カテゴリー「「ぐっちーさん」こと山口正洋氏」の7件の記事

2008年6月27日 (金)

山口正洋氏によるねつ造記事掲載問題

  

山口正洋氏が事実無根の内容をブログに記述したねつ造記事掲載問題について、高橋清隆氏ライブドアPJニュース記事を掲載してくださった。

  

私は毎日産経朝日の全国紙各社が、山口氏を有力ブロガーとして記事に紹介、あるいは雑誌の連載記事を担当させている一方で、福島中央テレビ関係者による山口氏のブログ記事盗用問題を大きく報道したことを踏まえ、ねつ造記事掲載問題について責任ある対応を示す必要があると主張してきた。

  

しかし、これまでのところ、山口氏もメディア各社も適正な対応を示していない。高橋氏は客観的な視点から問題を正確に伝えているので、同氏によるシリーズ記事をご高覧いただきたい。また、高橋氏は地球環境問題についても5月に記事を掲載されている。

毎日新聞社は、山口氏をアルファブロガーとして記事で紹介した磯野彰彦氏が所属するデジタルメディア局が監督する英文サイト「毎日デイリーニューズ」上の英文記事コーナーを「内容が不適切だった」として閉鎖し、関係者を処分したことを6月24日に明らかした。この不祥事発生のなかで磯野氏は6月25日にデジタルメディア局長に昇格した。この点については「カナダde日本語」の美爾依さんが詳細に伝えてくださっている。

  

私は本ブログで磯野氏に対して質問を提示し、磯野氏も質問を閲覧したことを毎日新聞社サイトで明らかにされたが、現在までのところ、十分な対応を示されていない。

 

朝日新聞社は高橋氏の取材に対し、山口氏の連載記事掲載について、読者から問い合わせは来ていないと回答したとのことだが、これは虚偽と考えられる。私が確認している範囲でも、高橋氏が取材した時点で、朝日新聞に申し入れはすでに行われている。

メディア・コントロールの重要な問題として、この問題について、今後も適正な対応を求めてゆきたい。

  

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2008年6月17日 (火)

メディア・コントロールの闇

「神州の泉」様、「晴天とら日和」様、「カナダde日本語」様、貴重なメッセージを誠にありがとうございました。山口正洋氏のねつ造記事掲載問題に関するマスメディアの対応は、客観的に捉えても適正なものとは思えません。

 

山口氏をアルファブロガーと認知し、その存在や活動を肯定的に評価して紙面に紹介するとともに、福島中央テレビのアナウンサーによって山口氏のブログ記事が盗用されたことを大きく報道した報道機関が、山口氏が極めて悪質なねつ造記事をブログに掲載した濃厚な疑いが表面化したことに対して、適正に報道する責務を負っているというのが私の主張の骨子です。

  

賛同記事を掲載くださり、心から感謝申し上げます。マスメディアは情報を一般社会に公表するか否かの選択権を有します。読者が知るべき情報を不当に隠ぺいすることは、読者の知る権利を侵すものです。同時に、虚偽の情報を流布して人権を侵害することのないよう、報道に際して十分な裏付けを取ることも求められます。

  

私が6月8日付記事に河野義行氏の著書を紹介したのは、マスメディアの体質、報道被害の特質において、私が蒙った報道被害と共通する部分が存在すると感じたからでした。私が巻き込まれている問題を考察する場合、私が小泉政権を一貫して批判し、2003年のりそな銀行救済を含む一連の経済政策を糾弾してきたことを踏まえれば、一般的な報道被害とは異なる特異な背景を検討しなければ、問題の全容を解明することはできないと考えています。河野氏の著書を紹介させていただいたのは、報道被害のひとつの側面を理解していただくことが目的でした。

  

4月16日に東京高裁が不当判決を示した際に、私は刑事弁護団による記者会見で次のようなコメントを発表しました。以下に引用します

  

「控訴審での本日の判決は不当であり、強い憤りを感じます。公判においては私の無実を証明する目撃者が決定的な証言をしてくれました。これに対して検察側目撃者の証言には重大な誤りが含まれていることが明らかになり、根本的な疑いが多数あることから、その証言はまったく信用することができません。繊維鑑定の結果も私の無実を証明するものになっております。弁護団は控訴審において私の無実を立証したうえで十分な審理を求めましたが、東京高等裁判所はすべての証拠調べ請求を却下し、本日の判決を下しました。

私は事件発生当初から、私の知るすべてのことを供述し、無実の真実を主張し続けてきました。無辜(むこ)の人間に罪を着せることは許されることではありません。私は直ちに上告し、無実の真相を明らかにするために、闘い抜いて参る覚悟です。

