« 国民民主党のワクチン誤情報 | トップページ | 123便事件に関する疑問点 »

2025年8月22日 (金)

鮮明なインフレ誘導の誤り

本年7月の消費者物価指数が発表された。

7月の消費者物価指数の前年同月比上昇率は、

総合が +3.1%

生鮮食品を除く総合が +3.1%

生鮮食品及びエネルギーを除く総合が +3.4%。

総合指数の前年同月比上昇率は昨年12月から8ヵ月連続で3%を超えた。

082225

この物価上昇=インフレが国民生活を苦しめている。

インフレが生じると賃金上昇の意味を消す。

賃金が増加してもインフレが生じると実質的な所得は増えると限らない。

厚労省発表データに基づくと労働者一人当たりの実質賃金指数は減少し続けている。

本年6月の実質賃金指数は前年同月比1.3%減少。

この数値は労働者の現金給与総額の伸び率。

本給、時間外給与、ボーナスをすべて合わせたもの。

事業所規模は従業員5人以上。

実質賃金指数は2022年4月から本年6月までの39ヵ月のうち、35ヵ月で前年同月比減少した。

人気ブログランキングへ

これまで自公政権は「賃上げ」と騒いできたが、実質賃金は減り続けている。

日銀は2013年からインフレ誘導の旗を振った。

消費者物価上昇率を前年同月比で2%にまで引き上げると公約した。

幸い、この公約は守られなかった。

2013年のアベノミクス発足時点からインフレ誘導が可能か否かという論争が繰り広げられた。

私は2013年6月に『アベノリスク』(講談社)を上梓。

Photo_20250822235201

https://x.gd/u9mZn

黒田日銀のインフレ誘導は成功しない可能性が高いことを指摘した。

実際に黒田日銀は公約を実現することができなかった。

同書で強調したもう一点は、インフレ誘導という政策自体が誤りであること。

インフレは政府と企業にとって利益になる現象だが、消費者=労働者=生活者=主権者=国民にとっては「百害あって一利のない」現象だ。

このことを指摘した。

黒田日銀がインフレ実現を公約に掲げたのに公約を実現できなかった理由を本年6月に刊行した

『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』(ビジネス社)

61uqtkbeshl_sy466__20250822235201
https://x.gd/nvmU9

に詳述した。

人気ブログランキングへ

ところが、その日本で2022年から25年にかけてインフレが発生した。

主因はコロナ融資の激増。

コロナ関連の無担保無利子の融資が激増。

マネーストックが急激に膨張してインフレがもたらされた。

黒田日銀の政策誘導によるインフレではない。

そのインフレがついに前年比4%を突破した。

中央銀行がもっとも重視しなければならない

「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」指数で

2023年の上昇率が前年比4.0%上昇。

総合指数でも本年1月に4.0%上昇した。

日銀が目標とした2%インフレの2倍の水準にまで日本のインフレ率が跳ね上がった。

日銀は予期せぬ激しいインフレに直面し、直ちにインフレ鎮圧へと政策を転換しなければならなかったが、黒田東彦氏は2023年の日銀総裁退任までインフレ誘導の旗を振り続けた。

インフレが進行する状況下では、仮に賃上げが実施されても、インフレが賃上げの効果を消してしまう。

だから、日本の労働者実質賃金が直近39ヵ月中35ヵ月で前年同月比でマイナスを記録した。

インフレ誘導政策が誤りであったことを明確に確認しておく必要がある。

続きは本日の
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
第4167号
「FRBと日銀の政策展望」
でご高読下さい。

人気ブログランキングへ

メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」ご高読をご検討くださいますようお願い申し上げます。

https://foomii.com/00050

人気ブログランキングへ

『ザイム真理教』(森永卓郎著)の神髄を深堀り、最重要政策争点財務省・消費税問題を徹底解説する新著を上梓しました。

『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』
(ビジネス社)

Mof02_20250612151801
https://x.gd/LM7XK

ご高読、ならびにアマゾンレビュー、ぜひぜひ、お願いします。

メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」

https://foomii.com/00050

のご購読もよろしくお願いいたします。

メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、support@foomii.co.jpまでお願い申し上げます。

人気ブログランキングへ

 

価格:1,980円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

 

価格:1,870円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

 

価格:1,650円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

 

価格:1,650円 通常配送無料

出版社:株式会社コスミック出版
amazonで詳細を確認する

 

価格:994円 通常配送無料

出版社:詩想社
amazonで詳細を確認する

 

価格:907円 通常配送無料

出版社:発行:祥伝社
amazonで詳細を確認する


日本経済を直撃する「複合崩壊」の正体

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:発行:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

あなたの資産が倍になる 金融動乱に打ち勝つ「常勝投資術」~(TRI REPORT CY2018)

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:発行:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

「国富」喪失 (詩想社新書)

価格:994円 通常配送無料

出版社:発行詩想社 発売星雲社
amazonで詳細を確認する

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する


泥沼ニッポンの再生

価格:1,512円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

日本経済復活の条件 -金融大動乱時代を勝ち抜く極意- (TRI REPORT CY2016)

価格:1,728円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす

価格:1,728円 通常配送無料

出版社:星雲社
amazonで詳細を確認する

« 国民民主党のワクチン誤情報 | トップページ | 123便事件に関する疑問点 »

アベノリスク」カテゴリの記事

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2026年1月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