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2024年3月17日 (日)

3月19日会合で日銀政策修正へ①

日本株価について以下のように予測を提示してきた。

2023年は年初に上梓した

『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社)
Daiharan03_20240317191401

https://x.gd/8MnQp

表紙帯に「日経平均3万6000円突破も!」と明記し、株価急騰を予測した。

昨年年初の株価は25,661円(大発会での日経平均株価安値)。

「3万6000円突破」の予測は奇異に見られた。

しかし、1年後の本年1月15日に日経平均株価は3万6000円を突破。

本年年初に上梓したのが

『資本主義の断末魔』(ビジネス社)
Deathrattle03_20240317191401

https://x.gd/xIij4

で表紙帯裏に「2024年、ついに日経平均史上最高値を更新か!」と明記。

日経平均株価は2月22日に史上最高値を更新し、3月4日に4万円を突破した。

上記著書は月2回発行している会員制レポート
『金利・為替・株価特報』=TRIレポート
https://uekusa-tri.co.jp/report-guide/

の年次版で1年の経済金融展望を記したもの。

2013年版から刊行を始め、2024年版がシリーズ第11弾。

月2回のTRIレポートでは昨年5月下旬に株価急騰後の「踊り場相場」への移行を予測した。

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日経平均株価は5月から年末まで31000円から34000円の「踊り場相場」を形成した。

昨年12月のレポートで「踊り場相場」を上方に抜けて「雲外蒼天相場」に移行すると予測。

年明け後に予測通りの展開が示された。

このなかで、本年2月21日に執筆のTRIレポート=『金利・為替・株価特報』2024年2月26日号タイトルを

「日経平均史上最高値更新後展開を考察する必要」

として、

「日経平均株価が史上最高値を更新する可能性は高いが、相場の波動、リズムを考えると、39000円から40000円の水準で上値が重くなることを、慎重に想定する必要が出てくる。

35年ぶりの日経平均株価史上最高値は大きく報じられる。

政府の金融投資推奨キャンペーンの影響もあり、強気一色のムードが広がることも考えられる。

ここで思い起こすのが「人の行く裏に道あり花の山」の相場格言だ。

本誌は「人の完全な裏」の23年株価急騰を予測し、24年史上最高値更新を予測してきたが、今度は逆に世の中が強気に著しく傾き始めている。

ここは少し冷静に観測することが求められる。」

と記述。

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さらに、

「3月18-19日に日銀政策決定会合がある。

日銀政策修正はかなりの程度、織り込まれ始めているが、実際に政策変更が確定的になれば、金融市場が反応を示す。」

と記述し、第8節【投資手法】タイトルを「推奨できない高値追い」とした。

さらに、3月7日執筆の『金利・為替・株価特報』2024年3月11日号タイトルを

「日銀政策修正とブラックマンデーのメカニズム」

とし、第1節【概観】に「目先は日銀政策変更に伴う株価下落反応への警戒を強める必要がある。」と明記して、「ミニブラックマンデー」への警戒を呼び掛けた。

日銀が3月18-19日の日銀政策決定会合で政策修正を決定するとの見通しが報じられている。

順当な政策変更である。

政策変更の内容はマイナス金利解除とイールドカーブコントロール(YCC)の終了である。

金融政策修正に反対する声が残存し続けてきたが、私は日銀の政策修正を強く求めてきた。

日銀総裁が黒田東彦氏から植田和男氏に代わり、金融政策の正常化が推進されている。

適正な政策運営であると評価することができる。

1987年には日銀政策修正の前に株価暴落が発生して日銀政策修正が中止された。

その結果として「真正バブル」が発生した。

今回はそのような事態に至らない可能性が高い。

この機会に適切な金融政策運営のあり方を確認する必要がある。

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