愛・夢・希望の未来つくる主権者主導の政治刷新運動
政党が主権者の声に正面から向き合わないのであれば、これからの日本政治刷新運動においては、主権者国民が前面に出てゆかざるを得ない。
日本の主権者多数が安倍政治の退場を求めている。
主権者が求めているのは、日本政治の基本方向を刷新することだ。
原発をどうするのか。
集団的自衛権行使を容認するのか。
消費税増税を推進するのが。
TPPや沖縄米軍基地建設を推進するのか、
現在の安倍政権の基本路線を支持する勢力が存在することは認識している。
それはそれでよい。
しかし、その基本路線に反対する主権者が多数存在する。
恐らく、安倍路線支持者と安倍路線反対者の比率は互角であると思われる。
重要なことは、国民の前に選択肢が分かりやすいかたちで提示され、主権者国民が選択できる状況を生み出すことだ。
二者択一、二項対立の図式を生み出すことが肝要なのだ。
安倍政治支持勢力と安倍政治対峙勢力が真正面から向き合う。
この構図を作り出すことによって、主権者国民が政権を選択できる環境が整う。
政権交代はいつでも生じ得るだろう。
これが政治に緊張感をもたらす。
この構図成立を妨げているのが
「あいまい勢力」=「ゆ党」=「隠れ自公」
の民進党、希望の党、関連無所属グループである。
結局、彼らが合流することになるだろう。
これらが合流すると、立憲民主党を抜いて野党第一党に躍り出るかも知れない。
そして、民進党に残存する政党交付金残高を丸取りできる。
ここから立憲民主党に合流するための離党者が続出しても、政党交付金を1円も配分しない。
政党交付金強盗と呼ぶべきである。
そして、彼らは政党交付金とともに落選街道を転落してゆくことになるに違いない。
彼らが自公補完勢力でも別に構わない。
元々、彼らは自公補完勢力だったのだ。
しかし、自公が肥大化しているなかで、自公補完勢力を支持する者はほとんどいない。
彼らが完全消滅するのは時間の問題だ。
10月衆院総選挙でせっかく民進党の分離・分割が大きく進展したのに、「ゆ党」の者たちは、これを前に進めようとしない。
そうであるなら、主権者が前面に立って動くしかない。
また、立憲民主党も料簡の狭い主張を示すべきでない。
安倍政治を退場させて、日本の政治路線を刷新するには、考えを共有する政治勢力と主権者が大同団結=連帯するしかない。
「共産党とは政権を樹立できない」
などと言っているようでは、目の前にある政権奪還のチャンスさえ失ってしまうだろう。
立憲民主党も裏側で連合と取引している姿が垣間見られて、現在のままでは、主権者国民の大きな支持を獲得することはできないだろう。
だから、既存の政党に依存するのでなく、主権者が主導して政権刷新の道筋をつけることが重要なのだ。
イタリアの五つ星運動は、文字通り、草の根民主主義運動そのものである。
既存の政党を排除して、主権者がネットと広場を通じて連帯し、一気に支持率第一位の地位に昇り詰めているのである。
主権者が主役の政治刷新運動を日本でも展開する必要がある。
人々が積極的に政治に関与するように仕向けるには、政治に参加することの意義を人々が納得しなければならない。
そのためには、政治に参加することで、現実政治が変わることをはっきりと示す必要がある。
変化が目に見えるかたちになることによって、人々の政治への参加姿勢は一気に積極的なものになるだろう。
そしてもうひとつ。
どうしても必要なことがある。
それは「明るさ」である。
新しい政治の流れに「明るさ」、「暖かさ」、「夢」を埋め込むことだ。
暗い、陰湿な、利権まみれの政治を排して、明るく、温かく、清潔な政治を打ち立てる。
その積極的なイメージを浸透させることが重要である。
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