« 世間の常識とかけ離れる接種証明 | トップページ | 野党も問われる政治とカネ透明性 »

2021年11月18日 (木)

野党共闘誹謗の組織的背景

10月31日に実施された衆議院総選挙。

自民党が勝利し、立憲民主党は負けた。

政権を決定する決戦の場が衆院総選挙。

今回は実質上の任期満了選挙。

4年間という時間が付与された。

しかし、立憲民主党は選挙への対応が遅れた。

基本スタンスを定めることすらできなかった。

二兎を追う者は一兎をも得ず。

枝野幸男氏のコウモリ対応が立憲大惨敗の主因。

多くの主権者が日本政治刷新を求めている。

しかし、野党第一党はこの声に寄り添うことができなかった。

敗北を踏まえて心機一転、出直すしかない。

まずは2022年夏に参議院議員通常選挙がある。

主権者は国民。

選択権は国民にある。

立憲民主党惨敗の主因は主権者に明確な選択肢を提示しなかったことにある。

メディアは共産党を含む野党共闘の方針が敗因であったと総括しようとするが、これは事実に反する。

人気ブログランキングへ

投票日前から再三指摘しているように、立憲民主党の枝野幸男氏が共産党を含む野党共闘を冒涜する発言を続けたという事実がある。

そのために、共産党を含む野党共闘に賛同する主権者の多くが立憲民主党から離別した。

他方、共産党を含む野党共闘に反対する立憲民主党支持者の一部は、実際に共産党が選挙協力を行ったことを受けて立憲民主党に投票せず、維新に投票したと見られる。

立憲民主党は左右両側で支持を失ったと見られる。

「コウモリ」の対応が左右両勢力の離反を招いた。

立憲民主党の議席減が109から96への13議席減にとどまったのは、野党共闘が行われたから。

野党共闘が実行されていなければ、立憲獲得議席はさらに減少していた。

したがって、今回総選挙結果を正確に評価する必要がある。

「共産党を含む野党共闘」を毛嫌いしているのが一体誰なのかを的確に洞察することが重要。

「共産党を含む野党共闘」を誰よりも恐れ、誰よりも警戒しているのは、米国の日本支配勢力だ。

日本の革新勢力が一枚岩で結束すれば、日本政治は刷新されてしまう。

これを恐れる日本支配勢力が「共産党を含む野党共闘」を殲滅したいと熱望している。

この熱望を体現しているのがマスメディアの野党共闘批判である。

人気ブログランキングへ

2009年総選挙で小沢-鳩山民主党が歴史的大勝を収めた。

この勝利の主因が何にあったか。

民主党と共産党の選挙協力が民主党大勝をもたらした。

共産党が候補者を大幅に抑制し、民主党勝利を援護射撃した。

その結果、日本支配勢力にとっての「悪夢」が実現した。

あの「悪夢」を繰り返してはならない。

これが彼らの合言葉。

「共産党を含む野党共闘」が強固に構築されると自公政権は吹き飛ぶ。

その裏返しが野党共闘誹謗中傷キャンペーンなのだ。

この核心を洞察できないとすべてを見誤る。

重要なことは多数の主権者が共産党を含む革新勢力の連帯、大同団結を望んでいること。

立憲民主党内には二つの相反する勢力が同居している。

「共産党と共闘しない」極右・守旧勢力

「共産党と共闘する」革新勢力

だ。

大事なことは二つの相反する勢力が分離すること。

これが何より重要だ。

立憲民主党が「極右・守旧勢力」の人物を新代表に据えるなら、党内の革新勢力は離党して新党を創設するべきだ。

基本スタンスが相反する勢力の同居は矛盾そのもの。

この矛盾を解消しない限り立憲民主党に未来はない。

鳩山友紀夫元首相との対談(アジア共同体研究所主宰YouTube動画「UIチャンネル」)
https://bit.ly/39BTgmd

10月5日発売の鳩山友紀夫元首相、孫崎享氏、前川喜平氏との共著『出る杭の世直し白書(ビジネス社)
https://amzn.to/3hSer8a

のご高覧も賜りたい。

人気ブログランキングへ

メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」

https://foomii.com/00050

のご購読もよろしくお願いいたします。

上記メルマガを初めてご購読される場合、
2ヶ月以上継続して購読されますと、最初の一ヶ月分が無料になりますので、ぜひこの機会にメルマガのご購読もご検討賜りますようお願い申し上げます。

https://foomii.com/files/information/readfree.html

人気ブログランキングへ

続きは本日の
メルマガ版
「植草一秀の『知られざる真実』」
第3082号「政権交代原動力だった民共共闘」
でご購読下さい。

『アベノリスク』(講談社)
動画配信はこちら
著書と合わせてせて是非ご高覧下さい。

2011101日よりメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』(月額:540円(税込)/配信サイト:フーミー)の配信を開始しました。

 創刊月201110-2012年6月は、このようなテーマで書いています。ご登録・ご高読を心よりお願い申し上げます。詳しくはこちらをご参照ください。

 メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、info@foomii.comまでお願い申し上げます。

人気ブログランキングへ

 

価格:1,650円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

 

価格:1,650円 通常配送無料

出版社:株式会社コスミック出版
amazonで詳細を確認する

 

価格:994円 通常配送無料

出版社:詩想社
amazonで詳細を確認する

 

価格:907円 通常配送無料

出版社:発行:祥伝社
amazonで詳細を確認する


日本経済を直撃する「複合崩壊」の正体

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:発行:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

あなたの資産が倍になる 金融動乱に打ち勝つ「常勝投資術」~(TRI REPORT CY2018)

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:発行:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

「国富」喪失 (詩想社新書)

価格:994円 通常配送無料

出版社:発行詩想社 発売星雲社
amazonで詳細を確認する

価格:1,620円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する


泥沼ニッポンの再生

価格:1,512円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

日本経済復活の条件 -金融大動乱時代を勝ち抜く極意- (TRI REPORT CY2016)

価格:1,728円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす

価格:1,728円 通常配送無料

出版社:星雲社
amazonで詳細を確認する

« 世間の常識とかけ離れる接種証明 | トップページ | 野党も問われる政治とカネ透明性 »

民進党・立憲民主党・連合の分解」カテゴリの記事

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