メディア報道においては、第一審での弁護側目撃者の私の無実を証明する決定的な証言、弁護団の完璧な無実の立証、控訴審での弁護団のさらに詳細な無実の立証がまったく報道されておりません。私の裁判、報道に対して、大きな力が加えられていると考えざるをえません。

「無罪推定」を大原則とする刑事裁判が現実には「有罪推定」の原則に立ってしまっている現状、警察捜査の不正、取り調べの可視化など、日本の警察、司法制度の問題点が論議の対象になっているなかで、私の裁判について客観的で公正な視点から、事実を正確に報道していただきたいと強く要望いたします。

私が罪を犯しているなら、正直に事実を認めて罪を償っております。無実の主張を貫くことが困難な状況のなかで、無実の主張を一貫して貫いているのは、人間としての尊厳を重視し、いかなる困難を伴うにせよ、無実の罪を認めることはできないと考えるからです。私はどのような迫害を受けようとも、無実の真相を明らかにするために闘い抜いて参ります。」

  

  

山口正洋氏が2006年9月13日夜に発生した事件翌日の9月14日にねつ造記事をブログに書き込み、翌15日朝には蒲田警察署で接見してきたとの事実無根の情報をブログに掲載した問題は、問題の悪質さもさることながら、そのタイミングや方法の特異性を考慮するときに、何らかの背景の有無を思料せざるを得ないと強く感じています。

  

山口氏が掲載した9月14日記事は、2004年事件で証人として法廷に立ったとの事実無根の情報を掲載し、ブログ読者に山口氏が私と極めて近しい関係にあるとの印象を植え付けています。また、各種週刊誌は、週刊誌編集人あるいは執筆記者が法廷で証言したことが真実だとすると、警察から得た情報をもとに事実無根の虚偽の情報を氾濫させ、テレビ番組はその内容の真偽を確かめることなく虚偽の情報を放送し、番組内では権力に近いコメンテーターが著しい人権侵害の内容を含むコメントを私に対して浴びせかけました。

  

ねつ造記事を掲載した山口氏を産経新聞は「新聞報道に携わる記者が啓蒙を受ける人気ブロガー」と絶賛し、毎日新聞は「動機はある種の正義感」との見出しで山口氏を「アルファブロガー」として大きく報道しました。朝日新聞は現在も週刊誌「AERA」に山口氏による連載記事を掲載しています。これらのマスメディアがそろって山口氏のねつ造記事掲載問題について適正な報道を展開しないことも極めて不自然です。

  

自由民主党の広報戦略、IT戦略を担当する世耕弘成議員などが中心となり、インターネット対策として、有名なブログやメールマガジンの作成者を集めた懇親会などが開かれてきたとも伝えられています。山口氏が有力政治ブログの執筆者としてマスメディアに紹介されてきた背景についても、十分な調査が求められると思います。

  

私が巻き込まれた事件を含めて、すべての問題の背景に「大きな力」が働いているように感じられます。ただ、具体的な事実関係を完全に確認できていませんので、私はこれまで、あらゆる可能性を排除しない一方で、憶測に基づく仮説を提示することを避けてきました。

  

公正な裁判は「推定無罪」の原則に立つべきで、私の刑事裁判における弁護側主張は、もちろん無実の真実に基づいて主張を展開したものではありますが、無罪判決を求める論理のなかで「無罪推定」の原則を援用してきてもいます。

  

すべての真相を白日の下に明らかにし、全容を解明することが容易でないことは、問題が政治権力と不可分に結びついていることからも明白です。しかし、私は必ず真相を明らかにしなければならないと考えています。真実は最後には必ず勝利しなければならないと考えるからです。

  

そのための第一歩として、草の根からの情報発信を開始しています。ありがたいことに、少なからぬ人々が、善意から真実を見極めようとの真摯な姿勢を示してくださり、温かい言葉をかけてくださっています。私は自分の考えを『知られざる真実-勾留地にて-』に集約して記述しましたが、その延長上での地道な、しかし不撓不屈の精神に基づく権力との闘いを今後も続けてまいる所存です。なにとぞ、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りたく思っております。

  

  

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2008年6月15日 (日)

毎日新聞社磯野彰彦氏への質問

「神州の泉」様「カナダde日本語」様「晴天とら日和」様「雑談日記(徒然なるままに、。)様「植草一秀氏を応援するブログ」様「一秀くんの同級生のブログ」様「ミクロネシアの小さな島・ヤップより」様、貴重なご高見を拝読させていただきました。このほか多くの心ある皆様が意義深い記述を示してくださっております。心よりお礼申し上げます。

ヤフーポータルサイトでの検索では、2日ほど前から私に関連するブログ記事検索がやや困難になっております。理由は不明ですが、皆様の貴重なご高見を把握できていないことがあり、適切に対応申し上げられないことがありますことをお詫び申し上げます。

