« 総理方針を全面批判する民主議員の極秘映像公開 | トップページ | 忘れてならない日本政治五つの重大問題 »

2012年1月16日 (月)

増税推進岡田副総理のイオンに官民癒着の大疑惑

週のはじめに際して、まずは、全国民必見の極秘映像をご覧いただき、すべての日本の有権者に浸透していただくよう、お願い申し上げたい。
 
 いま、野田政権はマニフェスト違反の消費税増税を強硬に推進している。
 
 増税時期が2014年以降だから、マニフェスト違反ではないとの屁理屈を示す人がいるから、ここは、はっきりしておかねばならない。
 
 民主党が2009年8月総選挙で、主権者である国民に約束したことは、単に2013年の衆議院任期満了まで消費税増税問題を封印することだけではなかった。増税論議の前に、どうしてもやっておかねばならないことがあるというのが、その核心だったのだ。
 
 それが、
 
「天下り根絶無くして消費税増税なし」

である。

人気ブログランキングへ

4500の天下り法人に、2万5000人の公務員OBが天下り、12兆1000億円の税金が注がれている。血税にシロアリがたかる構図がある。このシロアリを退治して、働きアリの政治をつくる。
 
 これが、民主党が主権者国民に約束した公約だった。
 
 イギリスで始まったマニフェスト。
 
 書いてあることは命懸けで実行する。
 
 書いてないことはやらない。
 
 これがルールだ。
 
 誰にでも分かる分かり易いルールだ。
 
 
 野田佳彦氏がいま、進めている大増税は、明白にルール違反である。
 
 書いてあることは何もやらないで、書いてないことはやる。
 
 天下りの根絶に何も取り組まないで、消費税引き上げるんですか!?
 

【送料無料】日本の独立 【送料無料】日本の独立

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

  
 この総理方針に真正面から批判を展開する民主党衆議院議員の貴重な街頭演説映像が公開された。
 
 この議員は、2009年7月14日の衆議院本会議でも、天下り根絶に取り組まない内閣は不信任だと怒りの気炎を揚げた。
 
 その模様を捉えた貴重な映像を、インターネットを活用して、すべての国民にお届け賜りたい。
  
お宝映像1 
2009年街頭での野田佳彦内閣政策方針に対する全面批判
 
お宝映像2
2009年7月14日衆議院本会議麻生太郎内閣不信任決議案賛成討論

 
 民主党議員でありながら、党首であり、時の内閣総理大臣の方針を真っ向から、全面否定する、気骨あるこの議員を、主権者国民は全面的に支援しなければならない。
 
 この議員が強く主張している内容は、正論そのものである。

人気ブログランキングへ

こうしたなかで、これもメルマガ読者が情報提供くださったものだが、中日新聞が1月14日付朝刊社説「増税前にやるべきこと、野田改造内閣が発足」のなかで、「天下り根絶どこへ」の小見出しを付けて正論を示した。
 
「さらに、取り組むべき行政改革から「天下り根絶」が完全に抜け落ちているのはどうしたことか。
 
 天下り先の独立行政法人に多額の予算を投入し、その法人が仕事をさらに下請けに丸投げする。この「天下り・丸投げ」構造を改めない限り、行政の無駄はなくならない。天下り根絶こそまさに行革の本丸だ。」
 
と指摘した。
 
 すべてのマスメディアが、財務省の差し金で、行政改革の内容から「天下り根絶」を抜き取っているなかで、ようやく、中日新聞が風穴を開けた。
 
 増税論議の前にやらねばならないことは、議員定数削減、議員歳費削減、公務員給与削減、特別会計・独立行政法人削減ではなく、まず、
 
「天下りとわたりの根絶」
 
なのだ。
 
 高級公務員だけが権利のように保持している、法外な特権を取り払うこと。これがまさに行革の本丸なのだ。

人気ブログランキングへ

野田佳彦氏は増税推進のために岡田克也氏を副総理として入閣させた。しかし、岡田克也氏には、天下りとわたりの根絶はできない。
 
 この問題を、今後掘り下げてゆくが、岡田氏の実家であるイオン株式会社。いまこの会社は金融業務を拡大させようとしている。
 
 その戦略の一環として、政府による破たんした日本振興銀行の払い下げに名乗りを上げた。結局、二者に落札候補者が絞られ、イオン銀行が落札したが、この落札に、かんぽの宿、あるいは、リップルウッドによる旧長銀落札同様の極めて不透明な部分が存在する。
 
 重要なことは、元大蔵省理財局長であり元金融庁総務企画局長原口恒和氏のイオン銀行代表取締役会長への天下りをイオンが受け入れたことである。
 
 この天下りと旧日本振興銀行のイオン銀行の払い下げとが密接に関わっていると考えられる。
 
 また、イオン株式会社は2009年5月に元検事総長但木敬一氏のイオン株式会社取締役への天下りを受け入れている。
 
 2009年と言えば、小沢一郎氏の秘書大久保隆規氏が3月に突然逮捕され、小沢氏が潔白を主張して、民主党が党を挙げて検察権力の不正行使に立ち向かわねばならなかった時期である。このとき、岡田克也氏は小沢一郎氏の潔白主張に耳を傾けようともせずに、検察擁護の発言を繰り返した。
 
