« 参院選最大の争点『アベノリスク』への対処方法 | トップページ | 参院選五大争点と主権者が守るべき三原則 »

2013年7月 8日 (月)

アベノミクス真三本の矢はインフレ・大増税・超格差

平年よりも2週間も早く梅雨が明け、今夏初めての猛暑日となった昨日7月7日、東京のTKP渋谷カンファレンスセンターにて、


『アベノリスク』(講談社)出版記念講演会


http://goo.gl/xu3Us


51uxhaslpml__ss500_
が開催された。


満席の会場で午後3時の開場から午後6時の終了まで、講演会&サイン会が開催された。


第23回参議院議員通常選挙が公示されて初めての日曜日で、日本の未来について強い危機感を持つ方々が参集くださった。


猛暑日のなか、貴重な休日にお運びくださった皆様に心より感謝申し上げる。


講演は、今後、フーミー社より、メルマガ特別号として動画配信(有料)される予定である。

人気ブログランキングへ

7月5日の日経新聞朝刊1面は参院選公示を伝える記事の見出しを、


「アベノミクス審判」


と表記した。


この見出しは少し間違っている。


正しい見出しは、


「アベノリスク審判」


である。


昨年11月から本年4月にかけて、金融緩和期待で日本の長期金利が低下した。これに連動して為替が円安に振れ、さらにこれに連動して株価が上昇した。


この株高効果で「アベノミクス」がもてはやされてきたのだが、これは、ごく短期の、一時的な金融変動に過ぎない。


目先の、このような一時的な金融変動につられて参議院選挙に対応すれば大きな禍根を残す。


安倍政権が推進している経済政策は、


金融緩和


積極財政


成長政策


だとされている。


このなかの、前2者、金融緩和(期待)と補正予算編成で金利低下-円安-株高が実現した。


安倍政権の策略がうまくヒットしたと言ってよいだろう。


しかし、私たちがいま判断しなければならないことは、こうした一時的な変化に対する評価ではない。


これからの3年間に発生する経済・金融・社会の変化である。

人気ブログランキングへ

アベノミクスの三本の矢だとされている


金融緩和・積極財政・成長政策が中期にもたらすものの姿は一変する。


具体的には、


インフレ


大増税大不況


超格差


の三つである。


これが


「アベノミクク・新(真)三本の矢」=「アベノリスク」


である。


インフレは個人生活を潤すものではない。


所得が増えず、物価が上がることは、生活を圧迫する変化である。


インフレの究極の目的は、借金の棒引きである。


日本一の借金王である日本政府が、インフレによる借金棒引きを狙っている。


庶民は給料が増えないのに、物価が上がり、生活を圧迫される。

人気ブログランキングへ

財政政策は補正予算編成から大増税に軸足が移る。


大増税は庶民の生活を直撃する。


1990年から2009年までに20年間に日本の国税収入は約3分の2に減った。


税目別にみると、


所得税は91年度の26.7兆円から09年度の12.9兆円に約半分に減った。


法人税は89年度の19.0兆円から09年度の6.4兆円へと約3分の1へと激減した。


このなかで、消費税だけは、まったく異なる姿を示す。


89年度の3.3兆円が12年度には10.4兆円に、3倍以上の激増を示した。


そして、安倍政権がいま進めようとしているのは、3分の1に減った法人税をさらに減税し、3倍に拡大した消費税を、ここから倍増させる政策である。


巨大増税が日本経済を破壊することは明白である。

人気ブログランキングへ

そして、安倍政権が推進する成長政策とは、視点を変えてみると、


「超格差社会の創出」


なのだ。


アベノミクスがもたらす帰結は、


「インフレ・大増税大不況・超格差」


であり、


これが


「アベノミクス・新(真)三本の矢」=「アベノリスク」


である。

人気ブログランキングへ

続きは本日の
メルマガ版
「植草一秀の『知られざる真実』」
第609号「安倍政権成長政策の欠陥と参院選三原則」
でご購読下さい。


2011101日よりメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』(月額:525円(税込)/配信サイト:フーミー)の配信を開始しました。

 創刊月201110-2012年6月は、このようなテーマで書いています。ご登録・ご高読を心よりお願い申し上げます。詳しくはこちらをご参照ください。

 メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、info@foomii.com までお願い申し上げます。

人気ブログランキングへ

アベノリスク 日本を融解させる7つの大罪

価格:1,575円 通常配送無料

出版社:講談社
amazonで詳細を確認する

鳩山由紀夫 孫崎享 植草一秀 「対米従属」という宿痾(しゅくあ) 鳩山由紀夫 孫崎享 植草一秀 「対米従属」という宿痾(しゅくあ)

