全国民に毎年1億円支給
参院選の最大争点は財政政策。
減税政策、給付金などに関する公約が提示されている。
この問題について詳論したのが
『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』
ぜひご高覧賜りたい。
日本財政が危機に直面していると喧伝される。
しかし、その理由として挙げられているのは政府債務のGDP比が高いということ。
借金の大きさが財務の健全性の尺度とされている。
しかし、これは完全な間違い。
財務状況は資産と負債のバランスで考えるもの。
負債から資産を差し引いた「純債務」のGDP比を見るなら理解できる。
しかし、借金の規模のGDP比だけを見ても意味がない。
その意味がないことを喧伝しているのが日本経済新聞。
7月11日付記事
「税収上振れなら給付問題ない?
膨らむ国債利払い、将来にツケ
参院選2025・選択の夏」
https://x.gd/OXqoz
に二つのグラフを掲載した。
「歳出と税収の比較」と「政府債務GDP比国際比較」だ。
財務省の指令に従って記事を掲載していると見られる。
だから「日本重罪新聞」と揶揄される。
内閣府が日本政府のバランスシートを公表している。
2023年末の計数を見ると
政府負債残高は1442兆円でGDPの2倍を超えている。
しかし、政府資産残高が1701兆円あり、差し引き259兆円の資産超過。
259兆円の資産超過の経済主体が破たんすることは理論上あり得ない。
借金の金額だけを取り出して財政危機を叫ぶのは詐欺である。
日本政府は財政政策を発動する資力を有している。
しかし、私は放漫財政に反対だ。
政府は国債を発行できるのだから、どんどん政府支出を増やせばよいとの主張がある。
「金に糸目をつけず、ばんばん大盤振る舞いすればよい」
というのは間違いだ。
これが認められるなら、すべての政党が究極のバラマキに走るだろう。
今回の参院選で、子どものいる家庭には子ども一人につき、毎月10万円の現金給付を行うとの施策を提示する政党がある。
これが実現されるなら国民は大喜び。
これが通るなら、もっと大胆な公約を提示すればよい。
たとえば、
「すべての労働者に毎月50万円のボーナスを支給」
「高齢者には毎月100万円の現金を給付」
「子育て世帯には子ども一人につき、毎月100万円を支給」
「すべての国民に毎月100万円の給付金」
などなど。
なんでもできる。
財源はすべて国債発行で賄う。
もっと激しい政策を打つなら、
「すべての国民に毎年一人1億円の現金を給付する」
ことを公約に掲げればよい。
すべてを国債発行で賄えばよい。
国債は全額を日銀に購入してもらう。
日銀の直接引き受けは財政法が禁じているから、市中銀行に引き受けさせて、その直後に日銀が市中銀行から国債を買い取ればよい。
しかし、経済に魔法は存在しない。
このような放漫財政政策は確実にハイパーインフレによって消し去られることになる。
したがって、地に足を付けた堅実な政策対応を模索しなければならない。
「財務省解体と消費税ゼロを問う」シンポジウムが7月27日(日)に東京湯島の家電会館で開催される。
https://isfweb.org/post-58186/
日本財政の闇に光を当てて、取られるべき施策を検証する必要がある。
シンポへのお早目の参加申し込みをお願いしたい。
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『財務省と日銀 日本を衰退させたカルトの正体』
(ビジネス社)
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