アクセス解析と政権交代実現へのネット力結集
変則的だが5月20日から6月18日までの30日間のアクセス解析を示す。
トータルアクセスは127.8万件、一日当たり42,600件、
ユニークアクセスは56.3万件、一日当たり18,772件、
だった。
5月11日の民主党小沢代表辞意表明以来、高水準のアクセスをいただいている。5月16日には鳩山由紀夫氏が民主党新代表に選出され、5月27日に麻生首相との初めての党首討論が行なわれた。
また、日本郵政西川善文社長更迭問題が国民的な関心事に発展し、このなかで6月12日、鳩山総務相が麻生首相によって事実上罷免措置を受けた。
朝日、日経、産経系列メディアを中心に、西川社長続投を擁護するキャンペーンが展開されたが、その後に実施された世論調査では、鳩山総務相を罷免した麻生首相の決定に批判が集中、西川氏については辞任すべきとの声が圧倒した。
それでも、朝日、日経、産経系列メディアは西川社長続投関連の質問を行なわない、あるいは、最小にとどめるとの偏向ぶりを示した。
6月4日には、足利事件で無期懲役が確定し、17年6ヵ月も拘束された菅谷利和さんが釈放された。冤罪で無実の人に重大な罪が着せられたことが明らかになった。巨大な冤罪の闇の中の氷山の一角に光が当たった。冤罪を生み出す構造が解明され、是正措置が直ちに取られなければならない。
「かんぽの宿」疑惑では、郵政民営化を推進してきた小泉一家の横暴が際立った。中川秀直氏などは、日本郵政西川社長更迭を決断した鳩山総務相に対して、内閣を去ることを求める発言を示すなど、「法治国家」の乱れが顕著になった。
2005年9月の郵政民営化選挙で示された民意は、同年10月に成立した「郵政民営化関連法」に体現されている。民意を尊重するということは、ここで定められた法律をしっかりと踏まえることである。
日本郵政株式会社法は、総務大臣の強い権限を定めており、日本郵政の取締役人事を総務大臣の認可事項としている。
日本郵政株式会社の全株式は日本政府が保有している。したがって、日本郵政取締役は株主である日本政府の意向を踏まえて意志決定することが求められる。これが「ガバナンス(統治)」の基本である。
ところが、日本郵政の取締役会は日本政府の意向を反映した意思決定を行なわなかった。このときに総務大臣が認可権を行使して、人事案を認めないのは当然だ。
ところが、麻生首相および、小泉一家に属する人々は、日本政府の意向を反映しない日本郵政の取締役会決定を総務大臣が認可しないことを、「民間会社への総務大臣の不当な介入」だとして否定したのだ。このような理屈で首相が総務大臣を罷免するのでは世も末だ。
本ブログでは、本年1月以来、「かんぽの宿」問題を追及し続けてきたが、ようやく世論が正しく問題を認識する状況に到達したことに安堵している。
しかし、麻生首相が間違った判断を示したために、日本郵政経営陣の刷新は政権交代実現後に先送りされることになった。
こうした大きな変化が生じるなかで、関連する記事への多くの閲覧を賜った。深くお礼申し上げる。
アクセス推移(2009年5月20日~6月18日)
アクセス数合計: 1,278,009 (日平均: 42,600)
訪問者数合計: 563,151 (日平均: 18,772)
ページ別アクセス数(トップページを除く)
2 西川善文日本郵政社長続投論を覆う黒い霧 11,554
3 足利事件冤罪本質はDNA精度でなく警察の体質 6,973
4 テレ朝報道ステーションの救いようのない欺瞞 6,845
5 「かんぽの宿疑惑」報道を封殺する巨大な闇の力 5,692
6 盟友鳩山邦夫総務相実質更迭がもたらす報い 5,260
7 失政主犯竹中平蔵氏延命に懸命の田原総一朗氏 4,864
8 西川続投で日本郵政は売国勢力の食い物に? 4,762
9 足利事件菅谷さん釈放麻生首相の不熱意発言 4,527
10 「人気ブログランキング」でのポイント急減について 4,503
11 日テレNEWSZERO西川社長関連偏向報道 4,396