価格:1,470円 通常配送無料

出版社:飛鳥新社
amazonで詳細を確認する

金利・為替・株価大躍動 ~インフレ誘導の罠を読み解く 金利・為替・株価大躍動 ~インフレ誘導の罠を読み解く

価格:1,785円 通常配送無料

出版社:ビジネス社
amazonで詳細を確認する

消費税増税 「乱」は終わらない 消費税増税 「乱」は終わらない

価格:1,470円 通常配送無料

出版社:同時代社
amazonで詳細を確認する

国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る 国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る

価格:1,470円 通常配送無料

出版社:祥伝社
amazonで詳細を確認する

消費増税亡国論 三つの政治ペテンを糺す! 消費増税亡国論 三つの政治ペテンを糺す!

価格:1,000円 通常配送無料

出版社:飛鳥新社
amazonで詳細を確認する

日本の再生―機能不全に陥った対米隷属経済からの脱却 日本の再生―機能不全に陥った対米隷属経済からの脱却

価格:1,575円 通常配送無料

出版社:青志社
amazonで詳細を確認する

日本の独立 日本の独立

価格:1,800円 通常配送無料

出版社:飛鳥新社
amazonで詳細を確認する

売国者たちの末路 売国者たちの末路

価格:1,680円 通常配送無料

出版社:祥伝社
amazonで詳細を確認する

知られざる真実―勾留地にて― 知られざる真実―勾留地にて―

価格:1,890円 通常配送無料

出版社:イプシロン出版企画
amazonで詳細を確認する

消費税のカラクリ 消費税のカラクリ

価格:756円 通常配送無料

出版社:講談社
amazonで詳細を確認する

戦後史の正体 戦後史の正体

価格:1,575円 通常配送無料

出版社:創元社
amazonで詳細を確認する

日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土

価格:798円 通常配送無料

出版社:筑摩書房
amazonで詳細を確認する

日米同盟の正体~迷走する安全保障 日米同盟の正体~迷走する安全保障

価格:798円 通常配送無料

出版社:講談社
amazonで詳細を確認する

検察崩壊 失われた正義 検察崩壊 失われた正義

価格:1,365円 通常配送無料

出版社:毎日新聞社
amazonで詳細を確認する

検察の罠 検察の罠

価格:1,575円 通常配送無料

出版社:日本文芸社
amazonで詳細を確認する

「主権者」は誰か――原発事故から考える 「主権者」は誰か――原発事故から考える

価格:525円 通常配送無料

出版社:岩波書店
amazonで詳細を確認する

原発のカラクリ―原子力で儲けるウラン・マフィアの正体 原発のカラクリ―原子力で儲けるウラン・マフィアの正体

価格:1,680円 通常配送無料

出版社:鹿砦社
amazonで詳細を確認する

« 参院選最大の争点『アベノリスク』への対処方法 | トップページ | 参院選五大争点と主権者が守るべき三原則 »

2013年参院選」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アベノミクス真三本の矢はインフレ・大増税・超格差:

» エドワード・スノーデンは一体何を握っているのか? [インターネット政党 「ネット des 新党 (NetdesNewParty)」 のブログ]
 エドワード・スノーデン氏による、インターネットを介したNSA盗聴の告白がなされて1ヶ月も経っていない。それにも関わらずアメリカの国家を上げたスノーデン追跡劇は熾烈を極めている。まるでFBIや諜報機関であるCIA要員全てを投入してスノーデン氏を追ってい...... [続きを読む]

» 【放送/家電】民放各局、パナソニックの新型テレビCMを拒否:大手広告主のCMを流さないのは極めて異例 [政治経済ニュース・今私の気になる事]
 テレビの電源を入れると、放送番組とインターネットのサイトなどが画面に一緒に表示されるのは、関係業界で定めた技術ルールに違反するとして、民放各局がパナソニックの新型テレビのCM放映を拒否していることが6日、分かった。大手広告主のCMを各局が流さないのは…... [続きを読む]

» アメリカ戦争屋とアラブ世界が衝突するエジプト騒乱、そして尖閣上陸を目論む過激派を野放しにする中共。国際情勢は混沌となっているが、その中でも永続的平和ボケに興じる日本国。 [日本社会白書]
@font-face { font-family: "Arial"; }@font-face { font-family: "MS 明朝"; }@font-face { font-family: "Century"; }@font-face { font-family: "Century"; }@font-face { font-family: "@MS 明朝"; }@font-face { font-family: "ヒラギ ...... [続きを読む]

« 参院選最大の争点『アベノリスク』への対処方法 | トップページ | 参院選五大争点と主権者が守るべき三原則 »

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