ヤフーニュースは、山口正洋氏のブログ記事が福島中央テレビのアナウンサーに盗用された問題を「国内ニュース」で大きく取り上げましたが、山口氏による私に関するねつ造記事掲載問題については、記事が「テクノロジーニュース」に分類されて掲載されています。記事盗用のニュース閲覧者が記事ねつ造のニュースには簡単にたどり着けないのではないかとも思われます。

このトピックを通してメディア・コントロールの問題について、思いをめぐらしてくださることを希望します。

  

私は、私が巻き込まれた事件についても、ブログで記述しているさまざまなことがらに関しても、すべて、真実をありのままに述べてきている。私が巻き込まれた事件に関する事実関係の概略については、拙著『知られざる真実-勾留地にて-』に記述した。また、裁判の法廷でも真実のみを述べてきた。

 

ブログへの虚偽情報記載はネット上の重大な問題である。私は5月25日付記事に山口正洋氏によるブログへのねつ造記事掲載について記述した。理由は、山口氏によるねつ造記事掲載が、私が巻き込まれている冤罪事件に対して看過することのできない重大な影響を与えたからだ。この点についての私からの見解表明が不可欠と考えて記事として掲載した。

この経緯については5月27日付記事に記述した。山口正洋氏が昨年5月に私の側から送付した内容証明郵便ならびに弁護士からの電話による通告に対応して誠意ある対応を示したなら、それ以上の措置を講じる考えはなかった。しかし、山口氏は1年以上経過した現在も、誠意ある対応を示していない。

  

電話を入れた弁護士は、2004年事件に関して山口氏が弁護士と連絡を取ったことが一度もないのに、山口氏が2006年12月6日に「植草一秀氏を応援するブログ」主宰者に「(前略)当時も今も連続性のある事件とされていますので、○先生もなにかを迂闊におっしゃるわけにはいかない、と私にはおっしゃってました。(後略)」との事実無根の内容を含むメールを送付した事実を知り、山口氏に内容証明郵便を送付するとともに、直接電話を入れた。

  

山口氏は電話で弁護士に対して謝罪し、私に関する虚偽の記載をしているブログ記事を消去することに同意したと私は弁護士から聞いている。私もその後、民事弁護団を代理人として山口氏に内容証明郵便を送付し、誠意ある対応を求めた。

当方が求めた対応は、

①私に関する虚偽情報を記述した記事を削除すること、

②今後は同様の虚偽情報を記述した記事を掲載しないこと、

③週刊誌等に山口氏が虚偽の情報を提供したと強く疑われるものがあり、その問題についての事実関係を当方に回答すること、

④今後は週刊誌等の取材に対して虚偽の情報を提供しないこと、

だった。

しかし、1年経過後の現在まで、山口氏から誠意ある対応は示されていない。弁護士を通じての謝罪もない。

  

私が山口氏によるねつ造記事掲載問題を記述したタイミングに、福島中央テレビアナウンサーによる記事盗用問題が表面化した。メディア報道は山口氏サイドからの指摘で問題が発覚したと伝えている。山口氏は同氏のブログに、「おい、人間としてのプライドはないのか?」の記事を掲載した。

  

山口氏について毎日新聞は、ブログ:アルファブロガーに聞く ~ 第7回 ぐっちーさん」のタイトルでインタビュー記事を掲載した。インタビュアーを務めたのが磯野彰彦デジタルメディア局次長である。

記事冒頭には「動機は「ある種の正義感」」の見出しが付されており、「実はブログの中では、良質な情報提供者って限られているわけです。書いている人が何百万といる中で、本当にちゃんと書いている人というのは限られているので、やっぱり実際に会って話をして、「この人は信用できる」っていう人のブログしか読んでないですね。」との山口氏の言葉を紹介している。磯野氏は山口氏に対して、「この人は信用できる」って判断されたのに違いない。

  

産経新聞は、政界混迷で注目を浴びる「ネット政談」人気ブロガー「やってらんないわ」断筆宣言」に、「政治報道に携わる者が啓蒙(けいもう)を受ける」、「ネット上での政治談議のなかの人気サイト、人気ブロガー」の一人として山口氏を紹介した。

  

また朝日新聞社は、週刊誌「AERA」に山口氏が執筆する「ぐっちーさん ここだけの話」と題する連載記事を掲載している。

   

報道各社は、福島中央放送のアナウンサーによるHPへのブログ記事盗用問題を大きく報道した。記事を盗用した福島中央テレビは、番組で謝罪するとともに、記事を盗用したアナウンサーをニュース番組のメーンキャスターから降板させ、休職2ヵ月の懲戒処分にしたことを発表した。メディアは福島中央テレビの関係者処分についても大きく報道した。

