消費税大増税と共に転落する日本と安倍政権
ドイツの公共放送ZDFが制作したドキュメンタリー番組
『フクシマの嘘』
を紹介したが、早速、YOUTUBEの動画配信映像が削除されたようだ。
ネットで『フクシマの嘘』の動画を検索していただくと、各種動画配信映像を閲覧できるので、検索の上、ご参照賜りたい。
安倍晋三氏がIOC総会で述べた、
「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません」
の言葉が信用に値するものであるのかどうか。
外国の放送局であるZDFが制作した番組を閲覧したうえで考えていただきたく思う。
日本のNHK=日本偏向協会は「公共放送」ではなく「御用放送」であるので、政治に絡むテーマについては、こうした客観性のある番組を制作できない。
残念なことではあるが、海外の良心に委ねるしかないわけだ。
参議院予算委員会で民主党の小西洋之議員が安倍政権のNHK私物化人事を厳しく追及した。
小西議員は安倍政権が
「みなさまのNHK」
を
「あべさまのNHK」
に変えてしまっていると指摘したが、正鵠を射た指摘である。
さて、この4月から消費税率が8%に引き上げられる。
日本国民は従順だから、お上の決めたことに抵抗する者が少ない。
圧政にも悪政にも、文句も言わずに隷従する者が多い。
政治を良くするには、何と言っても国民の力が必要である。
国民がすべてを疑い、自分の目でものを見て、自分の頭で考え、そして、積極的に行動する。
これがないと、政治はなかなか変わらない。
弁護士として力の限り活動を続けた故日隅一雄氏は、
「思慮深く積極的に行動する」
ことが必要だと唱えられたが、その通りである。
歴史作家の塩野七生さんは、「ルネサンス」とは一言で表現すると、
「すべてを疑うこと。すべてを疑い、自分の頭で考えること」
と述べられたが、真の人間性回復とは、体制に従順に隷従するのではなく、体制をまずは疑ってみることがから始まるのだと言える。
正統性のない消費税増税をもたらした元凶三首相は、
菅直人氏、野田佳彦氏、安倍晋三氏
の三名だ。
ZDFのドキュメンタリー番組は優れた番組だが、菅直人氏を正義派に分類している点だけは、完全に誤りである。
日本政治を破壊した元凶の一人が菅直人氏である。
2009年に誕生した民主党政権を「栄光の政権」から「背徳の政権」に転落させた張本人が菅直人氏である。
菅直人氏を正義派扱いする点は、表層的な捉え方である。
2009年の総選挙で民主党は消費税について次のスタンスを明示した。
「シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。
そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしい」
これが、民主党が消費税について提示した基本主張である。
この政権公約を全面否定したのが菅直人氏である。
2010年6月2日に、菅直人氏はクーデターを挙行する。
鳩山由紀夫首相が辞意を表明したことを逆手にとって、権力を不正に強奪した。
そして、6月17日、参院選公約発表会見で、突然、消費税率を10%に引き上げる方針を提示したのである。
財務省にひざまずいて、政権長期化を狙ったのである。
しかし、主権者国民は、菅直人氏の背徳の行動を許さなかった。
7月11日の参院選で菅直人民主党は惨敗したのである。
菅直人氏は参院選を菅政権に対する信任投票の場と位置付けた。この参院選での惨敗は「菅直人政権不信任」を意味したから、この時点で菅直人氏は退陣しなければならなかった。
ところが、菅直人氏はそれから1年以上も首相の座にしがみついた。
本来、菅直人政権は退場し、小沢一郎政権が誕生するはずであった。
ところが、不正選挙、不正報道で、この「正史」は改ざんされたのである。
日本の歴史は完全に歪められてしまった。
そして、あろうことか、
「シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。
そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしい」
と絶叫していた野田佳彦氏が首相に就任して、「シロアリ退治なき消費税増税」を法律として成立させてしまった。
安倍晋三氏は「景気に配慮」と言いながら、財務省の誘導に抗することができず、この4月からの消費税大増税実施を決めてしまった。
消費税増税で日本経済は転落する。
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