木村太郎氏ワクチン擁護論の誤り
フジテレビ番組「Mrサンデー」で木村太郎氏がおかしな数値説明をした。
国内でワクチン接種した601万人のうち、接種後に85人が死亡したことが公表された。
他方、国内での陽性確認者数74.2万人に対して死者数は1.3万人。
この数値から計算される致死率は1.74%。
他方、ワクチン接種の致死率は0.0014%。
1.74は0.0014の1243倍。
木村氏はこの数値を比較してワクチン接種のリスクが低いと主張した。
木村氏は算数ができないようだ。
日本のコロナ死者数は12920人。
日本の人口は1億2612万人。
日本人がワクチン接種も何もせず、コロナで死亡する確率は0.010%。
これに対して、ワクチン接種をして死亡する確率は601万人が接種して85人だから、0.0014%。
両者の比率は1対7。
ワクチン接種を受けた人の死亡事例は増える可能性がある。
ワクチン接種の長期的な副作用は確認されていない。
ワクチンを受けずに過ごして致死率が0.01%。
ワクチンを受けた場合の、すでに明らかにされている致死率が0.0014%。
この数字を比較してみたとき、リスクのあるワクチン接種を受けなければならないと考える人がどれほどいるか。
これまでの状況では、高齢でない健常者は新型コロナウイルス感染症に罹患しても重症化する可能性は極めて低い。
他方、新種のワクチンを接種した場合の長期のリスクは重大だ。
公共の電波を使って間違いの数値解釈を流布することは問題。
1200倍の差でなく7倍の差である。
しかも、ワクチン接種の長期的なリスクは無視できないほど大きいと考えられる。
新種のワクチンは、体内でコロナウイルスのスパイクたんぱく質を産生するメカニズムを体内に注入するもの。
そのメカニズムが長期間作動することによって免疫暴走、免疫機能不全が生じる、あるいは、がん発生リスクが高まることが懸念される。
感染対策の基本は感染の原因になる行動を控えることと、
自分自身の免疫能力を高めることだ。
基礎疾患を持ち、高齢である人においては、ワクチン接種メリットがワクチン接種リスクを上回る場合があるだろう。
ワクチン接種を全面的に否定するものではないが、ワクチン接種の長期的副作用に対して十分な警戒が求められる。
ワクチン万能論が流布されているが、専門家から重大な警鐘が鳴らされていることを見落としてはならない。
アストラゼネカ社製ワクチンはウイルスベクター型。
コロナウイルスのDNAそのものを体内に注入し、このDNAが体内に残存することになるから、より強い警戒が必要とされる。
元新潟大学医学部教授で同大名誉教授の岡田正彦氏はアストラゼネカ社が治験を行ったブラジル、英国、南アフリカでコロナ変異株が出現した事実を指摘する。
岡田教授は、ワクチンがあまりに強すぎて、それに対抗するためにウイルスが過剰に変異を起こしたのではないかとの考えを示す。
ワクチン研究の専門家で、ビル&メリンダ財団でワクチン部上級プログラム局長を務めていたギアート・バンデン・ボッシュ博士は、コロナワクチン接種が、接種を受けた人が備えている本来の免疫能力を消してしまうことを警告する。
改めて数字を示すが、日本人がコロナで死亡する確率は、これまでの実績に従えば、0.01%。
他方、ワクチン接種後に死亡した人は接種を受けた人の0.0014%。
ワクチン接種による問題はまだ全容が明らかになっていない。
これから10年の間に、重大な問題が次々に浮上する可能性がないと言えない。
もともと、日本人で新型コロナ陽性になる確率は、これまでの実績に従えば0.59%。
ワクチンの重大リスクを踏まえれば、高齢、基礎疾患という条件にあてはまらない場合には、ワクチンを接種しないことが賢明であると判断される。
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