腐臭立ち込めるアベ友疑惑三兄弟の迷宮
森友学園
加計学園
山口敬之氏
などの問題での安倍内閣の対応は
まさに政治の私物化、政治の完全腐敗を意味するもの
との批判を招くものである。
安倍首相の近親者に対して、国家権力上の便宜や利益を供与しているとの疑惑が濃厚に立ち込めている。
私はこれらの事案を総称して
「アベ友事案」
と表現してきたが、この表現がまさに正鵠を射ている状況が広がっている。
韓国で朴槿恵大統領に対する国民の怒りが爆発した理由も
朴槿恵大統領が政治を私物化しているとの疑惑の拡大にあった。
米国ではトランプ大統領がFBIの人事に介入したとの批判が巻き起こっているが、日本ではあべ政権による捜査当局、司法当局に対する人事介入は日常茶飯事となっており、山口氏の事案では、一度発令された逮捕状がもみ消されるという驚愕の事実が明らかになっている。
政治の腐敗、政治の私物化の程度において、安倍政権の現状は韓国の朴槿恵政権や米国のトランプ政権をはるかにしのぐ惨状を示している。
この腐臭立ち込める政治の現状を刷新するのが国会の役目であり、それを主導するのが主権者国民の役目である。
ところが、これまでのところ、政治の自浄作用がまったく発揮されない状態が続いている。
森友学園の事案では、安倍昭恵氏が森友学園の不動産取得問題に深く関与したことが明らかになっている。
安倍首相は「自分や妻が関わっていたなら、総理も議員も辞める」と国会答弁で明言しており、速やかに総理と議員を辞職するべき状況が生まれている。
辞任したくないなら、疑惑を払拭することが必要不可欠である。
疑惑を払拭するためには、昭恵夫人の説明が不可欠だ。
昭恵夫人による公の場での説明と質疑応答を実現することはを野党の責務であるとともに、安倍首相の責務でもある。
「説明責任も果たさない」人間に総理を担う資格はない。
加計学園問題でも安倍首相は国会答弁で
「働きかけていたなら責任を取る」
と明言している。
文科省の文書には「総理のご意向」の表現が明記されていた。
この文書は文科省内に確実に存在していたものであると前川喜平前事務次官が証言している。
ところが、安倍首相、菅官房長官、松野文科相は存在を否定している。
しっかり調査すれば判明することを調査もしない。
「虚偽答弁」を強引に押し通している。
国会に対する侮辱行為、冒涜行為である。
山口敬之氏に対する逮捕状が執行されず、逮捕がもみ消され、検察が無罪放免にした。
五輪ゴールドメダリストの内芝正人氏が懲役5年の実刑判決を受けたことと比較して明らかな相違がある。
ホテルの防犯カメラ映像、タクシー運転手の証言を公開して真実を明らかにする必要がある。
米国でトランプ大統領がFBI長官を交代させたこととは比較にならない、直接的な刑事捜査への介入があったと推察される状況である。
このような重大事案は国会において、徹底的な真相解明を図る必要がある。
このような政治の腐敗、政治の私物化について、最終的な判断を下すべき存在が主権者国民である。
主権者国民は、このような政治私物化、政治腐敗を容認するのか。
少なくとも、真相を明らかにすることを求めるべきである。
真相を明らかにするには、直接当事者による説明が必要不可欠だ。
安倍昭恵氏が一切の説明責任を放棄していることを主権者は許すべきでない。
前文部科学事務次官の前川喜平氏は、証人喚問に応じることを明言している。
安倍政権がこのような説明の場を設定することすら拒絶することを、メディアがなぜ攻撃しないのか。
まったく筋が通らない。
日本政治の腐敗を除去するには安倍政権の除去が必要不可欠だ。
安倍政権除去を可能な限り速やかに実現しなければならない。
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