« 鳩山元首相民主党からの出馬見送りは正しい判断 | トップページ | 「数合わせ」は日本維新で減税日本は「正道に回帰」だ »

2012年11月22日 (木)

原発消費税TPPを巡る既得権益と主権者の戦い

12月16日の総選挙に向けてメディアが世論誘導にいそしんでいる。


日本の政界はいま、完全に二つの勢力に分立されつつある。


二つの勢力とは


既得権益



主権者国民


である。


日本国憲法は主権在民を定めているから、本来は主権者国民が政治勢力の中心に位置していないとおかしい。


しかし、戦後一貫して政治の中心に位置し続けてきたのは主権者国民ではない。


既得権益が日本政治を支配し続けてきた。


既得権益とは


米・官・業


の三者だ。


これと結託して既得権益の政治を先導してきたのが


政・電


だ。


米・官・業・政・電の五者が日本政治における既得権益を代表する存在だ。

人気ブログランキングへ

戦後67年の時間が経過したが、主権者国民は政治の主導権を握るべく、ときに大きなプレゼンスを示したが、そのたびに既得権益は巻き返しを行い、主権者国民の手に政治の実権を渡さないとの対応を示してきた。


この流れに、初めて本格的なくさびが討ちこまれたのが2009年9月の政権交代であった。当時の民主党を主導したのは小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏である。小沢-鳩山ラインが主導する当時の民主党は、既得権益の政治を打破して、主権者国民の政治を打ち立てることを目指した。


ところが、ここから、既得権益の激しい巻き返しが実行された。


当の民主党内部に潜んでいた既得権益勢力が党内クーデターを挙行し、主権者国民勢力から政治の実権を強奪した。


こうして樹立された政権が菅直人政権であり、野田佳彦政権である。

人気ブログランキングへ

今回の総選挙に際して多数の政党が乱立状況にあるが、これらの勢力は大きく二つの勢力に区分可能である。


既得権益 と 主権者国民


この二つにはっきりと区分できる。


既得権益勢力が民自公+国みん維新


である。古い既得権益勢力が民自公国、新興の既得権益勢力がみんな維新である。


みんな維新は、既得権益を打破するかのような振る舞いを示しているが、根幹の部分が完全な既得権益勢力なのだ。


それは、この勢力が完全なる対米隷属勢力であるからだ。


対米隷属勢力である証しは、TPPと原発の推進だ。


米国は日本の脱原発を許さない。原子力産業の巨大利権に支配されているのが米国であり、日本がこの巨大利権構造から抜け出すことを許さない。


そして、消費税増税は米・官・業の既得権益が一致して推進する基本政策だ。米・官・業の既得権益は国家運営の費用を一般国民に押し付けて、自分たちだけの利益増大に走る。


米国は日本から巨額の富を吸い続けている。


官僚は庶民の負担でシロアリ王国を維持している。


大資本は法人税を減税させて庶民大増税を推進している。


これらの既得権益はまさに吸血鬼のような存在である。

人気ブログランキングへ

主権者国民の側に立つ勢力が


国民の生活が第一、社会民主党、共産党、大地、減税、みどり、日本新党、反TPPの各勢力である。


多党乱立状況にあること、そして、マスメディアがこちらの勢力をまったく報道しないことから、不利な戦いを強いられているが、これから12月16日に向けて、情勢は着実に変化することになる。


既得権益に対抗する主権者国民勢力。これが「主権者国民連合」である。


「主権者国民連合」がこれから大きな力を発揮することになる、第一の理由は、この勢力が「政局」ではなく「政策」を軸に国民に訴えを展開するからだ。


橋下徹氏と石原慎太郎氏の迷走ぶりは目を覆うばかりのものだ。


原発、消費税、TPPという三大問題に対する基本政策がころころ変わる。


こんないい加減な政党を支持する者がいるとすれば、その支持者の見識が疑われるというものだ。


12月16日の総選挙はひとことで表現して「政策選択選挙」である。


「原発・消費税・TPP」に日本の主権者国民がどのような最終判断を下すのか。これが最大の争点になる。


既得権益と主権者国民に二分された政治勢力のうち、


「脱原発・反消費税増税・反TPP」の方針を明確に定めているのが、主権者国民勢力=主権者国民連合だ。


この勢力がひとつにまとまる気配を示し始めた。


共産党もこの統一戦線構築に協力すべきである。


党利党略ではない、主権者国民本位の政治を目指さなければならないからだ。

人気ブログランキングへ

続きは本日の
メルマガ版
「植草一秀の『知られざる真実』」
第412号「既得権益者でないのに既得権益勢力を支持する愚」
でご購読下さい。


2011101日よりメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』(月額:525円(税込)/配信サイト:フーミー)の配信を開始しました。

 創刊月201110-2012年6月は、このようなテーマで書いています。ご登録・ご高読を心よりお願い申し上げます。詳しくはこちらをご参照ください。

 メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、info@foomii.com までお願い申し上げます。

人気ブログランキングへ

消費税増税 「乱」は終わらない 消費税増税 「乱」は終わらない

価格:1,470円 通常配送無料

出版社:同時代社
amazonで詳細を確認する

国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る 国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る

価格:1,470円 通常配送無料

出版社:祥伝社
amazonで詳細を確認する

消費増税亡国論 三つの政治ペテンを糺す! 消費増税亡国論 三つの政治ペテンを糺す!