  

しかし、記事盗用を訴えたブロガーが、実は極めて悪質なねつ造記事をブログに掲載していたのだ。2006年9月14日、15日に山口氏が掲載したねつ造記事は私が巻き込まれた冤罪事件に関する一般市民のイメージ形成に重大な影響を与えたと考えられる。当時のネット上での状況をウオッチしていた方の証言では、山口氏によるねつ造記事公表を契機に、私が有罪であるとの心証を示すコメントが瞬く間にネット上を、カリフォルニアの山火事のような勢いで広がったそうだ。

  

マスメディアが山口氏のねつ造記事掲載問題を報道しないことはあまりにも不自然だ。とりわけ、毎日新聞産経新聞朝日新聞の各社は事実関係を調査したうえで、報道する責任を負っていると考える。

  

山口氏が掲載したねつ造記事のポイントは、

 

①私が巻き込まれた2004年事件の公判において、山口氏が弁護側証人として証言した事実が存在するか、

  

②事件発生翌日の2006年9月14日に、山口氏が蒲田警察署で私に接見した事実が存在するか、

  

の二点である。「このような事実は存在しない」のが「真実」である。

  

証人として証言台に立ったのかどうかについては、2004年事件の公判記録調書に記録が残されているので、確認可能である。弁護側証人は山口氏でない別の男性1名のみであり、山口氏が証人として出廷した事実は存在しない。2004年事件の弁護人によると、事件発生以来、私の事件に関して山口氏と弁護人が接触したことは一度もないとのことだ。

   

また、2006年9月14日の接見の有無に関連して、『条解 刑事訴訟法〔第3版増補版〕』(2006年、弘文堂)は、刑事訴訟法第80条〔弁護人以外の者との接見交通〕について、「逮捕状により留置中の被疑者については、説が分かれるが、本条を準用する規定がない以上、39条1項に規定する者以外の者と接見しまたは書類もしくは物の授受をする権利を有しないと解する」と記述している。

  

山口氏は事件発生翌日の2006年9月14日午後4時25分34秒に「これから本人に会いに行ってきます」との記述を含む記事を掲載しているが、仮に接見が可能だったとしても接見時間は午後5時までで、午後4時をすぎると警察署が接見を認めないことが多いとのことである。山口氏がどこで記事を掲載したのか不明だが、時間的な視点から見ても接見は不可能だったと考えられる。

  

  

磯野彰彦氏は毎日新聞サイトにブログを保持されるだけでなく、HPを見ると毎日新聞を代表してブログを記述されているようである。磯野氏はこの問題についていくつかのコメントを記述されている。朝日新聞がわずかに触れたことを除いて完全不動を決め込んでいる他社との差はあるが、真相解明に向けての姿勢は不十分である。

  

「新聞倫理綱領」に以下の記載がある。

「新聞の責務は、正確で公正な記事と責任ある論評によってこうした要望にこたえ、公共的、文化的使命を果たすことである。」

「人権の尊重 新聞は人間の尊厳に最高の敬意を払い、個人の名誉を重んじプライバシーに配慮する。報道を誤ったときはすみやかに訂正し、正当な理由もなく相手の名誉を傷つけたと判断したときは、反論の機会を提供するなど、適切な措置を講じる。」

  

   

山口正洋氏が私に関する事実無根のねつ造記事を掲載したのであれば、極めて重大な人権上の問題であることは間違いない。犯罪に置き換えるのは不適切かも知れないが、人物Aがある犯罪を訴え、その犯罪の事実関係を確認して報道したところ、実はその人物Aが別の犯罪の犯人であると訴えられたとしよう。報道機関はその疑惑について、調査をして報道する責任を負うのではないかと考える。

  

磯野氏は6月25日付で毎日新聞社デジタルメディア局長に昇格することをブログに記述された。磯野氏が「毎日jp.の責任者に就任されるのであれば、なおさらこのような重要事項に対して迅速かつ適正に行動する責任を負うのではないかと考える。

  

私の側も山口正洋氏によるねつ造記事掲載問題についての適正な対応を検討しているが、毎日産経朝日各社に対しては、改めて日本を代表する報道機関としての適正な対応を強く要請する。

  

  

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2008年6月 2日 (月)

「中年金融マンぐっちーさん」こと山口正洋氏によるブログ記事ねつ造問題について

 私が巻き込まれた冤罪事件に関するねつ造記事をブログに掲載した山口正洋氏は同氏のブログを再開したものの、この問題に関する説明を一切行っていない。同氏は同氏のブログ記事が福島中央放送のアナウンサーに盗用された問題を激しく非難し、適正な対応を求めたのであり、「人間としてのプライド」をもって自分の行った問題に対応する必要がある。

