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2023年7月 3日 (月)

習近平理解に必読の遠藤誉氏新著

誰が真実を語っているのか。

非常に重要な問題だ。

原発は絶対に安全だと言われていた。

しかし、そのなかで、原発はいずれ取り返しのつかぬ重大事故を引き起こすと説いていた人がいた。

中国は崩壊すると述べ続ける人がいる。

他方で、中国は粘り強く発展を続けると説く人がいる。

ウクライナが正義でロシアが悪。

メディアはこの図式でしかものごとを伝えないが、本当の悪は米国とウクライナだと説く人がいる。

ワクチンこそ新型コロナの救世主だと主張してワクチン接種熱烈推進の国家運動が展開されたが、新型コロナワクチンは危険だと唱える人がいた。

ワクチン接種拡大に連動して日本の死者数が激増した。

ワクチン接種後に急死する者が驚くべき数に達した。

ワクチンの危険性を唱える主張は存在した。

その言説を知らずに接種を受けたのか、言説を知りながら社会の大勢に従って接種を受けたのか。

しかし、接種後急死に直面してしまっては手遅れだ。

後悔は先に立たず。

重要なことは誰の主張に耳を傾けるのかだ。

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6月14日の「そうだ、選挙に行こう大集会」で元福井地方裁判所裁判長の樋口英明氏が岸田首相は誰かの話に耳を傾けると述べた。

https://x.gd/LBQjl

その上で大事なことは誰の話に耳を傾けるのかということになるが、岸田氏は不誠実で愚かな人の話に耳を傾けていると指摘した。

人の話に耳を傾けることは大事だが、より重要なことは誰の話に耳を傾けるのかということ。

ここを間違えると悲劇が起こる。

ウクライナと中国の出来事について筑波大学名誉教授の遠藤誉氏がいつも重要な情報を提供される。

遠藤氏が示す見解は多数派の見解ではない。

多くの場合が少数見解である。

しかし、真実を正確に捉えていることが多いと思われる。

その遠藤氏が新著を公刊された。

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『習近平が狙う「米一極から多極化へ」』(ビジネス社)
https://x.gd/LKBF8

日本の大半のメディアは中国に対する悪意を隠さない。

中国の習近平総書記について批判的な論評しかしない。

遠藤氏は異なる。

習近平氏の本質に肉薄する。

習近平氏を正確に理解するには歴史的経緯を辿ることが必要不可欠だ。

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習近平氏は中華人民共和国最高幹部の一人であった習仲勲氏の子息。

高級官僚の子息を「太子党」と表現することがあるが習近平氏も分類上は太子党人脈に組み入れられる。

しかし、習仲勲氏の生涯は平坦なものではなかった。

1934年から36年にかけて毛沢東の紅軍は蒋介石の紅軍討伐により行き場を失った。

最後に行き着いたのが習仲勲氏の創設した西北革命根拠地。

このとき、「習仲勲が創設した西北根拠地が残されていなければ中華人民共和国は誕生していない」と遠藤氏は指摘する。

毛沢東氏は習仲勲氏を自分の後継者の一人にしようと重用した。

これを嫌悪したのが鄧小平氏で、鄧小平は習仲勲とともに毛沢東が重用した高崗(こうこう)を自殺に追い込み、習仲勲を冤罪で失脚させた。

習仲勲氏はそのために16年間も牢獄や軟禁生活を強いられた。

親の仇を討つ決意で国家のトップに立ったのが習近平氏である。

このことは遠藤氏の先著

『習近平 父を破滅させた鄧小平への復讐』(ビジネス社)
https://x.gd/2S4G5

に詳しい。

日本のメディアは中国が覇権主義であり、独裁主義、膨張主義で戦争を引き起こすとしか伝えないが、習近平の行動哲学をまったく洞察していない。

中国の実相を知るためには遠藤氏の著作に触れることが必須である。

習近平の行動哲学を読み解くキーワードは

「兵不血刃」

である。

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