石丸候補過剰宣伝報道のわけ
現実の政治は妥協の産物。
理想を掲げることは重要だが理想はなかなか現実化しない。
理想を維持しつつ、選択できる最善を選ぶしかない。
都知事選で東京都の主権者が判断を下すべきことは何か。
第一は小池百合子氏の続投を認めるべきか否か。
二つの側面を判断しなければならない。
第一は人格。
誰に対してもウソをつかない誠実な人間であるのかどうか。
都民に対して誠実な政治を実行するなら、まずは、ウソをつかない誠実な人格が必要不可欠。
東京都の主権者はこの視点から小池百合子氏を判断しなければならない。
第二は公正な行政を執行しているか。
東京都は大きなプロジェクトを走らせている。
築地再開発は巨大プロジェクトだ。
小池氏は豊洲移転を一旦は止めたが、結局認めた。
盛り土不正などの重大な問題があったが、結局は既定路線で進んだ。
その際、「築地は守る、豊洲を生かす」と述べて、仲卸の人々が築地へまた復帰するための経営支援をすると述べた。
ところが、東京都が提示した築地再開発プランは、このときの話と矛盾するものになっている。
都心の広大な土地を利用する再開発は巨大な利権。
この利権事業に、朝日、読売の二大メディアが中核的に関与する。
神宮外苑とならび築地再開発もその中心に三井不動産が関与する。
東京五輪の選手村に利用した晴海の土地は三井不動産関連会企業に破格の価格で譲渡されたことも伝えられている。
その三井不動産に東京都から大量の天下りが行われていることも明らかにされている。
また、都庁の壁に光を当てるプロジェクションマッピング事業に48億円もの工費が投下され、その巨額資金が電通系企業に流れていることも暴露された。
都知事選のネット討論会で小池百合子氏は神宮外苑再開発事業者が小池氏のパーティー券を購入しているかに「イエス」「ノー」で答えなかった。
「イエス」「ノー」で答えられる質問に「イエス」「ノー」で答えない行動は「イエス」を示唆したものとして受け止められている。
中立・公正であるべき東京都の事業が、中立・公正でなく、行政と事業者が癒着するものになっていないか。
東京都の主権者は、この視点で小池百合子氏の都政に対する審判を下す必要がある。
小池氏の3選の是非を判断した上で、次に必要になるのは、仮に小池氏の続投は望ましくないとした場合に、誰を当選させるべきかということ。
弁護士の郷原信郎氏が小池百合子氏の落選を目指す運動を展開している。
郷原氏の判断は小池氏を落選させるべきだというもの。
上記の2点の検証から小池氏の3選を阻止するべきだと考える有権者は多いと考えられる。
このとき、問題になるのは、では誰に投票すべきかということ。
郷原氏はもっとも当選可能性の高い候補者に投票を集中させることが重要だと指摘する。
私も同意見。
理想を抱きつつ、しかし、現実の選択肢のなかから「選択できる最善」を選ぶしかない。
小池氏以外の候補者が小池氏を上回る票を獲得しなければ小池氏は落選しない。
「2位じゃだめなんです」
が首長選挙の最重要点。
蓮舫氏については、都知事選に落選した場合、次の衆院総選挙に出馬するのではとの声が聞こえてくる。
しかし、「すべり止め」を準備して都知事選に出馬したと受け止められると「本気度」が問われてしまう。
「都知事選に政治生命をかける」気魄がないと有権者の心に響きにくいかも知れない。
他方で、石丸伸二氏の「宣伝」に近い報道が活発に行われている。
その「宣伝」報道にとりわけ積極的なメディアを検証すると、サンケイ、読売、日経などが浮上する。
この現象をどう読むのかが重要。
蓮舫氏に向かう票をできるだけ石丸氏に差し替えることに成功した場合、都知事選で得をするのは一体だれか。
メディアの石丸氏「宣伝報道」の裏側を考えることが重要だ。
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