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2021年2月13日 (土)

透明性確保へ選考委ブラックボックス化?

極右的言動を示してきた川淵三郎氏の組織委会長起用案が白紙になった。

正当性のない会長人事案が白紙還元されたことは当然だが、その原因になったのが川淵氏の口の軽さだった。

川淵氏の口の軽さは評価に値する。

川淵氏が口の堅い人物であれば密室人事がそのまま実現した可能性が高いからだ。

川淵氏は2月11日に極めて重要な情報を提供した。

以下に列挙する。

「森さんは「いろいろな反響をみて、辞めたい。川淵さんにお願いしたい」と言われた。」

「とにかく「後を任せるには川淵さんしかいない。小池(百合子)さんと話して、菅義偉首相や安倍晋三前首相とか、武藤敏郎事務総長は、川淵さんならぜひいい」と。

その中で菅さんあたりは「もう少し若い人はいないか」。」

「本来は。女性はいないかという話があった」

「森さんは、いきなり「こういうことになったので、何とか後を引き受けてほしい」と単刀直入だった。」

「「それは、森さんのご意向があるならば、僕としてはベストを尽くします」と。」

森喜朗氏は女性蔑視発言の責任を問われて引責辞任に追い込まれた。

その引責辞任する人物が辞意表明の前に後任会長を指名して後継体制を固める段取りを進めていたことが暴露された。

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伝聞だが、森氏は後任人事について、小池都知事、安倍前首相、菅首相、武藤組織委事務総長とすり合わせて、川淵氏を就任させることで同意を得ていたことを川淵氏に伝えていた。

川淵氏が記者に対して黙秘を貫いていたら、このまま決着した可能性がある。

森氏は2月3日のJOC評議委員会で

「女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。」

「女性は競争意識が強い。

誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。」

「数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。」

と発言し、女性差別、女性蔑視の姿勢が批判を浴びた。

しかし、問題はそれだけにとどまらない。

五輪組織委の意思決定についても重大な問題が指摘されている。

「スポーツ報知」は次のように報じている。

「「組織委員会」は名ばかりだった「何をお前は言っているんだ」意見一蹴…森会長辞任の舞台裏」
https://bit.ly/379NNlS

「昨年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、東京五輪は開催危機に直面した。日本中が開催の可否に揺れる中、3月24日に1年延期が決まった。その時、ある理事は「臨時理事会を開き、話し合うと思っていたが、そういう連絡はなかった。何のための理事会かと思った」と疑問を持ったという。」

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「意思決定機関である理事会では、会議の残り5分くらいで出席者に「何かありませんか?」と声がかけられることが多かったというが、そんな短い時間では議論には至らなかった。

こんな例もある。17年11月、新国立競技場の五輪後の利用として、球技専用への改修案が当時、ほぼ固まりかけていた時だった。理事が「五輪が終わった後も陸上で使うことはできないのか」と発言したが、森会長から一蹴されたという。

現時点ではトラック存続も検討されているが、ある理事は「何をお前は言ってるんだ、と言わんばかりの威圧的な雰囲気でした。その後、理事会で異論を言う人はいなくなったように思う」と振り返った。

「組織委は森会長、武藤事務総長ら一部の方が、ほとんどのことを決めて、理事はその決定事項を会議で聞かされているという流れ。せっかく、様々な分野から集まってきているのだから、もっと意見の交換をすることが必要だと思う」とある理事は指摘した。」

組織委は森喜朗氏が会長、武藤敏郎氏が事務総長。

この二名が合意して決定すれば、それが組織委の決定になる。

これが実態だったのではないか。

森氏の「会議が長くなる」発言は、独裁制に従わない者を毛嫌いするとから発せられたものであると感じられる。

武藤氏は2月12日の会見で

「この7年間、組織委のマネジメント、ガバナンス、コンプライアンスは一番重要な点として、最大限努力してきた」

とカタカナ言葉を羅列してガバナンスの正統性を主張したが、実態はまったく違うようだ。

後任会長の選任について武藤敏郎氏は2月12日の会見で

「国民にとって透明性のあるプロセスでなければならない」

と述べた。

ところが、組織委員会はこれと並行して驚くべきことを決定していた。

後任を絞り込む選考委員会のメンバーを非公表とすることを決定していたのだ。

透明性を高めるために選任プロセスをブラックボックスにすると宣言したわけだ。

もはや組織委員会を解散するべきではないか。

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