 さらに、イオンは大蔵事務次官を経て日本たばこ産業株式会社代表取締役会長に天下った小川是氏を社外取締役に受け入れたことがある。そのうえで、イオンは日本たばこ産業株式会社工場跡地利用に名乗りをあげて、見事に権利を獲得したこともある。
 
 これらの実績を持つイオングループを実家に持つ岡田克也氏が、官民癒着を断ち切る天下りの根絶に立ち向かえるはずがないのだ。
 
 国会での行政改革論議は、天下り、わたり、官民癒着に絞って実施してもらわねばならない。

人気ブログランキングへ

続きはメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
 
第108号「官僚主権構造を刷新するために必要な三つの方策」  
でご購読下さい。


 2011101日よりメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』(月額:525円(税込)/配信サイト:フーミー)の配信を開始しました。

 創刊月201110-12月は、このようなテーマで書いています。ご登録・ご高読を心よりお願い申し上げます。詳しくはこちらをご参照ください。

 メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、info@foomii.com までお願い申し上げます。
 

 Dsc_0012_682x1024_5

Book 日本の再生

著者:植草 一秀
販売元:青志社
Amazon.co.jpで詳細を確認する
 
 

【送料無料】日本の独立 【送料無料】日本の独立

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

【送料無料】TPP亡国論 【送料無料】TPP亡国論

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

【送料無料】誰が小沢一郎を殺すのか? 【送料無料】誰が小沢一郎を殺すのか?

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

【送料無料】原発のウソ 【送料無料】原発のウソ

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

【送料無料】売国者たちの末路 【送料無料】売国者たちの末路

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

【送料無料】知られざる真実 【送料無料】知られざる真実

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

« 総理方針を全面批判する民主議員の極秘映像公開 | トップページ | 忘れてならない日本政治五つの重大問題 »

消費税大増税=大企業減税」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 増税推進岡田副総理のイオンに官民癒着の大疑惑:

» 岡田副総理が歳費8%以上削減、国民税負担が恒久で国家公務員給与と国会議員歳費の削減が時限とは [shimarnyのブログ]
「身を削るから負担をお願いする」と表の慎みとは別に、裏で国民増税は永遠に続くけど公務員給与と議員歳費の削減は2014年3月末で終了というのでは国民に対する背信行為ではなかろうか。 [15日 産経]「歳費8%以上削減を」 政党交付金も減額 消費増税へ岡田副総... [続きを読む]

» 野田義彦首相はかなりやばい病気だ。早く入院させた方が良い。(またまた恥ずかしい動画あり。) [ニュースを読まねば]
16日午後、都内のホテルで民主党の定期党大会が行われた。そこで野田義彦首相が挨拶し、消費税増税について強く訴えた。「やるべきことをやり抜いて民意を問うことをはっきり宣言したい」我々は、彼のこのきっぱりとした言葉を戦慄と共に聞かねばならない。何故かは本記事の最後に掲載した動画に映る人物の立派な演説を聴くと分かる。が、もう少しとっておきたい。ともかくその動画をご覧頂ければ、現在の野田義彦首相の(頭の)病が、かなり危険な状態であることが分かるのだ。さて、この党大会での挨拶では、与野..... [続きを読む]

» 世論調査の罠 [格闘する21世紀アポリア]
 休日の昼下がり。リビングで何をすることなくぼんやりとくつろいでいると、けたたましい電話の着信音で静寂がかき消された。あわてて受話器を取ると、そこにはテープによる機械的な音声ガイダンスの音が。一週間前、カップリングパーティーで知り合ったY子ちゃんでもな...... [続きを読む]

» 【TPP】米生命保険協会、かんぽ生命にがん保険販売を禁止する措置を求める [政治経済ニュース・今私の気になる事]
 関税を原則ゼロにする環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に向けて、日本政府は近く米国やベトナムなど参加国との事前協議を始める。焦点の米国は米通商代表部(USTR)を中心に米業界の要望も踏まえ、日本に対して農業や保険、自動車などの各分野で市場…... [続きを読む]

» 陸地よりも海、農業よりも漁業への影響のほうが深刻のようです。 [脊振の麓~大自然の図書館 in 福岡 @読んで得するやさしい基礎知識と癒しのネコ写真@  ]
陸地よりも海、農業よりも漁業への影響 のほうが深刻のようです。50年ほど前 は、核保有国の核実験によって放射線濃 度は今現在よりも高かったはずですので 陸地で生活したり農作物を摂取すること 等については、それほど心配ないと思い ます。心配するとするなら... [続きを読む]

« 総理方針を全面批判する民主議員の極秘映像公開 | トップページ | 忘れてならない日本政治五つの重大問題 »

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