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2019年11月20日 (水)

安倍内閣長期化という「悪夢」

政府主催行事の「桜を見る会」が安倍首相によって私物化されていた問題で重大な疑惑が浮上している。

この問題の拡大に合わせるかのように沢尻エリカ氏の薬物事案での逮捕が執行された。

両者の因果関係は明白である。

薬物事案の検挙のタイミングは「恣意的に」決定できる。

ブラックリストは用意されているわけで、捜査当局が「タイミング」を見計らって逮捕等の措置を執行していることは容易に想像できる。

恣意をもって運用できる事象が何らかの恣意によって運用されていると推察することを「陰謀論」と表現するのはいささか知性を欠く行為だ。

これまでの薬物事案摘発のタイミングを見れば、その行為が政治的意図の下に行われてきたことを否定することの方がはるかに困難である。

安倍内閣は自己の利益のために、あらゆることを利用する。

権力の濫用によって「公」を「私」にしてしまうのが安倍内閣の最大の特徴である。

その安倍内閣が長期間持続しているが、主権者が安倍内閣を強く支持しているわけではないことを認識する必要がある。

国政選挙で安倍自公に投票している主権者は全体の25%未満である。

4分の1の主権者しか安倍内閣を積極的に支持していない。

選挙での投票行動を見れば、反安倍自公勢力に投票している主権者の方が多い。

しかし、選挙制度の特性によって、安倍自公が国会議席の7割近くを占有しているだけのことだ。

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世論調査が示す40%台の安倍内閣支持率を鵜呑みにはできない。

真実の支持率は20%台であると考えられる。

20%ポイントは人為的に下駄を履かされているのだと思われる。

この内閣が長期化することになる最大の分岐点を形成したのが2013年7月の参院選だ。

2012年12月総選挙で野田佳彦氏が自爆解散に突き進んだ。

野田氏の最大の目的は小沢新党を破壊することだったと思われる。

民主党の公約だった「白アリを退治しないで消費税を引き上げない」を守り抜こうとしたのが、民主党離脱者が創設した小沢新党だった。

この政党が真正民主党と呼ぶべき存在だった。

メディアは徹底的に小沢新党を攻撃した。

攻撃の手法は、一切メディアの情報に載せないというものだった。

野田氏が年内総選挙に突き進んだのは、小沢新党が多額の政党助成金を受け取ることを阻止するためだった。

野田佳彦氏は背徳の消費税増税法制定を強行し、安倍自民に大政を奉還した。

そして、メディアが小沢新党を完全無視してこの真正民主党を破壊したのである。

そして半年後の2013年7月の参院選で安倍自公が勝利して参院過半数を確保した。

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この「ねじれ消滅」によって安倍長期政権という「悪夢」が現実のものになった。

衆参がねじれていれば、政権の不祥事によって政権が立ち行かなくなる。

2006年から2012年まで7年連続で内閣が消滅したのは「衆参ねじれ」が存在したからだ。

つまり、衆参ねじれが政治の浄化をもたらす原動力になっていた。

ところが、2013年参院選でねじれが消滅した。

ここから安倍内閣の暴走が始まり、いまなお続いている。

衆参両院の多数を握っているため、政権の不祥事によって政権が行き詰まることがなくなった。

安倍首相は「国会のことは国会がお決めになる」と繰り返すが、衆参両院の多数を与党が占有していると、国会は政権の不祥事に対してメスを入れることを阻止するようになる。

「内閣にある者もそうでない者も、与党であろうと野党であろうと、疑いを持たれた者は説明責任を果たさねばならない」

と明言してきた安倍首相が、自分自身の問題については説明責任を果たさない。

衆参両院の予算委員会で「桜を見る会」疑惑について集中審議を行うよう野党が要求するなら、安倍首相が与党の代表として与党に集中審議を行うよう指示をすれば集中審議が実施される。

安倍首相が与党に「集中審議に応じるな」と指示するから集中審議が行われないだけなのだ。

2013年参院選に際して、「ねじれ解消」を扇動したのは日本のマスメディアだ。

これ以降、日本政治から自浄作用が消滅した。

日本政治は安倍内閣の存続と比例して完全腐敗の一途を辿っている。

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