 

山口氏をアルファブロガーとして紹介した毎日新聞記事でインタビュアーを務めた毎日新聞デジタルメディア局次長の磯野彰彦氏は、同氏のブログに6月25日付でデジタルメディア局長に昇格することを記述している。代表的なマスメディアの一角を占める新聞社の要職にあることを考えれば、私の提起した問題を無視することはできないはずだ。また、アルファブロガーそのものの問題点を指摘する声もある。

磯野氏は私が公表した山口氏のブログ記事ねつ造問題について記述した池田信夫氏のブログでの5月25日付記事「崩壊する「日本ブランド」」に、コメントの書き込みをしていると見られる。磯野氏自身による書き込みかどうかを確認することができないが、書き込みには同氏の姓名が記載されている。

 

6月1日付の同氏の姓名記載のコメントには以下の文章が記されている。

 

「毎日新聞の磯野彰彦です。

今年1月に「ぐっちー」さんにインタビューをして、毎日新聞の総合情報サイト「毎日jp」に記事を掲載しました。

彼の本名、肩書きも知ってはいますが、ブロガーとして話を聞きましたので、実名は掲載していません。それが匿名にした理由です。

「毎日jp」はブログとブロガーの力は大きいと考えていますので、何人かに話を聞いて、始めた理由やどのような思いで続けているか、などを記事にしています。

最初のシリーズは「アルファブロガー・アワード」に選ばれた人の中から10人を選び、取材しました。私と同僚が皆さんのブログにざっと目を通し、面白そうだったブログの書き手にお願いをしました。

植草さんとのやりとりは、今回のことがあるまで知りませんでした。私のインタビュー記事に虚偽の内容があったとは考えていませんが、彼の過去のブログの内容に「捏造」があったとすれば、問題があると私は考えます。現在、本人に問い合わせをしています。」

 

このコメントに対してブログ主宰者の池田信夫氏は以下のコメントを掲載している。

 

「当事者からのコメント、ありがとうございます。植草氏の件をご存じなかったとしても、過去の記事をみれば、ポリーニに演奏をほめられたとか、マンデルと小泉首相の通訳をしたとか、虚言癖があることはすぐわかりますよね。この程度の裏を取ることは、ジャーナリストの基本だと思うのですが。

しかし当のぐっちー氏は、植草氏の件については何も釈明しないまま、ブログを再開しています。AERAも、今週も彼のコラムを連載している。それに比べれば、ちゃんと説明する磯野さんが一番まともですね。」

 

池田氏のブログ上の磯野彰彦名によるコメントが磯野氏自身によるものであるなら、毎日新聞社は事実関係を確認したうえで、適正な対応を示すことになると思われる。デジタルメディア界での重要問題に対して責任ある言説を示す責任を負う、マスメディアの一角に位置する同社の今後の対応を見守りたい。

 

朝日新聞社が発行する週刊誌AERA最新号(200869日号)には、山口氏が執筆する連載記事「ぐっちーさん ここだけの話」が掲載されている。朝日新聞の今後の対応を注視しなければならない。

産経新聞の5月5日付記事政界混迷で注目浴びる「ネット政談」 人気ブロガー「やってられないわ」断筆宣言」が取り上げた、最近の政治情勢を批判する3名のブロガーは「ぐっちー」こと山口正洋氏、「雪斎」こと櫻田淳氏、「かんべえ」こと吉崎達彦氏であり、同記事の著しい政治的偏りを示している。

吉崎氏はテレビ朝日番組「サンデープロジェクト」のコメンテーターを務めているが、「サンデープロジェクト」の偏向と深層については機会を改めて論じたいと思う。小泉政権はデジタルメディア上での情報操作に初めて本格的に取り組んだ政権と言われるが、産経記事はその片鱗を浮かび上がらせている。

産経新聞も上記記事を掲載している以上、この問題に対する事実関係の調査と結果の公表について責任を負っている。

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2008年5月28日 (水)

中年金融マンぐっちーさんコラム盗用問題報道について(続報)

 5月27日付記事「中年金融マンぐっちーさんコラム盗用問題報道について」の続報ですが、Y・M氏は現在国内A証券に勤務する山口正洋氏であることがネット上の情報ですでに明らかになっていますので、実名を表記することにします。山口氏はテレビ東京番組にも出演されており、このことは同氏のブログにも記事掲載されています。 

現在までのところ、この問題についての山口氏からのコメントはブログに掲載されておりません。また、この問題を報道し、また山口氏をこれまで記事などで紹介してきた毎日産経朝日3社も、この問題に関する追加報道をしておりません。ニュース報道ではJ-CASTニュース記事を掲載しておりますが、これまでのところ他社は追随していません。

