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2022年12月19日 (月)

常軌を逸する岸田内閣暴走

FIFAワールドカップ決勝は歴史に残る白熱のゲームになった。

アルゼンチンがPK戦を制して3度目の優勝を果たした。

5回出場のメッシは文字通り伝説のヒーローになった。

私のワールドカップ観戦は常にアルゼンチンと共にあった。

1978年の自国開催での優勝。

1986年のメキシコ大会での2度目制覇。

78年大会のマリオ・ケンペス、86年大会のディエゴ・マラドーナ、そして今大会のリオネル・メッシのスーパースターがアルゼンチンを優勝へと導いた。

筋書きのない感動ドラマとなった決勝戦は全世界に感動を与えた。

メッシは遂に念願のワールドカップチャンピオンシップを獲得した。

ワールドカップサッカーが全世界の人々を魅了することは必然のことと思われる。

スポーツの価値は高いが、その周辺で利権を漁る人々の行動は醜悪だ。

五輪やワールドカップをだしにして巨大な不当利得を得ようとする者が後を絶たない。

東京五輪汚職捜査が行われているが、本当の巨悪に手を伸ばさずにお茶を濁すのでは検察は汚名を雪ぐことができないだろう。

スポーツの光と影。

輝きと暗黒の落差はあまりにも大きい。

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日本が決勝ラウンド1回戦で惜敗したことは不幸中の幸いだった。

このように表現するとサポーターのお叱りを受けそうだが、日本代表が勝ち進んでいたら、他のすべての事象が注目されずに放置されただろう。

岸田内閣はワールドカップの日程に合わせておぞましい行動を展開した。

日本国憲法の根幹を破壊する行為を加速させた。

他国のミサイル基地に対する先制ミサイル攻撃を是とする決定を行った。

同時に、日本の軍事費をGDP比1%から2%に倍増させる超軍拡路線を決定した。

さらに、その財源を調達するために増税を実施することを既成事実化した。

三つの施策のすべてが国論を二分する大論争になるテーマだ。

国論を二分すると表現したが、日本の根本を破壊する施策と表現するのが適切だ。

日本国憲法の最大の特徴は第9条にある。

日本は戦争を放棄し、戦力を保持しないことを決めた。

このことが憲法に明記されている。

憲法は絶対の存在ではない。

憲法には憲法改正の手続きも明記されている。

憲法を改正することが禁止されているわけではない。

しかし、正規の手続きを経ずに憲法の内容を変えることは許されない。

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あたりまえのこと。

そのあたりまえのことが実現しない世を良い世の中と言うことができるか。

日本国憲法は

「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」

「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

と定めている。

憲法に「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」明記されているのに、日本は世界第9位の軍事大国である。

これを矛盾と言わずして何と表現できるのか。

軍備が必要で軍備増強が必要との主張が存在してもいい。

多様な思想、哲学、主張が存在する。

だが、戦力を保持し、軍備を拡大する必要があるなら、正規の手続きを踏んで憲法を改定してからにするべきだ。

「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」

「国の交戦権は、これを認めない」

と憲法が定めているのに、どうして日本が他国のミサイル基地を先制攻撃して良いことになるのか。

大人が規範を示すことが教育の基本。

このようなでたらめを実行しておいて、子どもたちに正しい行動をしろとは言っても誰にも通用しない。

岸田内閣の暴走を暴走と捉えることができなくなっているとすれば、それは国民劣化の象徴であり、国が亡びる前兆である。

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