12 かんぽの宿が戦後最大疑獄事件に発展の可能性 4,221
13 世論調査で西川社長続投に圧倒的多数が反対 4,192
14 テレ朝偏向TVタックル「かんぽの宿」疑惑隠蔽 3,970
15 TVタックル小沢氏攻撃屋山太郎氏転向ですか 3,896
16 麻生首相が仕切れる総選挙は8月2日しかない 3,818
17 西川社長続投誘導は麻生首相おろしの策略か 3,728
18 麻生首相の矜持が問われる西川社長更迭問題 3,724
19 党首討論鳩山代表西松発言核心をカットしたNHK 3,694
20 竹中平蔵氏が国会出頭から逃げ回っていた理由 3,692
21 千葉市長選民主大勝と日本郵政の巨大犯罪疑惑 3,691
22 日本郵政は誰のものか中川(秀)氏石原氏の誤り 3,433
23 鳩山邦夫総務相の政治生命を決す日本郵政人事 3,358
24 総選挙接近で御用メディア偏向報道が全開 3,320
25 鳩山総務相更迭問題を逃げたテレ朝サンプロ 3,224
26 「人気ブログランキング」ポイント急減問題(その2) 3,097
27 国会に出頭すべき竹中平蔵氏と郵政民営化の嘘 2,937
28 お手盛り・バラマキ補正予算成立と総選挙日程 2,924
29 「人気ブログランキング」ポイント急減問題(その3) 2,892
30 元外交官天木直人氏との対談収録動画配信開始 2,850
31 インフルエンザと急減する鳩山新生民主党報道 2,776
32 鳩山邦夫総務相の真価が問われる日本郵政人事 2,742
32 政権交代への胎動が響くさいたま市長選 2,742
34 高橋洋一氏事件・検察警察の裁量とマスコミ報道 2,668
35 ビジョン明示の鳩山発言が共感を呼ぶ党首討論 2,636
逆アクセスランキングでは、以下の結果が得られた。
1.Benjamin Fulford 24,019
2.カナダde日本語 6,220
3.神州の泉 2,513
4.News for the People in Japan 2,567
5.ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 2,387
6.らくちんランプ 2,365
7.植草事件の真相 2,335
8.誠天調書 1,296
9.ミクロネシアの小さな島・ヤップより 1,054
10.文藝評論家山崎行太郎のブログ 1,021
11.晴天とら日和 911
12.rの憂国アンテナ 562
13.喜八ログ 542
14.反戦な家づくり 541
15.ギャラリー酔いどれ 392
多くの優良ブロガー様のお力添えで、本ブログに多くの皆様が訪問下さったことに心から感謝申し上げる。また、Bejamin Fulford氏、「カナダde日本語」の美爾依さま、「神州の泉」の高橋博彦様、「NPJ」様をはじめ、多くの皆様に本ブログ記事を紹介賜り、深く感謝申し上げる。
麻生首相が自分の手で解散・総選挙を実施するなら、6月末から7月初にかけて衆議院を解散し、8月2日総選挙を選択するしか道はないと思われる。
麻生首相がこの道を選択しない場合、自民党は総裁選を前倒しし、新しい総裁の下で10月4日の総選挙を選択することになるだろう。
いずれにしても、総選挙まで秒読みの段階である。検察権力とメディアを利用した民主党攻撃が激化すると予想されるが、あらかじめ攻撃を想定して、動揺しないことが肝要である。
偽装CHANGE新党が立ち上げられ、民主党への投票をかすめ取ろうとする動きが拡大すると予想されるが、「偽装CHANGE新党」が自民党別働隊であるとの基本を確実に押さえることが大切である。有権者には「まがいもの商法」への注意を喚起する必要がある。
また、民主党は社民党、国民新党と強固な信頼関係を構築しなければならない。政権交代は生半可な気持ちでは成就できない。相互理解を進めて、盤石の協力体制を構築することを最重視するべきである。
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知られざる真実―勾留地にて― 著者:植草 一秀 |