「長女の手紙」ねつ造の疑い
プロ野球・読売ジャイアンツの阿部慎之助監督が、5月25日、高校生の長女(18)への暴行容疑で警視庁に逮捕された事件。
警視庁渋谷署は6月9日、暴行容疑で阿部前監督を書類送検した。
渋谷署は起訴を求めない「寛大処分」の意見を付けたとみられると報じられている。
この事件について5月31日に記事を掲載した。
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読売が警察・検察と深く癒着する存在であることが焦点。
阿部氏を逮捕したのは渋谷署交番勤務の警察官。
いわゆる「ハコヅメ」と呼ばれる最末端の警察官。
日曜深夜の事件で署には宿直担当者しか残っていなかったと見られる。
現場に急行した警察官と署の宿直担当者の判断で逮捕したと考えられる。
近年、警察は「人身安全関連事案」への対応を厳正化している。
ストーカーや配偶者からの暴力(DV)などで生命や身体に危険が及ぶ事案が多数発生していることが背景。
生命を守る観点から被害者の安全確保を優先する対応を取ることが推奨されている。
この観点から現場の警察官が阿部氏を逮捕したのは順当なものであったと考えられる。
ところが、逮捕後に情勢が一変。
正力松太郎氏の系譜にある読売関連の著名人を逮捕したことが判明して、警察は態度を一変させた。
暴行容疑の現行犯逮捕した被疑者を被害者のいる自宅に帰宅させる対応は異例。
翌日、阿部氏は会見を開き、阿部氏の代理人弁護士が「長女による手紙」を代読した。
手紙には
「殴る蹴るといった事実はなかった」
「私の過度な状況説明で報道内容が事実と異なってしまった」
「どのようにすればいいか分からないといった形で児童相談所の職員に相談させていただいたにもかかわらず、どうしたらいいかといった私の意向が聞かれることなく警察に通報されるという形になってしまった」
「警察が来て一番驚いているのは自分自身である」
などと書かれていた。
また、手紙の冒頭には
「これは私の意思で書いております」
とあった。
この点について上掲記事で疑義を提示した。
「全体の文章は18歳の女性が混乱から時間が経過していないタイミングの短時間に記述したものとは思えぬほどのもの。
「これは私の意思で書いております」
の記述が、逆に、誰かのサポートによって書いている、あるいは、書かされていることを想起させる。
この事件の図式では、阿部慎之助氏が加害者、長女が被害者。
その被害者による加害者に対して有利になる「供述」を、加害者側が示す場合には、その「供述」がたしかに被害者によってなされたものであることを示す客観的な根拠を示すことが必要である。」
と記述した。
この点に関して週刊文春が極めて重大な内容を伝えた。
文春は、通報を受けた際に児童相談所が通話録音をもとにメモをとっていたことに触れ、児相のメモに
「父親に首を絞められたこと」
「背中を強く叩かれたこと」
「他の家族も被害に遭った」
などとする内容が記録されていたことを伝えている。
さらに、警察への通報についても
「してください」
とハッキリ答えていたと伝えた。
この文春の追加報道が真実であるなら、事案の意味合いは根底から変化することになる。
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