« 壊される民主主義 | トップページ | 食料問題が経済的安全保障の核心 »

2022年1月30日 (日)

政策転換なき政権交代の限界

日本政治を刷新しようとする考え方に二つの類型がある。

ひとつは「政権交代」自体を優先する考え方。

政権交代のない政治が政治の堕落、腐敗をもたらすとの考え方だ。

新しい政権の政策はともかく、政権交代そのものが重要だとする考え方。

いまひとつは政策転換を伴う政権交代実現を目指す考え方。

政権交代を実現しても政策が変わらなければ意味がないとの考え方。

政策転換の内実を伴う政治刷新を目指す考え方だ。

二つの考え方には一長一短がある。

政権交代実現までの時間はおそらく前者が短いだろう。

政権交代という成果が上がるまでの時間が短い。

しかし、政策の内容が変化しないリスクが高い。

政策転換を伴う実質的な政治刷新を実現するには後者の道を選択することが必要。

しかし、その実現までの時間が長くなるかも知れない。

したがって、まずは非自公勢力の結集を図り、政権交代を実現することが最優先されるべきだとの主張に一理があることは理解できる。

しかしながら、政権が変わっても政策運営が変わらなければ、腐敗を防ぐなどの効果以外の政権交代の効果を期待できない。

また、新しい政権の内部で政策路線が定まらず、政権が空中分解してしまうことも考えられる。

人気ブログランキングへ

この意味で、私は政策転換を伴う政治刷新を目指すべきだと考える。

迂遠な道のりだとの批判はあるが、初めから「ほんもの」を目指すべきだ。

基本政策を共有する市民と政治勢力が連帯する。

この大同団結で政治刷新を実現する。

これが「政策連合」の考え方。

政策を基軸に、党派の壁を超えて、主権者が主導する大同団結。

私たちが重視する基本政策は次の三つ。

対米隷属からの脱却=平和主義の堅持

原発廃止

弱肉強食から共生への経済政策転換

この三つの基本政策を共有する連帯を構築する。

衆議院議員総選挙、参議院議員通常選挙で大同団結を実現すれば、必ず政権を奪取することができる。

明確な目標を定めて一歩ずつ進むべきだ。

ここに示した基本政策について、主要な政治勢力や市民に大きな意見対立が存在しないなら、単なる政権交代追求でも問題はない。

どの勢力が政権を担っても、主権者の求める政策路線と大きく乖離しないからだ。

人気ブログランキングへ

米国の民主党と共和党は類似した政策を示す。

どちらが政治を担っても大きな変化が生じない。

だが、いずれの勢力も大資本の利益追求を基本に置く

このくびきから離れることができない。

米国を支配する大資本が、自分たちの利害が損なわれない政治体制を構築したものと言える。

大資本の利益を否定する主張は米国政治のなかでは封殺されている。

政策連合が提唱する三つの基本政策路線は、現政権には容認できないもの。

日本には根本的な政治対立が存在している。

主権者の多数が政策路線の転換を求めている。

対米隷属状況からの脱却。

原発廃止。

共生の経済政策。

この基本政策の実現には対決型政権交代実現が必要不可欠だ。

政策転換を伴わない政権交代では基本政策路線の転換が実現しない。

基本政策を明確化して、その政策を基軸に「政策連合」を構築。

「政策連合」による政権奪取を実現しなければならない。

ところが、政策路線の転換を明示する政治勢力が弱体化している。

この政治勢力の再建、強化が2022年の最重要課題になる。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a

のご高覧も賜りたい。

人気ブログランキングへ

メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」

https://foomii.com/00050

のご購読もよろしくお願いいたします。

上記メルマガを初めてご購読される場合、
2ヶ月以上継続して購読されますと、最初の一ヶ月分が無料になりますので、ぜひこの機会にメルマガのご購読もご検討賜りますようお願い申し上げます。

https://foomii.com/files/information/readfree.html

人気ブログランキングへ

続きは本日の
メルマガ版
「植草一秀の『知られざる真実』」
第3140号「非六産別労働組合の連合離脱」
でご購読下さい。

『アベノリスク』(講談社)
動画配信はこちら
著書と合わせてせて是非ご高覧下さい。

2011101日よりメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』(月額:540円(税込)/配信サイト:フーミー)の配信を開始しました。

 創刊月201110-2012年6月は、このようなテーマで書いています。ご登録・ご高読を心よりお願い申し上げます。詳しくはこちらをご参照ください。

 メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、info@foomii.comまでお願い申し上げます。

人気ブログランキングへ

 

価格:1,650円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

 

価格:1,650円 通常配送無料

出版社:株式会社コスミック出版
amazonで詳細を確認する

 

価格:994円 通常配送無料

出版社:詩想社
amazonで詳細を確認する

 

価格:907円 通常配送無料

出版社:発行:祥伝社
amazonで詳細を確認する


日本経済を直撃する「複合崩壊」の正体

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:発行:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

あなたの資産が倍になる 金融動乱に打ち勝つ「常勝投資術」~(TRI REPORT CY2018)

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:発行:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

「国富」喪失 (詩想社新書)

価格:994円 通常配送無料

出版社:発行詩想社 発売星雲社
amazonで詳細を確認する

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する


泥沼ニッポンの再生

価格:1,512円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

日本経済復活の条件 -金融大動乱時代を勝ち抜く極意- (TRI REPORT CY2016)

価格:1,728円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす

価格:1,728円 通常配送無料

出版社:星雲社
amazonで詳細を確認する

« 壊される民主主義 | トップページ | 食料問題が経済的安全保障の核心 »

2022年政治決戦」カテゴリの記事

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2022年6月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