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2023年8月 2日 (水)

正真正銘暗黒国家の地位確立

木原誠二官房副長官の妻の元夫が死亡した事案について、週刊文春が事案の疑問点を追求する報道を継続している。

この問題について警察庁は8月1日に、

「事件性はなく、木原氏を含め首相官邸などから捜査に関して接触はなかった」

とする説明を公表した。

立憲民主党のヒアリングに対応したもの。

当局は

「事案に事件性はない、木原氏をはじめ官邸からの圧力はなかった」

と説明を続けるだろう。

木原氏本人も

「捜査当局に圧力をかけた事実はない」

と繰り返すはずだ。

この点を追及しても押し問答になるだけ。

問題の本質はどこにあるか。

客観的事実として明らかにされているのは、事案の再捜査に際して捜査を担当したとされる警視庁元警部補が実名を明らかにして記者会見まで開き、

「自殺であることを裏付ける証拠品は存在しない。

事件性はある。

誰が見ても、あれを見て事件性がないという警察官はいないと思う。」

と証言していること。

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また、2006年に安田種雄さんが変死した当日に、自家用車で種雄さん宅方面に向かっていたことが警察のNシステム捜査で判明したY氏が事情聴取に対して、

「Y氏が安田さん宅に行くと種雄さんが血まみれで倒れており、X子さん(当時、種雄さんの妻で、現在は木原氏の妻である女性)が「夫婦げんかになって、殺せるなら殺してみろと夫に刃物を握らされたので切ってしまった」とワケを話した」

と供述したとされている。

X子さんは種雄さんが変死した時期までY氏と親密な関係だったという。

さらに、種雄さんの父は、

「種雄の傷は、のど元から肺にまで達していた。

自分をそんなふうに刺して、足元にナイフをきちんと置いてから死ぬなどということがありうるだろうか。」

と、自殺であると処理した警察の対応に強い疑念を抱いていることを明らかにした。

安田種雄さんが変死したのは2006年4月10日のこと。

当時、種雄さんと妻のX子さんは夫婦仲が悪くX子さんは子供を連れて家出。

種雄さんは当時X子さんと親密だったY氏の地元にX子さんと子供がいることを突きとめ、父親から借りた車でX子さんと子供たちを連れ戻したが、その直後に謎の死を遂げた。

死亡推定時刻は2006年4月10日午後10時頃とされている。

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所管の警視庁大塚署は「自殺」で処理した。

しかし、2018年4月に警視庁大塚署の女性刑事が約12年前の事件の捜査資料に目を留めて、

「自殺にしては、ナイフへの血の付き方がおかしい」

と違和感を持ったことで再捜査が始まったと週刊文春が伝えている。

実名で週刊文春の取材に応じ、記者会見を開いた警視庁元警部補の佐藤誠氏は種雄さんの妻であったX子さんに対する取り調べを担当。

事件の証拠を入手して捜査を担当した。

ところが、捜査が突然打ち切られた。

このことに関連して露木康浩警察庁長官が7月13日の定例会見で安田種雄さんの不審死について、

「法と証拠に基づき、適正に捜査、調査が行われた結果、証拠上、事件性が認められないと警視庁が明らかにしている」

と述べたことについて佐藤誠氏が会見で、

「警察庁長官が記者会見で、この事件を事件性がないとか自殺とか言っているんで、そのときカチンときたんですよ。被害者に対して火に油を注ぐような発言だと思いました」。

と述べた上で、

「証拠品であるとか、各供述であるとか、(捜査官である自分に)集中するんですよ。

それをずっと吟味してたんですよね。

正式な発表では、適正な捜査で証拠品をもとに自殺だと(判断したという)。

しかし、そんな(自殺であることを裏付ける)証拠品は存在しないんですよ。

それは断言します」。

と指摘した。

問題の本質は、客観的に他殺の疑いが濃厚である事案を警察当局が「自殺で処理した」とすれば、それで終わりなのかということ。

極めて重大な問題である。

これが日本の現実であるなら、日本は正真正銘の暗黒国家である。

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