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2022年5月11日 (水)

他者が知ることのできない苦しさ

コメディアンの上島竜兵さんが亡くなられた。

自死と伝えられている。

つい最近、渡辺裕之さんの訃報が伝わったばかり。

心からご冥福をお祈りしたい。

生老病死という言葉がある。

仏教はこれを四苦とする。

怨憎会苦、愛別離苦、求不得苦、五蘊盛苦を合わせて八苦。

これを四苦八苦という。

老、病、死が苦しみであることはよく分かる。

しかし、生もまた苦とする。

生きてゆくことは大変なこと。

人生にはさまざまなことがある。

他者から見れば順風満帆に見えても、他者の見えないところにさまざまな悩みや苦しみが存在する。

生を断つ、その思いを他者が理解することはかなわない。

他者にはうかがい知れぬ辛さや苦しみがあったのだろうと想うとせつなくなる。

ただし、ひとつだけはっきりしていることがある。

それは、死がひとつの終わりを意味すること。

終わりによって、この世の苦しみに終止符を打つことはできる。

しかし、同時に、苦しみ以外のすべてのことにも終止符が打たれてしまう。

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改めて命の大切さを考えることが必要。

命にかかわる出来事が毎日起きている。

知床の遊覧船が沈没して多くの命が奪われた。

ウクライナでは戦乱によってやはり多くの命が失われている。

この戦乱はいまなお続く。

コロナ感染症が広がり、多くの命が失われたとされるが、その感染症対策としてのワクチンの接種後に多数の急死者も確認されている。

すべてのものごとにおいて、一人一人の命を大切にすることを原点から見直す必要がある。

人は誰しもいつかは死ぬ存在。

だから、自分の命を自分の意思で区切りをつけるという考えはあるだろう。

ただ、死を迎えればその先はない。

あらゆる可能性を断つことを意味している。

死後の世界については見解が分かれる。

死後の世界があると確信して、死後の世界の幸福のために現世の命を絶つという行動もある。

しかし、これだけは事前に確かめることができない。

すべてが無に帰すことも想定しなければならないと思う。

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死を迎えればすべてが絶たれてしまう可能性がある。

だからこそ、生を大切にすることが求められている。

戦争を行う者は常に安全な場に身を置いている。

戦争を行う者は戦場の最前線に立つべき。

我が身を安全な場において他者を戦場に差し向けることほど卑怯な行動はない。

ロシアの軍事行動が非難されているが、戦争に敵も味方もない。

あるのは滅びだけ。

戦争を未然に防ぐこと。

戦争が生じたら、何よりも先に、戦争を終結させることが重要だ。

ウクライナ戦乱はロシア対NATOの戦いになっている。

米国のバイデン大統領はロシアを戦争に引き込んで目論み通りだと考えているだろう。

米国の武器を大量販売し、米国のエネルギー資源の売上を激増させている。

戦場は米国から遠く離れたウクライナの地だ。

忌み嫌うロシアを弱体化させることができる。

犠牲になるのは戦乱の最前線にいるウクライナとロシアの者だけ。

ウクライナのゼレンスキー大統領も、我が身は安全な場に置いて、ウクライナ市民に犠牲を強いている。

他者の命を大切にすること。

この原点を見落としてはならない。

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