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2013年9月22日 (日)

主権者政権破壊がもたらした深刻な「アベノリスク」

9月23日(月)午後8時から、


『友紀夫・享・大二郎・孟のUIチャンネル』


http://ch.nicovideo.jp/eaci


において、


「鳩山友紀夫×植草一秀対談「アベノリスク」」


http://ch.nicovideo.jp/eaci/blomaga/ar345307


が放映される。


『アベノリスク-日本をメルトダウンさせる7つの大罪-』
(
講談社)
http://goo.gl/xu3Us


2009年以降の日本政治の流れを振り返り、日本政治の現状の問題点を摘示し、今後の日本政治の方向を探る番組である。


2009年に日本の歴史に金字塔を刻んだ政権交代=主権者政権の樹立が達成されたが、民主党主軸の政権は3年後に完全に転覆された。


これを民主党政権から自民党政権への回帰と理解する人が多いが、それは間違っている。


主権者政権はすでに2010年6月に終焉してしまっていたのである。


主権者のための政治を樹立しようとした鳩山-小沢政権が潰され、米・官・業の権益を奪回するための政権である菅直人政権と野田佳彦政権が樹立された。


菅直人氏が真っ先に提示した路線は、辺野古に基地を建設するという日米合意の遵守と消費税増税の方針だった。


企業と政治の癒着の原動力になっている企業献金を全面的に禁止する公約も闇に葬った。


2010年6月に民主党内でクーデターが挙行されたのである。


この民主党内クーデターを主導したのが、民主党悪徳10人衆である。


渡部-藤井-仙谷-菅-岡田-野田-前原-安住-枝野-玄葉の面々が主権者政権を潰し、これを米官業既得権益政権に変質させた。

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そのうえで、野田佳彦氏は、主権者との契約=マニフェストを一方的に破棄して消費税増税の法律を自公と結託して成立させた。


これ以上の民主主義の冒涜はない。


野田氏は2009年総選挙で、


「マニフェストにはルールがある。書いてあることは命懸けで実行し、書いてないことはやらない。それがルールだ。」


「鳩山さんが4年間消費税を上げないと言ったのはそこなんです。


シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。」


こう絶叫した野田佳彦氏が消費税増税の法律を強硬に成立させた。


主権者が怒り心頭に陥るのは当然のことだった。


この野田佳彦氏が2012年11月14日に衆議院解散を宣言した。


小沢一郎氏に対する高裁無罪判決が示されたのが11月12日。


検察役の指定弁護士が上告断念を決定し、小沢氏の無罪が確定したのが11月19日だった。


日本政治を転覆するために実行された小沢氏に対する人物破壊工作暗黒裁判事件についに決着がついた。


無実潔白の人間が人物破壊工作によって攻撃され尽くしたのである。


野田氏が年内総選挙を決定した最大の目的は、小沢新党潰しにあった。


小沢氏が復権し、小沢新党の新たな躍進を阻止するために、新党の政治資金が枯渇するタイミングを狙って解散総選挙を決定したのである。


この時期に解散総選挙を実施すれば、民主党が大敗することは自明だった。


しかし、野田氏としては、すでに政権は米官業政権に回帰しているのであり、これが自民党政権に変化してもまったく問題はなかった。


野田氏は、何とか自民党政権にもぐり込むことを念頭に解散総選挙を決定したのだと思われる。

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12月16日の選挙に向けての小沢新党攻撃はすさまじかった。


10月25日に開かれた小沢新党設立記念パーティーには4000人以上の市民が駆け付けた。維新の会パーティーを上回る集客であった。


ところが、この日に合わせて石原慎太郎東京都知事が知事辞任を発表して、マスメディア報道は知事辞任しか報じなかった。


12月2日に行われた小沢新党の政権公約発表の日、中央高速のトンネル崩壊事故が生じた。


マスメディアはトンネル事故しか報道しなかった。


同時に、トンネル事故は「国土強靭化政策」のPRに最大限利用された。


事故が人為的に引き起こされた可能性は十分に考えられる。

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この間、メディアは、「みんな」と「維新」を拡大させることに全精力を注ぎ込んだ。


「みんな」と「維新」に対する広報をテレビCMに換算すれば、膨大な金額に達することは間違いない。


米官業政電のペンタゴンは、主権者政権を潰すとともに、主権者政権が復活することのないよう、小沢新党をせん滅することを目指して行動し続けている。

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2010年7月参院選で、菅直人氏が突然、消費税増税を提示したため、民主党が大敗した。


そして、2012年12月の総選挙、2013年7月の参院選で民主党が大惨敗した。


これが、安倍自民党が勝利した最大の理由である。


安倍自民党が高く評価されたというよりも、菅・野田民主党が主権者から退場を命じられたという方が事実を正しく表現するものである。


結果として、自民は国政選挙に3連勝して国会の支配権を確立してしまった。


そして、2016年夏まで、国政選挙が行われない、空白の3年が生じる恐れが高まっている。


国会支配力を得た安倍政権が、この3年間に暴走すれば、大変な惨事が日本中に広がることになる。


これを私は「アベノリスク」と呼んでいる。

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