生じるようになってきた。

高市首相発言は台湾有事に関して

「戦艦を使って、武力の行使をともなうものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースである」

と述べたもの。

「存立危機事態」は日本が集団的自衛権を行使する要件であり、集団的自衛権を行使することは中国に対して宣戦布告することとほぼ同義になる。

台湾と中国との間で衝突が生じてもこれは中国の内政問題。

1973年の衆議院予算委員会で大平外相は

「中華人民共和国政府と台湾との間の対立の問題は、基本的には中国の国内問題であると考えます。」

と答弁している。

このなかで、台湾有事が生じれば日本が集団的自衛権を行使することになる可能性が高いとの趣旨の発言を日本の首相が行った意味は重大だ。

「台湾有事が生じた場合に、いかなる事態が生じたについての情報を総合的に判断する」

と述べていれば何の問題もない。

ところが、高市首相は

「どう考えても存立危機事態になり得るケース」

と述べた。

この発言は日中間の過去の政治文書等が許容する範囲を逸脱していると言わざるを得ない。

中国批判をエスカレートされる前に日本側の言動に誤りがなかったのかどうかを謙虚に見つめ直すことが必要だ。

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2025年11月30日 (日)

テレ東豊島晋作解説は零点

11月28日のNHK「ニュースウォッチ9」にNHKが出演させた外務省元事務次官の藪中三十二氏は鳩山由紀夫内閣時代の事務次官で、鳩山総理の方針を潰すために駐日米国大使と連携していた人物である。

11月30日付ブログ記事
「NHK登場藪中三十二の正体」
https://x.gd/HxXRJ

メルマガ記事「大政翼賛会と化すマスメディア」
https://foomii.com/00050

11月25日のテレビ朝日「報道ステーション」にテレビ朝日が出演させた元駐中国日本大使の垂秀夫氏は「高市発言を撤回すべきでない」と発言。

11月26日付ブログ記事
「政府御用番組のテレ朝「報ステ」」
https://x.gd/bt476

メルマガ記事「高市発言撤回せずが国益を毀損」
https://foomii.com/00050

テレビ朝日は垂氏の主張を把握した上で同氏を番組に出演させたと見られる。

垂氏は日中共同声明の「ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持」に関して同第八項にある「カイロ宣言」が

「満洲、台湾及澎湖島の如き日本国が清国人より盗取したる一切の地域を中華民国に返還すること」が対日戦争の目的の一つであると明記していること

に示されているのは「中華民国」で「中華人民共和国」ではないと主張した。

しかし、日本は1972年の日中共同声明で

「日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。」

と明記しており、カイロ宣言の「中華民国」は「中華人民共和国」に置き換えられる。

こんな部分でまやかしの議論を用いる人物だ。

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11月23日のテレビ朝日「有働Times」にテレビ朝日は神田外語大学の興梠一郎氏をインタビュー出演させた。

11月24日付ブログ記事
「御用発言者と御用メディア」
https://x.gd/PNiiu

メルマガ記事「誰が日本をダメにしているのか」
https://foomii.com/00050

興梠氏は日中共同声明における「台湾の中国帰属」問題に関する文言について

「『理解して尊重』ですから『承認』してないんですよ。

要するに承認って言ってないんですよ、法的に」

と述べた。

日中共同声明の文言は

「中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する。」

興梠氏発言は日中共同声明のもっとも重要な部分を意図的に隠ぺいしたもので極めて不適切。

日中共同声明の交渉で日本が「理解して尊重する」と提案した際に中国が拒否したという重大事実が存在する。

結果として「ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する」が書き加えられて決着した。

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ポツダム宣言第八項は「カイロ宣言ノ条項ハ履行セラルべク」というものであり、上記のカイロ宣言の内容を踏まえると「ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する」は、論理的に日本が台湾の中国帰属を認めるとの意味を有することになる。

「ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する」に言及せずに「理解し、尊重」だから「承認」ではないというのは日本政府が展開する「屁理屈」に過ぎない。

