123便事実解明が真の供養である
1985年8月12日18時56分、群馬県多野郡上野村の高天原山(たかまがはらやま)の尾根に墜落日航ジャンボ機123便が墜落した。
墜落したのは御巣鷹山でなく高天原山。
123便墜落は「事故」ではなく「事件」であった疑いが強い。
「事件」発生から38年目を迎えている。
しかし、「事件」は刑事的に立件されていない。
事件発生当初、日本航空の高木養根社長は、夫を失った吉備素子氏の前で
「中曽根首相に殺されるから、自分は何もしたくない、嫌だ」
という情けない態度を示したという。
524名の乗員・乗客のうち520名が犠牲になった。
飛行機が墜落した直後には多数の方が生存されていたと見られる。
救出されたJAL客室乗務員(当時)の落合由美さんは123便墜落直後に重要な証言を示した。
「墜落の直後に、「はあはあ」という荒い息遣いが聞こえました。ひとりではなく、何人もの息遣いです。そこらじゅうから聞こえてきました。まわりの全体からです。
「おかあさーん」と呼ぶ男の子の声もしました。」
ところが、公式の事故調査報告書は、
「救出された4名以外の者は即死もしくはそれに近い状況であった」
と記述した。
二つの描写のうち、一方はウソである。
現場を目撃した落合氏が虚偽を述べたのか、墜落の局面を体験していない事故調が虚偽を記載したのか、冷静に判定することが必要だ。
昨日、2月18日に、
日本航空123便ボイスレコーダー等開示請求事件弁護団
日航機123便墜落の真相を明らかにする会
主催の講演会が仙台市で開催された。
会場ならびにZOOMを通じて220名もの市民が参加した。
弁護団を代表して弁護団長の三宅弘弁護士から裁判報告があり、事件を追跡されてきた元日航客室乗務員の青山透子氏が講演された。
裁判は日本航空に対して123便のフライトレコーダーならびにボイスレコーダーの開示を求めて提訴されたもの。
日本航空は墜落事件(事故)の当事者として犠牲者の遺族に対して真摯な説明をする道義上の責任を負っている。
日本航空が情報を開示しない姿勢を示していることが糾弾される必要がある。
私もこの問題の真相を追求し続けている。
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日本現代史上、最重要重大事件のひとつ。
多くの客観データが真相をすでに浮かび上がらせている。
「不都合な真実」から目を逸らすべきでない。
裁判の原告は墜落で夫を失った吉備素子さんと墜落機の副操縦士を務めておられた佐々木佑氏の実姉である市原和子さん。
しかし、市原和子氏は提訴を取り下げた。
日航サイドから強い圧力があったと推察される。
墜落現場には「悲願航空安全・鎮魂の鐘」が設置され、
「航空安全国際ラリー組織委員会」銘による
「日航123便で死亡した520人の犠牲者1人1人がどうして死ななければならなかったか、関係するあらゆる事実を解明し、将来の安全に役立てることこそ真の供養である。」
と刻んだ石碑が建立されている。
事件の真相を明らかにすることが必要だ。
その真相を明らかにする最重要の証拠がフライトレコーダーならびにボイスレコーダーである。
123便は1985年8月12日18時24分35秒と36秒に爆発音。
機長は18時24分39秒に「なんか爆発したぞ」と発声。
その後、18時24分48秒と18時24分55秒に航空機関士が二度、
「オレンジエア」あるいは「オレンジや」
と発声した。
機長は爆発音を感知した6秒後の18時24分42秒に
「スコーク7700(緊急事態)」
を宣言している。
結論を示せば、123便尾翼にオレンジ色飛翔体が命中し、尾翼が失われ、123便は操縦困難に陥ったと見られる。
羽田、横田への帰還は可能であったが、123便は群馬県山岳方面に向かい墜落した。
この「事件」の真相を明らかにすることは日本国民の責務である。
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