泉健太立民への支持暴落が鮮明
参院選結果について自民党の茂木敏充幹事長が7月25日、都内での講演で、
「野党の乱立、分裂が参院選自民党勝利の要因」
と述べた。
参院選勝敗のカギを握るのは32ある1人区。
前回2019年選挙では自民が22勝10敗だったが、今回は28勝4敗になった。
野党共闘が実施されていれば自公が苦戦した可能性があると指摘した。
その自民党は昨年10月の衆院総選挙で何を訴えたか。
「共産党と共闘するのか」をキャッチフレーズに掲げた。
このキャッチフレーズに踊らされたのが立憲民主党。
立憲民主党の枝野幸男代表は選挙公示後に次のように述べた。
「「野党共闘」というのは皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方からは使っていません。
あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦う」
枝野氏は共産党、れいわ、社民党との野党共闘を否定し、共闘する対象は国民民主党と連合であると明言した。
2017年の衆院選で主権者が立憲民主党を躍進させたのは、立憲民主党が「ゆ党」と訣別して野党共闘を牽引すると期待したから。
かつての民主党、民進党には致命的欠陥があった。
民主党、民進党のなかに「隠れ与党」=「守旧」勢力が潜伏していること。
対米隷属=隠れ与党=守旧勢力が民主党、民進党内に潜伏していた。
この守旧勢力が鳩山由紀夫内閣を破壊した。
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で民主党の分離・分割の必要性を説いた。
その分離・分割が実現したと期待されたのが、2017年秋の希望の党と立憲民主党への分離・分割だった。
立憲民主党が躍進したのは旧民進党の改革勢力=革新勢力が立憲民主党として分離・独立したと考えたからだ。
改革勢力が分離・独立し、共産党などと野党共闘を構築する。
これが日本政治刷新の最重要ステップである。
ところが、この図式が崩壊した。
自民党は野党共闘破壊に全力を挙げた。
そのためのフレーズが「共産党と共闘するんですか」である。
このフレーズを叫んだもう一つの勢力が存在する。
「連合」だ。
「連合」を支配しているのは「六産別」。
大企業御用組合連合だ。
背後に控えるのが言わずと知れたCIA。
CIAの最重要戦略が「野党分断」なのである。
立憲民主党がこの罠に嵌まった。
野党共闘を否定して自壊した。
その自壊路線を突き進んでいるのが現在の泉健太立憲民主党。
このまま進めば立憲民主党は国民民主党と一体の小政党に帰着するだろう。
昨年10月31日の衆院選比例代表選挙と今回7月10日参院選比例代表選挙の絶対得票率(全有権者数に対する得票数の比率)は以下の通り。
昨年衆院選 今回参院選
自民 19.4 17.4
公明 6.9 5.9
維新 7.8 7.5
国民 2.5 3.0
立憲 11.2 6.4
共産 4.1 3.4
れいわ 2.2 2.2
社民 1.0 1.2
投票率 55.9 52.1
(単位はいずれも%)
最大の特徴は立憲民主党の得票率激減。
立憲民主党が自浄作用を発揮できぬなら、立憲民主党を除外して新・野党共闘=真・野党共闘を構築するしかない。
真・野党共闘が大きく花開くことになるだろう。
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