原発再稼働容認利権複合体野田政権を直ちに倒閣
野田佳彦内閣の本性がより鮮明になっている。
消費税・原発・TPP
を見れば、この政権の本性は明白だ。
国民の生活を第一に考える政権ではない。
米国と官僚と大資本の利益を第一に考える、米官業利権複合体政権である。
福島はきわめて豊かな地域だった。
自然に恵まれ、自然と人間が調和のとれた生活を平和に営んでいた地域であった。
その福島が損なわれた。
損なわれたのは福島だけではない。
茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、山梨、長野、新潟、宮城、山形まで、
広い範囲で大地が損なわれた。大気も損なわれた。海洋も河川も損なわれた。
放射能の最大の特徴は、収束までに気の遠くなるような時間がかかることである
すべては原発の事故がもたらした災厄である。
この地域の観光業が、農林水産業が、いま深刻な後遺症に苦しんでいる。
この苦しみのすべてを賠償する責任を東京電力は負っているが、損害賠償を確定する委員会は、すべての損害に対する適正な賠償措置を決定しようとしない。
多くの原発事故被害者が泣き寝入りを迫られようとしている。
原発事故の事故調査委員会が最終報告をまとめてもいない段階で、原発を再稼働させようとする浅ましさ。
すべてを動かしているのは、「政治とカネ」である。
これを金権腐敗政治という。
電力会社、原子力関連産業から見れば、原発再稼働は死活問題である。
是が非でも原発を再稼働して欲しいと考えるだろう。
しかし、これは、資本の論理、欲得の論理にすぎない。
政府の最大の役割は、国民の生命、健康、財産を守ることだ。
福島の実例がある以上、同様の事故が起こらないことを確約することは容易でない。
野田内閣は原発再稼働の判断材料となる「安全基準」を野田佳彦首相の指示から、わずか3日で「創り出した」。
原子力安全委員会はおろか閣議にも諮らず、首相と関係3大臣だけで決めた。
このような泥縄の基準で原発の稼働を許していいわけがない。
福島の事故を二度と起こしてはならない。
そのための方策は、「脱原発」しかない。
5月には日本のすべての原発の稼働が停止する。
夏場の電力利用ピーク時の電力利用を工夫すれば、原発なしに電力需要を賄うことは十分に可能である。
原発なしに日本経済を運営できるという実績を作り出すことが何よりも重要である。
原発なしでも日本経済は運営できるという実績を踏まえて、そのうえで冷静にじっくりと論議を深めればよいのだ。
原発の安全性が確認できていないのに、原発の再稼働を認めるなど、愚の骨頂である。
もし、野田政権が原発再稼働の方向に暴走するなら、主権者国民は体を張って、この内閣を倒さねばならない。この内閣を倒さなければ、日本が失われかねないからだ。
消費増税を阻止し、原発再稼働を阻止しなければならない。
放射能汚染の問題をカネで測るという発想が間違っている。
放射能汚染の問題はカネの問題ではない。
かけがえのない自然、かけがえなのない大地、かけがえのない国土は、カネを積み上げられて、売り渡す代物ではない。
どれほどカネを積み上げられても、守るべきものがある。
それが人間としての矜持である。
ここでお知らせです。
『消費増税亡国論-三つの政治ペテンを糺す-』
を4月20日に飛鳥新社より出版いたします。
出版記念行事として、
4月21日(土)午後6時30分より、
豊島公会堂(池袋駅より徒歩5分)にて、
出版記念講演会を開催いたします。
野田政権の「シロアリ退治なき消費増税」を粉砕するため、一人でも多くの市民の皆様のご参加をお願い申し上げます。
書籍付参加チケット代金は1500円になります。
リブロ池袋本店におけるチケット店頭販売に先行して、
本日、4月10日(火)午後6時まで、Web先行受付を行っております。
先行予約でお申し込みいただきますと、4月21日の講演会当日まで、一度もリブロ池袋本店までお越しいただく必要がございません。
Web先行予約をご希望のお客様は、
お名前、ふりがな、電話番号を記入して、
eventinfo@libro.co.jp
に送信ください。
1メールにつき、お1人様1枚のご応募とさせていただきます。
多人数様でご参加ご希望の場合には、人数分のお申し込みをお願いいたします。
ご応募締め切り後、当選者様に"当選メール"が4月12日(木)までに送信されます。
メールはご応募いただきましたメールアドレス宛へ送信されます。
当日会場にて、"当選メール"をプリントアウトしたもの、あるいは携帯端末の当選メール表示画面をご提示ください。