 毎日産経朝日の3社は事実関係を確認しているのだと推察していますが、今後の報道を注視したいと思います。

この問題について私の考えを理解して下さる方には、上記3社に対する働きかけを謹んでお願いいたしたく思います。

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2008年5月27日 (火)

中年金融マンぐっちーさんコラム盗用問題報道について

 5月25日付記事「「債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」についてに関連するが、日本テレビ系ローカル局の福島中央テレビの大野修アナによる同局の公式ホームページ連載コラムへの、Y・M氏の上記ブログなどからのコラム記事盗用が報道されている。

 

 毎日新聞記事によると、「盗用は、週刊誌などに連載もある証券マンブロガー、ぐっちーさん(47)のブログからで」、「ぐっちーさんのブログの閲覧者が同局に抗議して発覚」したとのことだ。毎日新聞の同記事は「これに対し、ぐっちーさんは「ほとんどをコピーしたもので罪は深い。著作権の問題もあり、訴訟を提起する」と話している」とY・M氏のコメントを掲載している。

また、Y・M氏自身はブログに「おい、人間としてのプライドはないのか?」と題する記事を掲載している。

先日の記事にも記述したが、Y・M氏は私が巻き込まれた冤罪事件に関連して、極めて悪質な事実無根のねつ造記事「植草一秀君ー2」「行ってきました」などをブログに掲載している。

弁護団と協議して内容証明郵便を差し出したのが昨年5月7日で、5月13日の日付でY・M氏の署名のある郵便物配達証明書も受け取っている。内容証明郵便には「誠意ある御回答をいただけない場合は、法的手段に及ぶ場合もありえますのでこの点申し添えておきます」と記述している。

私は個人ブログをつい最近開設したばかりである。私の事業会社のHPのドメイン移転に伴い、暫定的にコラム記事を更新する必要が生じたことを契機にブログを開設し、これまで発信することのできなかった各種の情報をこの機会に、ブログを媒体にして記述しようと考えた。Y・M氏のねつ造記事掲載は、私が巻き込まれている冤罪事件に対して看過することのできない重大な影響を与えたものであり、この点についての私からの見解表明は不可欠と考えてきた。

内容証明郵便ならびに弁護人からの電話による通知を受けて、誠意ある対応が示されれば、私としてはそれ以上の措置を講じる考えはなかった。ブログ上での見解公表も行わなかったと思う。弁護人とY・M氏との電話でY・M氏は、ねつ造記事を消去することに同意し、謝罪していたとのことであるが、その後1年以上経過しても、誠意ある対応が取られていない。

ブログを開設して、Y・M氏のねつ造記事に関する情報を公表したタイミングで、偶然にY・M氏のブログからのコラム盗用問題が報道され、私の方が面食らったのが実情である。このブログでの記事公表後、Y・M氏からの情報発信が途絶えていたが、今日になってブログ盗用問題についてのコメントがブログに掲載された。

コメントのなかでY・M氏は「思ったよりはるかにスムースに対応されたのではないか、と思います。企業の危機管理体制としては合格点を出せるのではないでしょうか」と記述している。問題発生に対して速やかな対応を求めるのであれば、私が提起している問題に対しても、「人間としてのプライド」をもって、速やかに対応を取って欲しいと思う。

Y・M氏のブログからのコラム盗用問題をニュースとして大きく報道し、Y・M氏のコメントまで掲載した報道各機関は、Y・M氏のねつ造記事掲載問題について、事実に即して正確に報道する責任を負っていると考える。

毎日新聞は「動機は「ある種の正義感」」との小見出しを付けて、Y・M氏をアルファブロガーとして賞賛するブログ:アルファブロガーに聞く ~ 第7回 ぐっちーさん」と題するインタビュー記事を掲載している。

本ブログ5月25日付記事に記述したが、産経新聞は5月5日の産経ニュース「政界混迷で注目を浴びる「ネット政談」人気ブロガー「やってらんないわ」断筆宣言」に、政治を論じる「人気ブロガー」の一人としてY・M氏を紹介し、コメントを掲載している。

 また、朝日新聞社の週刊誌「アエラ」はY・M氏の匿名による記事を連載している。Y・M氏は「アエラ」での連載記事執筆について、ブログに「アエラ」「祝 アエラ20周年」などのコラム記事を掲載している。 

 ブログからのコラム記事盗用は問題だと思うが、私の事件に関するねつ造記事掲載の方がより悪質だと私は考える。2004年事件の東京地方裁判所公判の全内容、全スケジュールははっきりしており、公開することもできる。2006年9月14日にY・M氏が蒲田警察署で私と接見した事実が存在しないことも確認可能と思われる。

