木原事件解明は2024年最重大事案
2024年に解決しなければならない最重大事件のひとつが通称「木原事件」。
木原誠二自民党幹事長代理の妻の元夫が、2006年4月に東京都文京区の自宅で死亡した事案。
警視庁大塚警察署は元夫の安田種雄さんの死亡を自殺として処理した。
そもそもここに問題があった。
死亡していた状況は「自殺」ではなく「他殺」であったと考えられ。
事案は長く闇に隠されていた。
闇に光が当てられたのは2018年。
事件の概要は以下のもの。
2006年4月9日夜に、木原誠二・前官房副長官の妻X子さんの元夫である安田種雄さんが死亡した。
警察への通報時刻は4月10日の午前3時59分。
種雄さんの父親が種雄さんに貸していたハイエースを返してもらおうと深夜に種雄さん宅を訪れて死亡している種雄さんを発見して警察に通報した。
仮にこの事件が殺人事件だったとした場合、10日未明に種雄さん父が種雄さん死亡現場を訪問して警察に通報することは犯人にとって想定外の事象であったと考えられる。
このために証拠隠滅等の作業が完了されなかったと推察される。
現場の状況は「自殺」ではなく「他殺」を示していた。
2018年の再捜査を担当した警視庁元警部補の佐藤誠氏がこの点を断言する。
ところが、4月10日の夕刻に警視庁大塚署に呼び出された種雄さんの父は、取り調べ刑事から次のように言い渡されたという。
「息子さんの死に、事件性はありませんから」
弁護士の西脇亨輔氏の取材によれば、亡くなった安田種雄さんの死体検案書が作成されたのは4月11日。
死体検案書とは死者の死因を医師が遺体を検案(調査)して判断して記述するもの。
その日付は4月11日。
ところが、警視庁大塚警察署は医師による死体の検案が完了する前日の10日夕刻に種雄さんの実父に「事件性がない」と伝えた。
ここに登場する西脇亨輔氏と警視庁元警部補の佐藤誠氏の二名が木原事件の闇を解明する最大の役割を担うことになると想定される。
西脇弁護士は元テレビ朝日法務部長。
テレビ朝日ではアナウンサーも務めた経歴を有する。
西脇氏は昨年10月末に種雄さん死亡事件に関する記事をネットメディアに投稿した。
記事タイトルは
「木原誠二君、遺族の慟哭を聞きなさい」
東大法学部の同級生・テレ朝法務部長が緊急寄稿
〈なぜ大手メディアは沈黙を続けるのか〉
https://gendai.media/articles/-/118335?imp=0
記事冒頭に次の記述がある。
「会社に進退伺を出した。
長年お世話になった会社で、無事定年まで勤めあげるつもりだった。
でもこの原稿を書くならそうするしかなかった。
会社に迷惑や圧力があってはいけない。」
法務部長として勤務したテレビ朝日に進退伺いを提出して記事投稿を断行した。
結局、西脇氏はテレビ朝日を退職した。
西脇氏は東大法学部在学中に司法試験に合格。
司法修習を終えたのち、1995年にテレビ朝日に入社。
アナウンサーとして「やじうまプラス」などの番組を担当した後、2007年に法務部へ異動し、2023年、法務部長に就任した。
アナウンス部に在職中、アナウンス部所属の後輩女性と結婚。
これを契機に法務部への異動を希望して法務部に着任した。
その後、離婚するとともに三浦瑠璃氏を名誉毀損で損害賠償訴訟を提起。
裁判で完全勝訴を勝ち取った。
その法廷闘争をまとめた『孤闘 三浦瑠麗裁判1345日』(幻冬舎)という本を昨年6月に出版された。
警視庁大塚警察署はこの期に及んでも事件を闇に葬る対応を続けている。
しかし、天の網は警察の犯罪を見逃すことはないだろう。
天の網の目は一見粗いようだが、決して悪を見過ごすことはない。
悪行には必ず天罰が下る。
悪は必ず滅びる、
でなければならない。
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