「生活」三宅雪子氏が「うそつき」野田佳彦氏を倒す
超ビッグニュースが飛び込んできた。
「国民の生活が第一」所属衆議院議員の三宅雪子氏が次期総選挙で野田佳彦氏の選挙区である千葉4区から出馬することが発表された。
三宅雪子氏は群馬4区からの出馬を予定していたが、「国民の生活が第一」の方針で国替えすることになった。
三宅氏は
「群馬4区の皆様には申し訳ないが、首相と戦えという命を受けた」
と話している。
12月4日に公示され12月16日に投開票日を迎える第46回衆議院議員総選挙において、千葉4区は最重要最大注目選挙区になる。
「自分の生活が第一」、「官僚の生活が第一」
対
「国民の生活が第一」
の戦いになる。
主権者国民は「自分の生活が第一」、「官僚の生活が第一」の野田佳彦氏を必ず落選させなければならない。
野田佳彦氏は今般の総選挙において主権者が総力で展開することになる
「落選運動」
の最重点候補者である。
なぜ野田佳彦氏を落選させなければならないか。
それは、野田佳彦氏が国民主権の政治、民主主義の政治を冒涜する行為を示し続けてきたからである。
野田氏が消費税増税を推進していることが問題なのではない。
野田氏が「シロアリ退治なき消費税増税は絶対にやらない」と主権者国民に確約したのに、「シロアリ退治なき消費税増税」を強引に決めたからだ。
しかも、このことについて野田氏は主権者国民に、説明もせず、了解を得ることもせず、謝罪もせずにいる。
「天下りとわたりの根絶」が消費税問題を考える前提条件だったが、これを「議員定数削減」にすり替えて、まるで正しいことをしているかのような発言を繰り返している。
「バカのつく正直者」はこのようなことをしない。
まず、主権者国民と約束したことを破ってしまったことを謝る。
そして、「シロアリ退治」を「議員定数削減」にすり替えたことを白状する。
その理由として、官僚機構の頂点にある財務省から、
「どうしても「天下りとわたりの根絶」だけはやめてくれ」
と言われたことを白状する。
財務省から、
「天下りとわたりの根絶は絶対に受け入れることはできないが、議員定数を削減することは自分たちにとって痛くもかゆくもないから、ぜひこちらに話をすり替えてくれ」
と言われたことを白状する。
財務省からは、
「議員定数が減れば、官僚主導で仕事を進めることはもっと容易になるから、私たちは議員定数削減に賛成だ」
と言われたことも白状する。
さらに、2011年の民主党代表選の際に財務省から、
「「シロアリ退治」の方針を撤回して「消費税増税」をやり抜くと確約してくれるなら、野田さん、あなたを総理大臣にしてあげる」
と言われたことも白状する。
実際、2011年の民主党代表選で財務省幹部が民主党国会議員に接触して、
「野田佳彦氏に投票するなら、先生の希望されているこれこれの予算を計上します」
と働きかける買収工作を行ったことも白状する。
これが、「バカのつく正直者」の行動である。
逆に筋金入りのうそつきは、
「自分はバカのつく正直者だ」
と平気でうそをつく。
要するに、野田佳彦氏という人物は主権者国民を馬鹿にしているのだ。
主権者国民など、いくらでもごまかせる、騙そうが裏切ろうが、口先三寸で言いくるめれば、どうにでもなる存在だと考えているのだ。
主権者国民はこのような人間をのさばらせてはならない。
千葉4区の主権者国民の見識が問われる選挙である。
私たち主権者国民はこの国を良い国にしたいと考えている。
日本財政を健全な状態にすることを大事なことだと考えている。
他方で、人々の暮らしが破壊されないよう、経済全体が健全に推移することも大切なことだと考えている。
増税も本当に必要なら受け入れなければならないと考えている。
ただ、増税よりも前にやるべきことがあると考えている。
そのことを声を張り上げて主張したのは、野田さん、あなたなのだ。
2009年7月14日の衆議院本会議での野田佳彦氏演説
2009年8月15日野田佳彦氏大阪街頭演説
うそつきに正論をぶつけても意味がないのかも知れないが、野田さん、あなたはこう述べたのだ。
「消費税5%分の皆さんの税金に、天下り法人がぶら下がっている。シロアリがたかっているんです。
それなのに、シロアリを退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?
消費税の税収が二十兆円になるなら、また、シロアリがたかるかもしれません。
鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。
シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。」
このように演説して主権者の投票を獲得して政権を取ったのに、野田氏が実行したのは、まぎれもない
「シロアリ退治なき消費税増税」
なのだ。
だから、主権者国民は怒っている。それなのに野田氏は間違いを認めようともしない。謝りもしない。自分は約束を守り、正義の行動をしていると言い張っているのだ。
このような人間は絶対に落選させるべきだ。
「国民の生活が第一」の三宅氏はこのために国替えをした。
千葉4区への国替えは突然のものだが、これは地域だけの問題ではない。日本の民主主義全体の問題なのだ。
千葉4区の有権者の人々は、日本の将来、日本政治の正しいあり方を熟慮して今回の総選挙に臨むべきである。
民主主義の基本は、主権者国民の意思を反映する政治の実現にある。
野田佳彦氏を落選させ三宅雪子氏を当選させることが絶対に必要である。
続きは本日の
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