« 政局決定づける衆参5補選 | トップページ | 6月解散7月総選挙可能性が拡大 »

2023年4月23日 (日)

維新躍進立民凋落自民健闘の持続

今後の政局に重大な影響を与える4月23日の衆参両院議員補欠選挙結果が明らかになりつつある。

山口4区は事前の情勢調査通り、安倍晋三氏後継の自民候補が当選を確実にした。

山口2区では元法務大臣の平岡秀夫氏が岸信夫前議員の子息と一騎討ちの戦いを演じたが、組織票に勝る岸氏が当選を得た。

平岡氏は自民盤石の選挙区で接戦に持ち込んだが一歩及ばなかった。

和歌山1区では辞任して知事に転じた国民民主の岸本周平氏が自民党候補の支援に回った。

自民党は元衆議院議員を擁立したが維新の新人候補に敗北した。

維新は4月8日の統一地方選前半戦で大阪ダブル選に勝利。

奈良県では知事職を自民から奪った。

その勢いを維持して和歌山1区で事実上の自民党との一騎討ちを制した。

維新の勢いが増勢を演じている。

参議院大分全県区は自民候補と立民候補が大接戦を演じている。

千葉5区では自民、立民以外に、維新、共産等が候補を擁立。

激しい接戦を演じている。

参院大分選挙区、衆院千葉5区で自民が勝利を収める場合、岸田首相は広島サミット後の衆院解散・総選挙に突き進む可能性が高い。

今後の政治日程を睨むと、このタイミングで総選挙に打って出ることが有利と岸田首相が判断する可能性が高い。

人気ブログランキングへ

選挙結果を貫く傾向は最近の情勢と変わらない。

維新が躍進、立民が退潮、自民が現状維持である。

岸田内閣は政権終焉の危機に瀕していた。

安倍元首相国葬実施を独断専横で決定して以来、岸田内閣支持率が急落した。

その後、旧統一協会問題が拡大し、岸田内閣の対応への批判が強まった。

ところが、この局面で野党第一党の立憲民主党の凋落が進行した。

旧民進党が国民民主と立憲民主に分離、分裂した際、ゆ党勢力が国民民主に、野党勢力=改革勢力が立憲民主に分離・分裂したと主権者は捉えた。

野党共闘路線を牽引する主役として立憲民主党に対する期待が高まった。

この期待から立憲民主党が野党第一党に躍進したのである。

ところが、その立憲民主党が右旋回した。

2021年10月衆院総選挙に際して、立憲民主党代表の枝野幸男氏が野党共闘を否定。

共闘する対象は国民民主党と連合であると宣言した。

共産、れいわ、社民は共闘の対象でないとした。

この「転向」によって野党共闘が崩壊した。

野党共闘崩壊と連動して生じたのは立憲民主党の崩壊である。

人気ブログランキングへ

立憲民主の枝野代表は総選挙惨敗の責任を取って代表を辞任したが、後継代表に就任した泉健太氏は野党共闘否定路線を一段と強固に推進した。

その結果、2022年7月参院選で立憲民主党はさらに深刻な惨敗を喫した。

しかし、泉健太氏は責任を取らなかった。

それどころか、立憲民主党は維新にすり寄る対応を示した。

維新を支持する者は増加傾向にあるが、こうもりの如く、路線を迷走する立憲民主を支持する者は減少の一途を辿っている。

今回衆参補選で鮮明になっているのは、立憲民主の不人気である。

立民凋落の裏返し現象が岸田内閣の支持率改善なのだ。

この潮流のなかで次期衆院総選挙が実施されるなら、維新躍進、立民凋落、自民健闘の結果が生じることになるだろう。

現在の自公政治に対峙する勢力の弱体化が進行することになる。

千葉5区では共産党の元議員も出馬した。

立憲民主と共産党が強固な共闘体制を構築すれば千葉5区の勝利を容易に獲得できたと考えられる。

山口2区でも共産党を含む野党共闘が強固に構築されたなら選挙結果を覆すことができただろう。

大分選挙区も強固な野党共闘が構築されていれば、大接戦でなく自民候補を打破できたはずだ。

立憲民主内に明確な路線相違が存在するなら、その矛盾を解消することが先決だ。

次期衆院総選挙が目前に迫っている可能性がある。

政策を基軸にリベラル勢力の結集を図ることが最大の急務だ。

下記の舩井メールクラブ企画告知もご高覧賜りたい。

-----------------------------------------------------------------

★経営指導の神様と言われた故・舩井幸雄さんが
つくった会社(株)本物研究所 社長の
佐野浩一さんと対談しました。
対談テーマは【日銀総裁が替わり、日本の政治、経済、
そして世界情勢はどう変わる?(序章)】
です。
大蔵省財政金融研究所時代に共同研究もさせていただいた
植田和男 日銀新総裁について語らせていただきました。

対談動画は4月26日(水)までの期間限定(無料)です。
ぜひ期間内にご視聴ください。
https://payment.51dc.jp/p/r/aOM113qk

-----------------------------------------------------------------

『千載一遇の金融大波乱
2023年 金利・為替・株価を透視する』
(ビジネス社、1760円(消費税込み))
516txuu715l_sy291_bo1204203200_ql40_ml2_
https://amzn.to/3YDarfx

『日本経済の黒い霧
ウクライナ戦乱と資源価格インフレ
修羅場を迎える国際金融市場』
(ビジネス社、1870円(消費税込み))
516txuu715l_sy291_bo1204203200_ql40_ml2_
https://amzn.to/3tI34WK

をぜひご高覧ください。

Amazonでの評価もぜひお願いいたします。

人気ブログランキングへ

メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」

https://foomii.com/00050

のご購読もよろしくお願いいたします。

続きは本日の
メルマガ版
「植草一秀の『知られざる真実』」
第3479
「衆参補選結果と今後の戦略」

でご購読下さい。


メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、support@foomii.co.jpまでお願い申し上げます。

人気ブログランキングへ

 

価格:1,870円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

 

価格:1,650円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

 

価格:1,650円 通常配送無料

出版社:株式会社コスミック出版
amazonで詳細を確認する

 

価格:994円 通常配送無料

出版社:詩想社
amazonで詳細を確認する

 

価格:907円 通常配送無料

出版社:発行:祥伝社
amazonで詳細を確認する


日本経済を直撃する「複合崩壊」の正体

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:発行:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

あなたの資産が倍になる 金融動乱に打ち勝つ「常勝投資術」~(TRI REPORT CY2018)

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:発行:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

「国富」喪失 (詩想社新書)

価格:994円 通常配送無料

出版社:発行詩想社 発売星雲社
amazonで詳細を確認する

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する


泥沼ニッポンの再生

価格:1,512円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

日本経済復活の条件 -金融大動乱時代を勝ち抜く極意- (TRI REPORT CY2016)

価格:1,728円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす

価格:1,728円 通常配送無料

出版社:星雲社
amazonで詳細を確認する

« 政局決定づける衆参5補選 | トップページ | 6月解散7月総選挙可能性が拡大 »

2023年政治大決戦」カテゴリの記事

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