全国民が監視すべき6.1高裁判決
1985年8月12日に群馬県山中で消息を絶ったJAL123便。
機体は群馬県上野村高天原山尾根付近に墜落した。
乗員乗客524名のうち、520名が犠牲になった
520名のなかに懐妊した女性が1人おり、胎児も含めれば521人が犠牲になった。
JAL機墜落原因は圧力隔壁の損傷であるとされたが強い疑いが残されている。
123便墜落に至る経緯を詳細に追跡した結果として、別の墜落原因が浮上している。
123便内部の圧力隔壁が損傷し、その影響で垂直尾翼等が欠落したのではなく、外部から衝撃が加わり、その衝撃で垂直尾翼等が欠落して墜落に至ったとの仮説が浮上している。
墜落原因を精密に追跡されてきたのがJAL客室乗務員であった青山透子氏。
綿密な検証、分析を重ねて著書を刊行されてきた。
その主張には強い説得力がある。
123便が墜落したのは1985年8月12日の18時56分。
その直後に墜落現場は米軍機によって確認されていたと見られる。
事故当時に横田基地に配属されていた米空軍輸送機C‐130パイロットのマイケル・アントヌッチ中尉証言が1995年8月27日付「星条旗新聞」( Stars and Stripes)に掲載された。
アントヌッチ中尉は同日午後7時15分に、搭乗していた輸送機の航空機関士が1万フィート付近で雲の下に煙のようなものが見えるのを発見し、123便の墜落現場を確認したと証言している。
現場から立ち上った黒煙が空を覆っていた時刻は7時20分だったと述べる。
現場の位置を確認し、横田管制と連絡を取り、米海兵隊が現場に救難に向かうことを確認した。
輸送機は現場で8時半まで旋回。
その後、海兵隊ヘリコプターに墜落現場を教え、ヘリは8時50分に現場に到着。
海兵隊ヘリは煙と炎で着陸できないと輸送機に連絡した。
横田司令部は9時5分以降に輸送機ならびに海兵隊ヘリに帰還を命令。
海兵隊ヘリは救助続行を希望したが横田司令部は帰還を命令した。
輸送機は9時20分に自衛隊機が現場に到着したのを確認して現地を去った。
事故当日の8月12日の日付で発行された群馬県の地元紙である上毛新聞号外は事故機墜落現場が上野村であることを明記している。
123便が墜落した直後、多くの生存者がいたことが証言によって明らかにされている。
4名の生存者の一人である、救出されたJAL客室乗務員(当時)の落合由美さんは救出された直後に次の証言を示した。
「墜落の直後に、「はあはあ」という荒い息遣いが聞こえました。ひとりではなく、何人もの息遣いです。そこらじゅうから聞こえてきました。まわりの全体からです。
「おかあさーん」と呼ぶ男の子の声もしました。」
ところが、公式の事故調査報告書は、
「救出された4名以外の者は即死もしくはそれに近い状況であった」
と記述した。
後に墜落原因とされることになった圧力隔壁は自衛隊によって墜落現場で細かく裁断された。
事故原因究明のための最重要証拠物が墜落直後にバラバラに裁断されたのである。
メディアは墜落現場が翌日朝まで判明しなかったと報道したが、これは上毛新聞号外の報道内容と異なる。
墜落直後に墜落地点が正確に把握されていたにもかかわらず、翌朝まで墜落現場が特定できなかったとの「風説」が流布された。
実際に自衛隊による救助活動が開始されたのは13日の午前8時以降である。
直ちに救助活動が実行されていたなら多数の人命が救われたと考えられる。
墜落原因に関して決定的な新証拠が浮上した。
2013年9月に運輸省航空事故調査員会がインターネット上に
「62-2-JA8119(航空事故調査報告書付録)
(JA8119に関する試験研究資料)」
https://bit.ly/3KAt8Kr
を公開した。
この資料の116頁に「異常外力の着力点」が図示され、101頁に
「18時24分35.64秒ごろに前向きに、また、36.16秒ないし36.28秒ごろに下向きに、それぞれ異なる異常な外力が作用したことが確からしく考えられる。」
と明記された。
8月12日18時24分35秒と同36秒ころに2度、「ドーン」という2度の音声記録
と完全に符合する。
「圧力隔壁損傷による123便墜落仮説」敗退は明白である。
現在、123便のボイスレコーダーならびにフライトレコーダー記録の完全開示を求める訴訟が提起されている。
東京高等裁判所は6月1日に判決を出す予定だが、情報開示を命ずるべきことは当然だ。
東京高裁が正当な判断を示すように国民が圧力をかける必要がある。
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