日本政治再刷新に向けて小沢一郎代表が本格始動
6月7日、午後6時から、東京駿河台にある中央大学駿河台記念館で、
「小沢一郎議員を支援する会」3周年記念レセプション
が開催された。
http://minshushugi.net/activity/index.cgi?no=193
レセプションには、小沢一郎生活の党代表をはじめ、生活の党関係者が多数出席して、迫り来る参院選とその後の政治刷新について、熱い想いが示された。
「小沢一郎議員を支援する会」は伊東章弁護士を代表とする6人の世話人が運営されてきた。
事務局長としては橋本久美前衆議院議員候補者がその任にあたられてきた。
橋本久美さん以外の5人の世話人はいま、そのすべての方が70歳を超えられたということであるが、若者顔負けの気力と体力と、もちろん卓越した知力で、貴重な市民運動をこれまで発展させてこられてきた。
橋下さんを含む世話人の皆様方の真摯な姿勢とひとかたならぬご尽力に心より敬意を表したい。
本年3月7日には「小沢一郎議員の無罪判決確定報告と石川知裕、大久保隆規、池田光智元秘書の無罪を勝ちとる国民大集会」が東京池袋の豊島公会堂で開催され、会場に入りきれぬ市民が参集し、大成功裏に集会が執り行われた。
この3月7日国民大集会まで、10回にわたるシンポジウムが開催されてきた。
小沢一郎政治謀略事件の全容をほとんどの市民は知らなかった。
メディアが誘導する一方的な偏向報道によって、市民の意識は歪められてきた。
こうした、日本の情報空間の歪みに対して、その是正の役割を担ってきたのがネットメディアであり、草の根の市民運動であった。
「小沢一郎議員を支援する会」による市民運動は、類まれなる成功を収めてきた運動のひとつであると言える。
しかし、自己満足に浸っている場合ではない。
日本の政治状況は、まさに、いま、深刻な危機に直面している。
2009年に実現した政権交代は、日本の未来に大いなる夢を抱かせるものであった。
しかし、この状況に、激しい危機感を覚えたのは、既得権益の側であった。
米国・官僚・大資本のトライアングル。
そこに、利権政治屋と御用メディアが加わる、米・官・業・政・電のペンタゴン。
悪徳ペンタゴンは、主権者勢力による日本史上初めての政権が、盤石の基盤を築かぬよう、目的のためには手段を選ばぬ逆襲を演じたのである。
その中核をなす政治謀略事案が、小沢一郎政治謀略事件であった。
冤罪を捏造し、メディアがこれを誇大宣伝し、日本政治の転覆を図ったのである。
その結果として、鳩山由紀夫政権はわずか8ヵ月余りで倒閣され、既得権益傀儡の菅直人政権、野田佳彦政権をつなぎ役として浮上させ、2012年12月に、「元の木阿弥政権」である安倍晋三従米政権が樹立された。
わずか3年で日本の状況は完全に塗り替えられた。
バラ色の日本が暗闇の日本に転じつつある。
このまま、日本が地獄に陥落するのか。それとも、地獄の淵から這い上がり、再び、希望に満ちたバラ色の世界に舞い戻れるのか。
正念場を迎えている。
レセプションに出席してスピーチされた小沢一郎代表は、日本政治の再刷新の戦略を披瀝された。
決戦の本丸と位置付けているのは、次の総選挙である。
2016年の衆参ダブルの可能性が高いが、照準はここに合わせられている。
この決戦に勝利するためには、何としても、本年7月の参院選で、確固たる足場を得なければならない。
1997年12月に新進党が解党され、自由党が創設された。
93年に細川連立政権を樹立した最大の功労者であった小沢一郎氏を党首とする自由党は、小さな組織に姿を変えて再出発を図ったが、ここから、11年半の時間を費やして、見事に政権交代の大業を成就した。
2009年の政権交代実現の大きな出発点になったのが、2006年4月の千葉7区衆院補欠選挙であった。
偽メール問題の処理に誤り、解党の危機に直面した民主党で火中の栗を拾い、代表に就任したのが小沢一郎氏である。
千葉7区補選に立候補した太田和美候補は奇跡の逆転勝利を収め、ここから民主党の大躍進が始まった。
今回参院選には、千葉から太田和美前衆議院議員が立候補する。
太田市の勝利を契機に、再度、政権再奪還に向けての飛躍が始まることを、多くの主権者が念願している。
しかしながら、状況は決して甘いものではない。
何よりも大きな壁は、日本の情報空間が、偏向した御用メディアに占拠されていることである。
続きは本日の
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