Web予約分として代金お支払いと引き換えに書籍付参加チケットをお渡しいたします。書籍は講演会当日、会場でのお渡しとなります。
※なお、応募者多数の場合は抽選となります。あらかじめご了承ください。
なお、4月13日(金)以降、書籍付参加チケットはリブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンターにて販売されます。
詳しくは、リブロ池袋本店サイト
ならびに、
飛鳥新社サイト
をご覧ください。
『消費増税亡国論-三つの政治ペテンを糺す-』(飛鳥新社)
新書版 368ページ 価格:消費税込み1000円
目 次
第一章 シロアリ退治なき消費増税
第二章 一体改革という名の単なる増税
第三章 民主主義の命はデュー・プロセスにあり
第四章 特権官僚が蝕(むしば)むこの国の骨組み
第五章 増税の前にやるべきことがある
第六章 日本財政が危機にあるというデマゴギー
第七章 日本再生の方策と国民の政治選択
概要
「シロアリ退治なき消費増税」こそギリシャ化への道だ
なぜマスメディアは野田総理の白昼堂々の公約違反を追及しないのか?
民主主義を踏みにじる野田政権、許されざる三つの過ち
1.マニフェスト違反の官僚利権(天下り)擁護
2.日本財政は真正危機にあるとの風説の流布
3.社会保障制度改革なき「単なる増税」の推進
亡国の増税シナリオの裏を知り抜く最も危険なインサイダーが命懸けの徹底告発。
衆議院を解散し消費増税選挙を実施せよ!
主権者国民勢力が政権を奪還できるか、
それとも対米隷属政権が持続してしまうのか?
続きは
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第193号「 主権者国民のための政治体制を取り戻さねばなない」
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3月24日(土)に【天木×植草リアルタイム時事対談】第3弾生動画配信を行いました。
●出演:天木直人(元外交官)、植草一秀(政治経済学者)
●配信日時:2012年3月24日(土曜日) 19時00分放送開始予定
3月は『消費増税のゆくえと今後の政局』と題して、消費増税問題と政局のゆくえについて徹底討論しました。
・野田内閣と財務省が消費税増税を急ぐ真の理由とは?
・法案可決の見込みは?日本経済と私たちの生活はどうなる?
・今後の政局と衆議院解散の可能性は?
また、東日本大震災から1年の時が流れ、今なお住民に不安を与え続ける福島第一原発事故の問題とこれからのエネルギー政策や、大詰めを迎える小沢一郎氏裁判の行方、「インターネット政党」など市民の政治参画などの問題について90分間ノンストップで議論しました。
アーカイブ動画配信を、動画配信記事として有料で販売しております。
販売代金は、全額を動画配信費用と番組へのゲスト招聘などの今後の動画配信放送内容の充実のために活用させていただきますので、ご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
早速、3月24日の対談ダイジェスト版をYoutubeに公開いたしました。
◎サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談 2012/02/25
http://www.youtube.com/watch?v=byxJ3QPETeo
また、2月25日の対談のダイジェスト版はこちらです。
◎サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談 2012/02/25
http://youtu.be/NFo-WKDB3r4
ぜひ、ご高覧下さい。
また、3月24日の
◎サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談 2012/02/25
の完全版動画配信記事はこちらでご購入いただけます。
http://foomii.com/00057/201203242200009024
「消費増税の行方と今後の政局」を議題に、小沢裁判の行方を含めて90分間を超えるノンストップ論争を行いました。
ぜひ、ご高覧ください。
●サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談
消費増税のゆくえと今後の政局
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