メディアが正確な情報を提供せずに高市発言を擁護する歪んだ主張だけを流布するために国民は適正な判断を下せぬ状況に置かれている。

この状況で世論調査を行い、国民の多数は高市発言撤回必要なしとしているとの結果を得ても意味はない。

ネット上には「テレビ東京の豊島晋作氏による解説が大反響」などとする提灯記事が流布されているが、これもまったく同類。

https://x.gd/wkshV

高市発言は間違っていないとの全面擁護の主張を展開するが単なる日本政府見解の紹介に終わっている。

豊島氏は、高市発言批判は、1.抑止力を逆に低下させるから適切でない、2.高市発言が中国の強い反発を招いているから適切でない、3.中国の強硬姿勢によって日本が打撃を受けることになるから適切でない、との三つの理由から行われているとした上で、三つの論拠が正しくないと主張する。

まったくの見当違いの説明。

上記の三つの理由で高市発言が適切でないと主張されているのではない。

高市発言が日本のこれまでの政府見解、政府決定、外交実績と論理整合性を有していない暴言であったから批判されている。

その根本問題に豊島氏は何も答えていない。

歪んだ政府見解をなぞっているだけである。

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NHK登場藪中三十二の正体

11月28日のNHK「ニュースウォッチ9」が高市台湾有事発言について外務省元事務次官の藪中三十二氏へのインタビューを放映した。

11月26日のテレビ朝日「報道ステーション」は元駐中国日本大使の垂秀夫氏を出演させて自説を述べさせた。

11月23日放送のテレビ朝日「有働Times」は神田外語大学の興梠一郎氏の発言を放映した。

すべてに共通するのは高市擁護。

11月7日の衆院予算委員会で高市首相は台湾有事に関して

「戦艦を使って武力行使をともなうものであれば、どう考えても
存立危機事態になり得るケースだと私は考える」

と述べた。

この発言を撤回すべきとの主張が存在する。

他方、撤回しなくてもいい、撤回すべきでないとの主張も存在する。

高市首相は撤回しないと主張している。

上記の三つのテレビ番組はすべて高市首相の主張を擁護するもの。

バランスを欠いている。

放送法第4条に次の条文が置かれている。

(国内放送等の放送番組の編集等)
第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
二 政治的に公平であること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

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鳩山友紀夫元総理は高市首相は発言を撤回すべきだと述べている。

私も同じだ。

高市首相は発言を撤回し謝罪すべきである。

ところが、反対の主張も存在する。

しかし、上記の三つのテレビ番組には重大な問題がある。

NHKとテレビ朝日は元外交官を出演させたが主張が著しく偏っている。

元外務事務次官の薮内三十二氏がどのような人物であるのかを知る必要がある。

重要な手がかりを提供したのがウィキリークスである。

2009年9月に発足した鳩山由紀夫内閣。

鳩山総理は普天間基地の移設先を辺野古から国外あるいは県外に変更する方針を明示した。

鳩山総理はその方針で行政府を指揮した。

その行政府で対米折衝などを担当するのが外務省。

当時の外務省トップに位置したのが藪中三十二事務次官。

2009年も押し迫った12月30日に藪中次官は米国のルース駐日大使との昼食会に出席した。

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このときの会談内容をウィキリークスが暴露した。

藪中氏はルース大使にどのような発言を示したのか。

ウィキリークスが伝えている。

「薮中は、岡田外相は就任以来、安全保障問題への理解を深めているとして、日米同盟の重要性について民主党の政策決定者を教育することに楽観的だとした。

(中略)新聞の論説委員や財界は問題をかなりよく理解しているが、テレビのコメンテーターや政治家たちは、安全保障問題をしっかりと把握していない。

彼らを教育することには価値があるかもしれないと、薮中は付け加えた。

特に、薮中は、手を伸ばせばうまく応じてくれることが予想される、影響力も人気もあるテレビのコメンテーターの何人かについて言及した。」

これだけでは何を意味しているのか分かりにくいかも知れない。

解説すると、藪中氏は米国が求める辺野古移設を最終決着とするために何が必要であるのかについて発言しているのだ。

岡田外相はその方向で「理解を深めている」と評価し、民主党の政策決定者を「教育」することに楽観的だと述べた。

テレビのコメンテーターや政治家のなかには辺野古移設に反対する者がいるが、辺野古移設に誘導する上で好都合な影響力と人気のあるテレビのコメンテーターの名前を藪中氏が挙げたということ。

時の総理大臣は普天間移設先を辺野古から国外あるいは県外に変更する方針を示し、行政官庁を指揮していた。

ところが、外務省トップが鳩山総理の指示とは真逆の方向で尽力していることを駐日米国大使に熱心に説明していた。

これだけで藪中三十二という人間がどのような属性の人間であるかは明白である。

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