価格:1,000円 通常配送無料

出版社:飛鳥新社
amazonで詳細を確認する

日本の再生―機能不全に陥った対米隷属経済からの脱却 日本の再生―機能不全に陥った対米隷属経済からの脱却

価格:1,575円 通常配送無料

出版社:青志社
amazonで詳細を確認する

日本の独立 日本の独立

価格:1,800円 通常配送無料

出版社:飛鳥新社
amazonで詳細を確認する

売国者たちの末路 売国者たちの末路

価格:1,680円 通常配送無料

出版社:祥伝社
amazonで詳細を確認する

知られざる真実―勾留地にて― 知られざる真実―勾留地にて―

価格:1,890円 通常配送無料

出版社:イプシロン出版企画
amazonで詳細を確認する

消費税のカラクリ 消費税のカラクリ

価格:756円 通常配送無料

出版社:講談社
amazonで詳細を確認する

戦後史の正体 戦後史の正体

価格:1,575円 通常配送無料

出版社:創元社
amazonで詳細を確認する

日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土

価格:798円 通常配送無料

出版社:筑摩書房
amazonで詳細を確認する

日米同盟の正体~迷走する安全保障 日米同盟の正体~迷走する安全保障

価格:798円 通常配送無料

出版社:講談社
amazonで詳細を確認する

検察崩壊 失われた正義 検察崩壊 失われた正義

価格:1,365円 通常配送無料

出版社:毎日新聞社
amazonで詳細を確認する

検察の罠 検察の罠

価格:1,575円 通常配送無料

出版社:日本文芸社
amazonで詳細を確認する

「主権者」は誰か――原発事故から考える 「主権者」は誰か――原発事故から考える

価格:525円 通常配送無料

出版社:岩波書店
amazonで詳細を確認する

原発のカラクリ―原子力で儲けるウラン・マフィアの正体 原発のカラクリ―原子力で儲けるウラン・マフィアの正体

価格:1,680円 通常配送無料

出版社:鹿砦社
amazonで詳細を確認する

« 鳩山元首相民主党からの出馬見送りは正しい判断 | トップページ | 「数合わせ」は日本維新で減税日本は「正道に回帰」だ »

2012年総選挙」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1026314/47938072

この記事へのトラックバック一覧です: 原発消費税TPPを巡る既得権益と主権者の戦い:

» 臨時停車 6 [木霊の宿る町]
★ただいまは十一月二十一日。十月二十四日に始まった臨時停車シリーズも遅れています。「手形研究」誌から記事を写す作業がひと手間で、普通のブログを書くよりエネルギーが要ります。前回は臨時停車した駅からトロッコに乗ってほっとした古野さんが、日本だったら臨時停車をしてくれないでしょうとねと云ったところまで書きました。http://onomar.jugem.jp/?day=20121108 nbsp; ★臨時列車確かに日本で急行列車を停めようとしたら大変なことであろう。精緻に組まれたダイヤを狂わ... [続きを読む]

» 安倍晋三はインフレターゲットの夢を見るか? [格闘する21世紀アポリア]
 「何をはしゃいでいるんだ!?」  解散を宣言した野田佳彦はクズだったし、その民主党はカスだった。  そのお陰でちょいとばかり浮上した自民党、そして安倍晋三は「何をはしゃいでいるんだ!?」    考えても見るがいい。  原発は未だ収束せず、震災復興は遅々と...... [続きを読む]

» 【第356号】とうとう売国政治屋の誅伐を目論んで立てこもり事件が発生する時代になった。暴力テロリズムに満ちた社会を立て直すためには、主権者国民が力を合わせて連帯せねばならぬ。 [高橋央の『日本教育白書』]
!-- /* Font Definitions */ @font-face {font-family:Arial; panose-1:2 11 6 4 2 2 2 2 2 4; mso-font-charset:0; mso-generic-font-family:auto; mso-font-pitch:variable; mso-font-signature:-536859905 -1073711037 9 0 511 0;} @font-f ... [続きを読む]

» クリントン、アメリカのグローバル経済攻勢概要を説明 [マスコミに載らない海外記事]
wsws.org Peter Symonds 2012年11月22日 先週土曜日、シンガポール経営大学で行われた、ほとんど報道されていない講演で、米国のヒラリー・クリントン国務長官は、アジアのみならず対世界的アメリカ経済攻勢の概要を説明した。 オバマ大統領の東南アジア訪問前に演説して、クリントンはこう宣言した。“[アジ... [続きを読む]

« 鳩山元首相民主党からの出馬見送りは正しい判断 | トップページ | 「数合わせ」は日本維新で減税日本は「正道に回帰」だ »

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