 Y・M氏についてのこれまでの報道を踏まえると、マスメディアの代表とも言える全国紙の毎日、産経、朝日の各新聞社は、この問題について頬かむりをすることは許されないはずである。朝日以外の新聞報道ではブログ記事を盗用された当事者としてY・M氏のコメントまで掲載した。

 Y・M氏本人の対応も注目されるが、日本のマスメディアの中核に位置する毎日産経朝日3社のこの問題に対する今後の報道を私は注視している。これらの報道機関がこの問題に適切な行動を取らない場合には、その責任を問う行動を取る必要があると考える。共感して下さる心ある人々には、上記3社に対する積極的な働きかけを是非お願い申し上げたいと思う。

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2008年5月25日 (日)

「債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」について

 名誉毀損行為はマスメディアだけの問題ではない。インターネット上のブログ等を通じても生じ得る問題である。

 私が現在公判係争中の事件に巻き込まれ、警察署に勾留されていた時、

「債権・株・為替・中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら」なるブログ

が、事実無根の悪質な記事を掲載していた。

 私が事件に巻き込まれたのは2006年9月13日の夜だった。9月14日午後4時25分の記事「植草一秀君-2」にこのような記述がある。

「どうしたもんでしょう??やはり病気だったんでしょうか。こちらで植草擁護論をぶちあげ、東京地方裁判所にて証人に立ったぐっちーとしてはもうマカロニ状態ですな。(みんなにやめとけ、とかいわれたけど・・・) 

これから本人に会いに行ってきます。

また、こちらでご報告いたしますが、3回目はさすがにまずいだろうね。私は偽証罪を問われたりするかもしれんの(笑)。」(一部抜粋)

そして、9月15日の午前9時14分の記事に「いかにもな話」と題してこう書いている。

「植草君に会ってきました。

今はあまり詳しくいえないんですが、やはり彼は相当世の中を甘く見ているかもしれない。

何がいいたいかをいうとそういう一連の非合理性の証明が前回の裁判でかなり有効だった・・・・という事実に味を占めてしまった、という感じがしないでもない。つまり片手にかばん、片手にかさ、触れる訳無いじゃん、と供述したというのですよ。これは結構痛い。前回と違い証人が3人(被害者を含めて)。それも全て民間人で・・・ってなことになると嵌められた説はなかなかとれませんよね。で、警察も相当不信感を持って、問い詰めた所「酔って覚えてない」、となったという訳ですから、おい、確信犯かよ、という受け止め方になっていて簡単には離してくれそうにない・・・・というのが現状です。 

彼の復帰にほんとに粉骨砕身した人々がたくさんいるんですよ。それをどう受け止めるか、今後の人生に全てをかけて欲しいですね。私はもう長いつきあいなので、まあ、仕方ないですけどね(笑)。最後までお付き合いしましょう、ってな感じでどっぷり疲れて帰って来た、という話。人を信じるってのもパワーがいるんですよ、時に。私の修行だと思ってがんばりますわ・・・」(一部抜粋)

この2つの記事以前、2005年3月23日にも記事「植草一秀君」を掲載している。

「私は彼とは数年間酒を飲んだり、カラオケにいったり、キャバクラにもいったし、ずいぶん仲良くしていました。結構楽しい時間を過ごしたもんです。」(一部抜粋)

このブログの筆者は、現在の所属は知らないが、かつてはABNアムロ証券に勤務していたY・M氏だ。今回の記事ではとりあえず実名を伏せておく。拙著『知られざる真実-勾留地にて-』にも記述したが、恩師として、多方面にわたって指導賜っていた方が、飲食店を経営されていた時期があり、よくその店を訪ねていた。Y・M氏もその店に来ていた結果、何度か話をしたことがあった。恩師の誘いで1度か2度、お酒を飲みに行ったことがあったが、それだけの関係だった。

 

 Y・M氏は私が事件に巻き込まれた9月13日直後の2日間に、上記の捏造記事を掲載した。

2004年の事件に関して、Y・M氏が擁護論をぶちあげたことを私はまったく聞いていないし、東京地方裁判所にて証人に立ったという事実も存在しない。

 私が2004年の事件に巻き込まれて以降、このY・M氏と連絡を取ったことは皆無である。もともと親しい付き合いをしていないのだから当然ではあるが。

 したがって、2006年9月14日にも当然私はY・M氏と面会していない。その後も、一度も会うことは無論、直接連絡を取ったことも一度もない。

 いま、考えると、Y・M氏の活動も、事件発生直後の一連の印象操作の一環であったのかも知れない。長期勾留後に保釈されたのち、Y・M氏のブログが事件発生直後にネット上で大きな影響力を発揮したことを知った。Y・M氏のブログには多くの書き込みがいまも残されている。

