審議打ち切りを了承と書く痛い朝日の大本営ぶり
非民主党が非民主的に消費増税論議を打ち切った。
野田佳彦体制が素性を表した。
野田佳彦氏は必ず、この夏までに退陣に追い込まれることになるだろう。本ブログ・メルマガ予言の的中率は極めて高い。
民主主義政党である条件は、民主的プロセスを踏んで意思決定をすることである。
議論に何時間をかけたのかはまったく関係ない。
議論が出尽くして、なお、決着を付けられないときに、多数決で決定するのが民主主義。
多数決によらずに決定するのが非民主主義である。
TPPも消費税も、いずれも非民主的決定を行った。
今後、党名を民主党とするのは詐称になる。
非民主党が正式名称になる。
朝日新聞が誤報を流している。
「民主、消費増税修正案を承認」
の見出しを付けている。
完全な誤報だ。
素案も大綱も事前審査も、すべて同じ。
多数決採決を行っていない。
なぜ行わないか。
反対多数だからである。
反対多数のことがらを決定するのは民主主義でない。
独裁制である。
閣議決定では国民新党が連立を離脱する。
野田佳彦氏は自民党の賛成で衆議院可決を実現できると考えているが、考えが甘い。衆議院で可決できない。
なぜなら、非民主党のなかの民主党議員は全員反対に回るからだ。
非民主党内の非民主党議員だけが賛成に回る。
自民党も一枚岩でない。
解散総選挙が確約されないのに、消費増税賛成に回る議員は少数だ。
日本の再生 著者:植草 一秀 |
消費増税が可決される唯一の可能性は、「話し合い解散」だけだ。
これなら自民が乗る。
しかし、総選挙後、消費増税反対勢力が衆議院過半数を握る。したがって、消費増税法は凍結される。
増税は白紙に戻される。
解散総選挙になる場合、民主党は二つに割れる。消費増税反対派は、民主党正統、社会民主党、国民新党、新党きづな、新党日本、新党大地、日本共産党、みんなの党、大阪維新の会、自民党上げ潮派による連合軍
消費増税賛成派は、非民主党、旧自民党、公明党
になる。しかし、公明党は流動的。
この対立で考えると、消費増税は白紙に戻される。
民主党は多数の民主党正統とごく少数の非民主党に分裂する。
民主党議員で消費増税に賛成する議員は次の選挙で全員落選する。したがって、多数の民主党議員は民主党正統に雪崩を打つ。
非民主党で消費増税に賛成するのは、次の選挙落選覚悟の現非民主党執行部に限定される。
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場合によっては、消費増税法案が否決されて、解散総選挙または、野田内閣総辞職になる可能性もある。
野田首相の辞任が秒読み体制に入った。
野田氏が延命する可能性はゼロであると思われる。
民主主義の世の中で、民主主義を否定したら終わりだ。
そんなこともわからない人物は早く首相を辞任してもらいたい。これが、国民の切実な声だ。
藤井裕久氏は完全に老害の領域に入ってしまった。晩節を汚すとはまさにこのことを言う。
「なにわ市民セミナー団」、
「市民が訴える「大阪宣言」の会」共催シンポジウムの概要
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002073489P0050001P006001P0030001
●題 名:The Symposium in Naniwa
検察・司法、マスコミを改革せよ!
●期 日:平成24年3月28日(水)
●時 間:午後6時30分~(午後6時開場)
●会 場:浪速区民センターホール
〒556-0023 大阪市浪速区稲荷2丁目4番3号
●入場料:お一人1.500円
前売り1.400円(但しファミマ、セブンのみ)
●出演者:生田 暉雄氏/弁護士(元・大阪高裁判事)
平野 貞夫氏/日本一新の会・代表(元・参議院議員)
植草 一秀氏/政治・経済学者(元・早稲田大学教授)
八木 啓代氏/健全な法治国家のために声を
あげる市民の会・代表(歌手・作家)
●主 催:なにわ市民セミナー団
●共 催:市民が訴える「大阪宣言」の会
●後 援:日本一新の会
健全な法治国家のために声をあげる市民の会
●協 賛:志 信 会・都一新の会・日本一新の会なにわ
小沢一郎衆議院議員を支援する会
ネットメディアと主権在民を考える会
●協 力:討論Bar“シチズン”・ 街カフェTV・ツイートTV
続きは
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第180号「野田佳彦氏は本年7月までに退陣に追い込まれる 」
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『植草一秀の『知られざる真実』』をご愛読のみなさまにfoomiiよりお知らせです。
3月24日(土)に【天木×植草リアルタイム時事対談】第3弾生動画配信を行いました。
●出演:天木直人(元外交官)、植草一秀(政治経済学者)
●配信日時:2012年3月24日(土曜日) 19時00分放送開始予定
3月は『消費増税のゆくえと今後の政局』と題して、消費増税問題と政局のゆくえについて徹底討論しました。
・野田内閣と財務省が消費税増税を急ぐ真の理由とは?
・法案可決の見込みは?日本経済と私たちの生活はどうなる?
・今後の政局と衆議院解散の可能性は?
また、東日本大震災から1年の時が流れ、今なお住民に不安を与え続ける福島第一原発事故の問題とこれからのエネルギー政策や、大詰めを迎える小沢一郎氏裁判の行方、「インターネット政党」など市民の政治参画などの問題について90分間ノンストップで議論しました。
アーカイブ動画配信を、動画配信記事として有料で販売しております。
販売代金は、全額を動画配信費用と番組へのゲスト招聘などの今後の動画配信放送内容の充実のために活用させていただきますので、ご協力とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
早速、3月24日の対談ダイジェスト版をYoutubeに公開いたしました。
◎サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談 2012/02/25
http://www.youtube.com/watch?v=byxJ3QPETeo
また、2月25日の対談のダイジェスト版はこちらです。
◎サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談 2012/02/25
http://youtu.be/NFo-WKDB3r4
ぜひ、ご高覧下さい。
また、3月24日の
◎サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談 2012/02/25
の完全版動画配信記事はこちらでご購入いただけます。
http://foomii.com/00057/201203242200009024
「消費増税の行方と今後の政局」を議題に、小沢裁判の行方を含めて90分間を超えるノンストップ論争を行いました。
ぜひ、ご高覧ください。
●サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談
消費増税のゆくえと今後の政局
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