子宮頸がんワクチンが大推奨されてきた裏事情
に、
「安倍総理!子宮頸がんワクチンをやめて下さい」
と題する特集記事が掲載された。
日本では子宮頸がんワクチンが2010年11月から2013年3月まで、臨時で公費助成された。
予防のためには3回の接種が必要で接種費用は合計4-5万円程度である。
厚生労働省が2010年度から実施した「ワクチン接種緊急促進事業」の対象ワクチンに子宮頸がん予防ワクチンが含められ、市区町村が行う接種事業に国が助成を行い、おおむね中学1年生から高校3年生相当の女子である事業対象者は無料もしくは低額で接種を受けられるようになった。
ところが、2013年6月14日の専門家会議で、接種のあと原因不明の体中の痛みを訴えるケースが30例以上報告され回復していない例もあることが判明した。
これを受けて、厚生労働省は接種の推奨を一時的に中止した。
接種そのものが中止されているわけではなく、接種希望者はこれまで同様に公費で接種が受けられるほか、副作用の被害が認められた際は救済制度の対象となる。
ところが、子宮頸がんワクチン接種後に長引く痛みやしびれなどの報告症例について、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会は「心身の反応」との見解を示した。
つまり、ワクチンの副作用ではないとの見解が示されたのである。
そのうえで、接種呼び掛けを国として再開するか否か、どのように行うかの結論を2月中にも出す動きが示されている。
接種呼びかけを国が再開するとしても、接種を義務化することにはならないと思われるが、極めて杜撰な取り扱いであると言わざるを得ない。
厚労省ホームページ内の「子宮頸がん予防ワクチンQ&A」には、子宮頸がんワクチンの、がんを予防する効果についての国の説明が書かれている。
「子宮頸がんは、数年から数十年にわたって、持続的にヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した末に発症するとされています。子宮頸がん予防ワクチンは、新しいワクチンなので、子宮頸がんそのものを予防する効果はまだ証明されていません」
効果が証明もされていないワクチンの効果を誇大に宣伝し、その接種を無料化して接種を促進する裏側にどのような事情があるのか。
極めて重大な問題である。
子宮頸がんの予防ワクチン接種後、医療機関から報告された発熱などの副作用は2010年11月~2013年3月に計1196件に上っている。
このうち、運動障害が残るなど重篤とされたケースも106件あった。
ワクチンによる重篤の報告数はインフルエンザワクチンの約40倍とされる。
重篤な副作用被害が広がっているにも関わらず、国は、ワクチンと重篤な副作用の因果関係を認めていない。
福島で重大な原発事故が発生し、その後、福島県を中心に子どもの甲状腺がんの発症事例が急増している。
これについても政府は、原発事故との因果関係を否定している。
因果関係があると考えるのが自然である。
ところが、損害賠償の問題などが絡むため、挙証責任が被害者に押し付けられているわけだ。
こうした図式に対して、主権者である市民が怒りの声を上げて、行動を起こしてゆかなければ、深刻な事態は変化しない。
子宮頸がんワクチンでは、国会で、ワクチン接種の無料化に躍動した議員がいた。
公明党の参議院議員だった松あきら氏である。
「サルでもわかる子宮頚がんワクチン」サイト
http://vaccine.luna-organic.org/?page_id=524
には、次の記述がある。
「子宮頸がんワクチンの早期承認と公費助成の推進にもっとも力を発揮したのが、公明党の松あきら議員だといわれている。
その夫の西川知雄氏は「グラクソ・スミスクライン(GSK)の顧問弁護士をしている」らしい。(出典:医療情報誌月刊『集中』)」
「ヒトパピローマウイルスワクチン推進は一体誰のためなんだ、という疑惑を感じさせる人脈図だね。」
とのただし書きが付せられている。
人脈図の内容の真偽は未確認だから注意を要するが、このような評判が立てられていることには留意すべきだろう。
3回接種で4-5万円の費用がかかる子宮頸がんワクチンは、
「サーバリックス」
という名のワクチンで、これを製造・販売している企業がグラクソ・スミスクライン社である。
ワクチン・ビジネスはいまや、大手製薬会社のドル箱商品である。
ワクチンは健常者に摂取するものだから、販売数量が桁違いに大きなものになる。
しかも、単価がべらぼうに高い。
そのべらぼうに高い薬品を政府が国家予算で買い上げるわけだから、資本にとってはたまらない甘い蜜なのである。
この甘い蜜に群がるシロアリとハゲタカとハイエナが存在する。
この世はシロアリとハゲタカとハイエナに食い荒らされているのだ。
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