消費税率5%への引き下げでの共闘という現実的提案
11月15日金曜日に衆議院第2議員会館多目的会議室で開催された
「いま消費税を問う!
-専門家・国会議員・市民による緊急院内集会-」
の動画映像が配信されているのでぜひご高覧賜りたい。
前編
https://www.youtube.com/watch?v=EohqxoSxhNU
には
原中勝征氏開会あいさつ
湖東京至氏講演
篠原孝衆議院議員
嘉田由紀子参議院議員
小宮山泰子衆議院議員
笠井あきら衆議院議員
福島伸享前衆議院議員
渡辺てる子前参議院議員候補
山本太郎れいわ新選組代表メッセージ代読
(代読は高橋清隆運営委員)
が収録されている。
https://www.youtube.com/watch?v=D1-jRSOywyQ
後編には、
荒川俊之氏講演
質疑応答
消費税廃止国民運動提言(斎藤まさし運営委員)
まとめ(植草一秀運営委員)
閉会あいさつ(山田正彦運営委員)
が収録されている。
司会進行は
安田節子運営委員と佐久間敬子運営委員が担当した。
動画を公開くださった
sarasoujunohanaさまに深く感謝を申し上げたい。
昨日に引き続き、集会での登壇者の発言を紹介させていただく。
国民民主党の小宮山泰子議員は、民主党時代に消費税増税に反対して除名処分を受けたことに言及した。
その上で、消費税に公平性があるのかとの疑問を提示した。
複数税率が導入されたが、消費税はそれ以前の物品税を統合した面もあり、個別品目毎に業界が陳情を繰り返し、複雑な制度が構築されてきた面があるのではないかと指摘。
複数税率は政治と行政の癒着の構造に戻すものではないかと指摘した。
さらに、米国べったりの安倍首相なら、なぜ、国税として消費税を持たない米国の制度、情報公開に厳格な米国の制度を参考にしないのかと苦言を呈した。
税は民主主義の根幹にかかわる重要な問題であり、皆さんと力を合わせて対応してゆきたいとの考えを述べた。
日本共産党の笠井あきら衆議院議員は、まず、安倍内閣の「桜を見る会」の問題に触れた。
連日、「桜を見る会」の疑惑が拡大ており、野党は結束してこの問題を追及してゆくことにした。
本当にこんな政治は変えなければならないと強調した。
内閣改造後に閣僚が相次いで辞任に追い込まれたが、これらの事案が表面化するなかで、安倍首相は「内閣にある者であってもなくても、与党でも野党でも、疑惑を持たれた者がしっかりと説明責任を果たすことが重要だ」と述べてきた。
安倍首相にはしっかりと説明責任を果たしてもらわねばならないと強調した。
消費税については市民から手紙をいただいたことを紹介した。
消費税が増税されて日々の生活は苦しくなるばかり。国民がこれほど苦しんでいるときに武器、弾薬、兵器には膨大なお金を注ぎ込む。
この対応はおかしいとの意見をもらった。
消費税増税に併せてキャッシュレス化が推進されているが、中小零細企業で対応できている事業者は極めて少ない。
消費税が導入されてから日本経済が成長を失ってきたのも事実だ。
やはり消費税は廃止するしかないとの判断を一段と強めている。
消費税の税収は法人税減税や超富裕層の減税に充当されてきたという事実がある。
第2次安倍内閣が発足してから消費税が5%から8%へ、さらに10%へと引き上げられてきた。
これをまずは5%に戻すということから始めることも検討に値する。
選挙に際しては安倍内閣を退場させて新しい政権を作らなければならないが、その連合政権を樹立することについてもしっかりと野党の話し合いを進めてゆきたい。
みなで力を合わせてゆこうとの決意表明があった。
前衆議院議員の福島伸享氏は茨城県水戸市を地盤としている。
福島市は「水戸といえばテロ」であり、いまの現状を見ると、思わず強い思いがこみ上げてくると述べた。
街頭で活動をしていると、いまの安倍政治に対する主権者の怒りがひしひしと伝わってくる。
安倍夫妻の姿が画面に登場すると食欲がなくなるとする市民も多いと指摘した。
しかし、野党にも吐き気がするという市民も多い。
最新の世論調査結果を見ると安倍内閣の支持率が上昇し、不支持率が下落している。
政党支持率も自民党は高く、立憲民主党は3.1%にまで凋落してしまっている。
国民民主党に至っては0.2%にまで低下している。
このまま選挙に突入すれば、また野党は負けるだろう。
この現実を直視しなければならないと強調した。
かつての民主党が間違ったことをはっきりとさせることが先決だ。
その上で、新しい政治の流れを創り出さないといけない。
そのために、主権者も動き、声を出し、行動することが重要だ。
しっかりと対応してゆきたいと述べた。
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