安倍9条改憲NO!11・3国会包囲大行動
3連休の初日になる11月3日(金)
安倍9条改憲NO!
全国市民アクション
が実施される。
●安倍9条改憲NO!全国市民アクション11・3国会包囲大行動
日時:2017年11月3日(金)13:55~15:30
主催:安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
11月3日は日本国憲法の公布記念日である。
再び国会を10万人で包囲し、安倍9条改憲NO!の意思を示そう!
という集会である。
国会議事堂を包囲するかたちで、
国会正面前
議員会館前
国会図書館前
町村会館前
の4か所にステージが設置される予定である。
それぞれのステージで、多くの方からメッセージが発せられる。
私も国会図書館前ステージで声を発する予定である。
安倍政権与党は憲法改定を具体的な行動として展開し始めている。
憲法改定を発議して、国民投票に持ち込むことは確実な情勢である。
しかし、この憲法改定は「改正」ではなく「改悪」である。
「改悪」である以上、この憲法改定を絶対に認めてはならない。
自民党が公開している「自民党憲法改正草案」は、そもそも、その名称に決定的な誤りがある。
内容を中立公正の立場から判断する限り、この草案の名称は、
「自民党憲法改悪草案」
でなければおかしい。
名称からして決定的に間違っているのである。
自民党憲法改定案は、日本国憲法の根本原理を、ことごとく覆すものである。
日本国憲法の根本原理は、
国民主権
基本的人権の尊重
平和主義
である。
自民党憲法改定案は、このすべてを根底から覆す内容である。
国民主権=国民のための国家を、自民党案は、「国家のための国民」に変える。
憲法は権力の暴走を防ぐ防波堤の役割をもって制定されるものである。
権力を縛るのが憲法の役割で、権力といえども憲法の前には従順でなければならない。
これが憲法の根本性格で、憲法によって権力を縛り、政治を行うのが「立憲主義」である。
ところが、自民党憲法改定案では、第102条に
憲法尊重義務を国民に課している。
「権力を縛る憲法」が「国民を縛る憲法」に変えられるのである。
「国民を縛る憲法」は大日本帝国憲法であり、安倍自公政権は日本の憲法を大日本帝国憲法に戻すことを目指すものなのだ。
日本国憲法は、基本的人権を
「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたもの」(第97条)
としているが、自民党改定案は、「この憲法が国民に保障する自由及び権利」について、
「国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。」
としている。
つまり、「公益及び公の秩序に反しない」範囲内でしか基本的人権を認めないかたちに変えられる。
これも、実は完全に大日本帝国憲法への回帰なのである。
そして、9条を改定し、日本を「戦争をしない国」から「戦争をする国」に変える。
日本の国体を根底から転覆させるものであり、「国家転覆の企み」であるとしか言いようがない。
政府は自民党を破壊活動防止法(破防法)の監視対象に指定するべきであると言える。
つまり、自民党改憲案は憲法改定の許容範囲を超えた、国家の破壊、国家の転覆にあたるものである。
このような暴挙を、私たちは絶対に認めてはならない。
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