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2025年10月 3日 (金)

未解明の安倍元首相暗殺事件

2020年7月8日に発生した安倍晋三元首相暗殺事件の公判日程が公表された。

日経新聞は10月2日に次のように伝えた。

「銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判について奈良地裁は2日、公判の全日程を公表し、判決を2026年1月21日に言い渡すと明らかにした。

10月28日の初公判を含め、12月18日までの計18回の審理を通じて事件の経緯を解明する。

公判は量刑が大きな争点となる。

奈良地裁による期日の決定は1日付。

初公判に向けて裁判所と検察側、弁護側で争点整理が慎重に進められている。」

事件は2020年7月8日、奈良県大和西大寺駅北口付近で発生した。

起訴状の内容等について日経新聞記事は次のように報じた。

「起訴状などによると、山上被告は22年7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前の路上で手製銃を所持し、街頭演説中の元首相に弾丸を2回発射して殺害したとされる。

また、山上被告は殺人や銃刀法違反など5つの罪で起訴された。」

同報道は、被告と検察の基本スタンスについて次のように報じた。

「被告側は殺人罪などの成立や刑事責任能力の有無については争わない見通し」

「検察側は公判で被告が銃を製造し、試射をするなど高い計画性があったと主張するとみられる」

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被告側のスタンスに重大な疑問点がある。

それは、「殺人罪などの成立について争わない」というスタンス。

この事件には決定的に重大な疑問点が残されている。

それは、「殺人罪の成立」の可否に関わる重大点だ。

同記事は

「検察側は被告が銃を製造し、試射をするなど高い計画性があったと主張するとみられる」

としたが、山上氏が発砲した銃弾が安倍晋三氏を殺害したプロセスを立証することが必要だ。

後述するように、安倍氏の背後から接近して手製の銃を用いて山上氏が発砲したとされるが、山上氏が発砲した銃弾が安倍氏を殺害したことを立証しなければ山上氏に殺人罪を問うことは不可能である。

何が問題なのか。

事件当日に治療ならびに検死を行った奈良県立医大教授が会見を行い、安倍氏の死亡原因についての説明を行ったが、その説明内容と山上氏による発砲による安倍氏殺害という「仮説」との間に重大な矛盾が存在すること。

山上氏が銃を所持し、銃を発砲したことが事実だとしても、山上氏が発砲した銃弾によって安倍氏が死亡したことが合理的に説明されなければ、山上氏の殺人罪は立証されない。

刑事訴訟法に次の条文がある。

刑事訴訟法第三百三十六条 
被告事件が罪とならないとき、又は被告事件について犯罪の証明がないときは、判決で無罪の言渡をしなければならない。

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山上被告を殺人罪で有罪にするためには「犯罪の証明」が必要。

安倍晋三氏が死亡したことは事実だが、誰がどのように安倍氏を殺害したのかは証明されていない。

この点に関して最重要の状況証拠は、事件当日に安倍元首相を治療し、死亡を確認した医師が、その当日に記者会見で述べた供述内容。

極めて重大な証言をしている。

会見の発言を文字起こししたものをMBS(毎日放送)が記事にしてウエブ上に公開している。

「【記者会見の全容】安倍元総理が銃撃され死亡
「搬送時点で心肺停止」「最終的には20人以上の態勢で処置」
https://x.gd/vWuu6

詳細は後述するが、重要な点は

1.安倍氏の銃創が首の真ん中のところと少し右の2か所だった

2.傷は前頸部にあり、後ろに傷はなかった

3.銃弾が銃創から入って心臓にまで到達し、心臓大血管が損傷して出血して死亡した

安倍氏は左回りに後ろを振り向く過程で銃撃を受けたと見られる。

上半身を左側に90度ほど回した瞬間に後ろから銃撃を受けたということになる。

しかし、死因は首の真ん中と少し右から入った銃弾が心臓に到達して心臓大血管を損傷したことに伴う出血だとされる。

このことを踏まえると銃弾は安倍氏の背後から来たと考えるよりも、左回りに90度回転した安倍氏から見て右斜め前方の上方から飛来したと考えるのが順当である。

安倍氏が左回りに90度回転したときに安倍氏の右斜め前方に「サンワシティ西大寺ビル」があり、そのビルの屋上ががら空きになっていたと考えられる。

UIチャンネル第600回記念放送
「混迷する日本政治と活路その活路
https://x.gd/DafTc

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