安倍首相がオバマ大統領に贈る「お友達」メッセージ集
NHKの籾井勝人会長は就任記者会見で従軍慰安婦を巡る問題について次のように発言した。
「戦時中だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、この問題はどこの国にもあったこと。」
「韓国だけにあったと思っているのか。戦争地域にはどこでもあったと思っている。ドイツやフランスにはなかったと言えるのか。ヨーロッパはどこでもあった。なぜオランダには今も飾り窓があるのか。」
「慰安婦そのものは、今のモラルでは悪い。だが、従軍慰安婦はそのときの現実としてあったこと。」
「会長の職はさておき、韓国は日本だけが強制連行をしたみたいなことを言うからややこしい。お金をよこせ、補償しろと言っているわけだが、日韓条約ですべて解決していることをなぜ蒸し返すのか。おかしい。」
安倍晋三氏がNHK経営委員に抜擢した作家の百田尚樹氏は、都知事選での田母神俊雄氏の応援演説で次のように述べた。
「今回の都知事選は、本当に日本の将来がかかっていると思います。
この場で他の候補者のことを悪く言いたくはないですが、名前は言いませんが、日本のクズみたいなやつに投票してほしくないです。
やっぱり人間性は非常に大事です。確かに今回の候補者の中には、非常に女にだらしない、金に汚い人間がいます。
今回の都知事選で、人間のクズみたいなやつが都知事になったら日本は終わります。
実は今から69年前に戦争に負けて、日本を占領したGHQ、アメリカ占領軍、その連合軍がその当時の日本人に何をしたかというと、実はこれは徹底した自虐思想を植えつけたんです。
これは、日本人、お前たちが悪いことをしたんだよ、と。お前達が悪いんだと、これを徹底して植えつけたんです。
これは何故かと。これは極東軍事裁判です。東京裁判のせいなんです。日本の東京の惨状、広島長崎の悲惨な状況を見て、実は、恐らくやり過ぎたと思ったんでしょう。
これほど悲惨な戦争犯罪はないんです。
全く一般の無辜の民を何十万人虐殺したんです。
実は東京も四度の大空襲にあっています。その内の一番最初の大空襲は昭和20年3月9日です。その時は東京の下町の民家密集地点を狙いました。この時のアメリカ軍のやった空襲は、正にこれほど悲惨な戦争犯罪はあるかという位の残虐な行為でした。
一夜にして日本人の尊い命が10万人以上も失われたんです。これ大虐殺です。本当に。こんなにひどい殺し方ありますか。
さらに広島と長崎の原爆もそうです。これも完全に人体実験です。
ですから広島に原爆を落とすために、実はアメリカ軍は広島に長いこと一般爆弾を落とさなかったんです。
つまり一般爆弾を落としたら原爆との比較にならないということで、長崎も小倉も新潟もほとんど一般空襲それまでされなかったんです。
つまり原爆の威力を、どれほどのもんかということを見たかったんです。これは大虐殺なんです。
そしてアメリカ軍が日本を占領した時に、実際に東京大空襲、広島長崎の原爆のあまりの悲惨な状況を見て、これは自分たちが戦争犯罪人にやられると思ったんです。
まあもちろん彼らは戦勝国だから、実際には戦争犯罪人にはやられません。東京大空襲の司令官のカーチス・ルメイは、「もしアメリカが戦争に負けたなら、私は戦争犯罪人として裁かれるだろう」と言ったんです。それほどの大虐殺をした。
そしてこの大虐殺をごまかすための裁判やったんです、東京裁判というのは。つまり自分たちの罪を相殺するために。
よく出てくる南京大虐殺は、1938年に蒋介石が「日本軍は南京大虐殺をした」とやたら宣伝した。でもその時に世界の国は無視した。
何故か。そんなことは無かったからです。
その当時南京市内には大量の欧米人の新聞記者の方々がいました。彼らは現実を見ていた。ですから蒋介石がいくら嘘を言っても信用しなかったんです。報道はいくつかあったが、この報道した記者は、現実には全く見ていないんです。蒋介石の言い分をそのまま書いたという。
ですから国際的にも問題にならなかった。
ところが、そうやって十年間何も問題にならなかったのが、戦後極東軍事裁判で、初めて突然亡霊のごとく南京大虐殺が出てきた。
何で出てきたかというと、つまりアメリカ軍は自分たちの罪を相殺するためなんです。
東京大空襲、広島長崎の原爆も、アメリカ軍が悪いんじゃない。お前たちが悪いからこうなったんだと。
アメリカ軍が代わりに持ってきたのが南京大虐殺なんです。
最初は、20万人だったんです。でも20万人じゃ少ないと。無理やり30万人にしたというとんでもない話なんです。」
さらに、安倍晋三氏が私的にもに親しくしている金美齢氏は2月23日に放映された「やしきたかじんのそこまで言って委員会」で次のように発言した。
http://www.youtube.com/watch?v=G1z6ARUt9V8#t=687
(金美齢氏発言は11分過ぎ)
「ねぇ、あのねぇ。そもそもねぇ、オバマ氏が出て来た、あの、大統領選挙。もしオバマさんがぁ、白人だったら。あのレベルの政治家ではね。
大統領に当選しなかったと私は思ってるわけ。
あの当時やっぱりね、ある種の旋風が巻き起こったんですよ。」
(画面切り替え=恐らく編集による発言カット部分あり)
「ポピュリズムだったと私は思うの。」
国際社会は、これらの人物たちの発言を、安倍晋三氏の本音の吐露と捉える。
米国は表向き冷静を装っているが、安倍氏が肝いりで抜擢した人物、あるいは、安倍氏が私的に親しくしている者たちの発言を、彼らが、安倍氏の本音の吐露と捉えることは順当なことである。
続きは本日の
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