8月25日埼玉知事選で全有権者が安倍政治NOを!
高校野球が熱戦を繰り広げているがまもなく決勝戦を迎える。
高校野球が幕を閉じると夏休みも終わりを告げる。
7月21日に参院選が実施されて安倍自公政治の翳りが一段と鮮明になったが、政局は秋の陣に向かう。
弱体化する安倍自公政権が求心力を維持するには憲法改定の発議に持ち込むことが必要だが、参院選の結果、改憲勢力は参院3分の2を確保できなかった。
国民民主党内の「隠れ自公派」の一本釣りが模索される局面だ。
このなかで、今後の政局に重大な影響を与える選挙が行われる。
8月25日に投票日を迎える埼玉県知事選だ。
自公は元プロ野球選手でスポーツライターの青島健太氏を擁立した。
安倍自公対峙勢力は元参議院議員の大野元裕氏を擁立した
この2名以外にも立候補者がいるが、選挙戦は事実上の保革一騎討ちの状況になっている。
参院選1人区では自公が22勝10敗の戦績となったが、激戦区とされた選挙区では軒並み自公が敗北した。
東北地方では自公が2勝4敗に終わった。
自公政治に反対の主権者が結集すれば選挙に勝てる。
このことが改めて確認された。
埼玉県知事選では行田邦子氏が出馬を取りやめたために、選挙戦が保革対立の事実上の一騎討ちになった。
これまで知事を4期務めた上田清司氏は出馬を見送り、大野氏の支援に回った。
大野氏は参議院議員を失職したため10月27日に参院埼玉選挙区補欠選挙が実施されることになっている。
上田元知事が10月参院補欠選に出馬する可能性も取り沙汰されている。
参院選補選は参院の改憲勢力数に影響を与えるため、非常に重要な選挙になる。
また、埼玉県は立憲民主党の枝野幸男氏の地元であり、今後の野党再編への影響も小さくない。
各陣営の思惑が交錯しているが、政治の問題に決着をつける主役は主権者であることを忘れてはならない。
政治家はともすれば「自分が主役」の振る舞いを演じるが大きな勘違いだ。
「主役は主権者」であることを忘れてはならない。
野党の結集が進展せず、極めて基盤の脆弱な安倍自公が暴政を継続しているが、現状を打破するには主権者の覚醒と行動が必要不可欠だ。
選挙戦が事実上の保革一騎討ちになったのであるから、主権者は行動しやすい。
安倍自公政治の打破、刷新を求める主権者は投票所に足を運び、安倍自公対峙勢力の統一候補になった大野元裕氏に清き一票を投じるべきだ。
自公支持者は雨が降ろうと槍が降ろうと投票所に足を運ぶ。
この岩盤勢力が全有権者の20%~25%を占めている。
主権者が参政権を放棄すると、この岩盤層が支持する候補者が当選してしまう。
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に記したように、25%の安倍自公支持勢力は一言で言えば、安倍政治の利権に群がる人々だ。
政権与党は巨大な資金を動かす権力と化す。
その巨大資金をどのように運営するのかが政治の最大の機能であると言える。安倍自公政治は巨大な財政資金を「利権化」しているところに最大の特徴を有する。
社会保障支出を可能な限り切り刻み、利権支出のウェイトを高める。
これが安倍自公政治の財政運営である。この利権政治を打破するには、安倍政治に終止符を打つことが必要なのだ。
決戦の場は次の衆院総選挙になるが、その決戦の場に向けての重要なスタートになるのが埼玉県知事選である。
埼玉県の主権者は8月25日が県知事選投票日であることを認識して、必ず参政権を行使しなければならない。
政治を利権につながる25%の人々の私物にしてはならない。
10月27日の参院補選も重要になる。
埼玉県知事選を日本世直しの主発点に位置付けなければならない。
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