 筆者は刑事、民事の弁護団と協議し、Y・M氏に対して、ブログにおける虚偽記載の消去と今後、虚偽情報を記載しない確約を求める内容証明郵便を送付した。刑事担当弁護人はY・M氏と面識のある方で、弁護人が電話をいれたところ、電話口ではY・M氏は明確に謝罪したとのことである。

 また、多数の週刊誌が私と面識のある人物の証言として、やはり事実無根のコメントを掲載したが、これらのコメントの多数がやはりY・M氏の虚偽の証言によるものと推察されている。

 当方は、Y・M氏に誠意ある対応を求めているが、謝罪もなく、ブログ掲載記事は現在も放置されたままである。

 このような行為が人権をいかに深く侵害するかを冷静に考えていただきたい。ネット上の情報には極めて有益なものが存在するが、匿名性の高いネット上の情報は取り扱いを一歩誤れば、重大な人権侵害をもたらすことを忘れてならない。

 Y・M氏も自身のブログ上で誇らしげに紹介しているが、

5月5日の産経ニュースに以下の記事が掲載された。

タイトルは『政界混迷で注目を浴びる「ネット政談」人気ブロガー「やってらんないわ」断筆宣言』というもので、驚くことにY・M氏も「人気ブロガー」の一人として紹介されているのである。

しかし、この記事が高く評価しているその内容は、例えば日銀人事について、

「その「是非」を考察してきた雪斎氏は、民主党の日銀総裁・副総裁人事をめぐる対応について「次から次から『別の理由』を持ち出しては、不同意にしている」と喝破し、第二次世界大戦中の日本軍がガダルカナル作戦やインパール作戦で「兵力の逐次投入」の愚行を犯したことになぞらえて「不同意理由の逐次投入」と指摘していた。

 ぐっちーさんも、「政治のためには中央銀行および世界経済が犠牲になってもしかたない、というのが民主党の考え方だということだけはよくわかった」と、代案を示さない民主党を厳しく批判している。

 かんべえさんは、ねじれ現象の下での国会の混乱について「『民主主義のコストだ』『二大政党制への生みの苦しみだ』などという人もいますけど、正直、あほらしくてついていけませんな」。突き放した言い方だが、国民の多数は同様の見方をしているのではないか。」

と紹介しているのだ。この産経ニュースは、

「ネット上で展開されるあまたの政治談議のなかでも、人気サイト、人気ブロガーたちの視点は、政治報道に携わる者にとって気になるものだ。啓蒙(けいもう)を受けることも少なくない。

 あえて「ライバル」たちの存在をお知らせした格好だが、彼らもまた熱心な新聞の読者であることをお忘れなく。」

という文章で締めくくっている。

日銀総裁人事について、筆者は下記のコラムを含めて、これまで多くのコメントを発してきた。

「日銀総裁人事についての補論」

「日銀総裁人事についての補論(2)」

「日銀総裁人事についての補論(3)」

「当面の内外政治経済金融情勢について」

     

 財務省の天下り利権の取り扱いは、日本の真の構造改革を考察するうえで、最重要のテーマである。拙著『知られざる真実-勾留地にて-』でも、この問題を重要視して言及した(P35-39)。

 筆者は、自分の考えを唯一絶対と考えていないから、多数の異なる見解、主張があることを当然と思う。しかし、上記したブログの記述内容を見る限り、単に現政権である自民・公明政権の主張を代弁しているようにしか見えない

 Y・M氏のブログの特性を考えたとき、同氏のブログが、事実無根の内容を捏造までして、私に対する負のイメージを強烈に作り出そうとしたことの政治的背景を考察せざるを得ない。

 私が現在、民事の名誉毀損損害賠償請求訴訟を提起している対象は、いずれも事実無根の捏造記事やそれらを事実と断定して放送したテレビ番組である。テレビ番組に出演する特定のタレントや言論人が一斉に事実無根の虚偽のコメントや事件に関連した虚偽の情報についての断定的な肯定表現を繰り返したこと、また、各種メディアが一斉に虚偽情報を氾濫させ、私に対する負のイメージを植え付ける、「イメージ操作」を大掛かりに展開したこと、そしてそれらの虚偽情報の発生源として、権力機構の姿が見え隠れすることを、重ね合わせて考える必要があると考えている。

 権力の不正を指摘することは危険を伴うのかも知れない。しかし、私はいかなる弾圧が加えられようとも、ペンを折ることをしない。「真実と愛は必ず勝利する」の言葉を深く胸に刻んでいる。

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