民主党次期代表は小沢一郎元代表軸に検討が正論
西岡武夫参院議長は、「菅内閣の執行部に対して、菅首相と『共同正犯』であることをくれぐれも忘れないように」と警告を発しているが、正論だ。
菅政権が政策運営に失敗した。その責任を取って菅首相が辞任する。菅内閣の主要メンバーおよび民主党執行部は『共同正犯』である。岡田克也氏や枝野幸男氏などは、ポスト菅体制について、つべこべ発言するのを控えるべきである。
「しばらくは静かにしていただいた方が、本人にとっても、民主党にとっても、日本の政治にとってもいいのではないか」
民主党は直ちに次期代表を選出し、強力内閣を構築する必要がある。
政策運営を円滑に進めるには、政府提案が国会で承認される体制をとることがまず基本になる。歴代政権の行き詰まりは、衆参のねじれ現象が存在するにもかかわらず、参院での政府案可決を実現させる手立てを取ってこなかったことに原因がある。
新代表はまず、この問題を解決しなければならない。そのためには、他党との連携が必要不可欠になる。
民主党では、菅直人氏が辞任したのち、後継代表の筆頭候補が、小沢一郎元代表になることは間違いない。小沢一郎氏は2006年4月から2009年5月まで民主党代表の地位にあった。
小沢氏は民主党が解党の危機に直面するなかで火中の栗を拾う形で民主党代表に就任した。その後、民主党は小沢一郎氏の指揮下で大躍進を遂げ、政権交代に手が届く位置に駒を進めた。
ところが、小沢民主党による政権奪取を警戒する悪徳ペンタゴン=「米官業政電利権複合体」は、執拗に小沢一郎氏を攻撃し続け、ついに、2009年3月3日、小沢一郎氏の秘書を逮捕するに至った。結果的にこの逮捕は、完全な誤認逮捕であったことが判明したが、この謀略=誤認逮捕により小沢一郎氏は民主党代表の地位を辞した。
2009年8月に実施された決戦=総選挙で民主党が大勝し、鳩山政権が発足した。しかし、民主党内悪徳8人衆は、鳩山政権を攻撃し続けた。とりわけ、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北沢俊美防衛相は、普天間基地の県外移設方針に背を向けて、県内移設への逆戻しに向けて米国と手を組み、鳩山前首相を退陣に追い込んだ。
2010年6月2日、政権奪取のクーデターが挙行され、菅直人内閣が発足した。しかし、菅直人氏は独断専行の政策運営を進め、参院選で大敗した。菅直人氏は菅氏が信任投票と位置付けた参院選に大敗したのだから、即刻辞任するべきだったが、総理の椅子にしがみついた。
この事態を打開する役割を担ったのが9月14日の民主党代表選だった。この代表戦に小沢一郎氏が立候補し、菅直人氏と一騎打ちを演じた。
代表選では小沢一郎氏が実質的に勝利したとみられるが、菅氏サイドが不正選挙を実行した疑いが濃厚に存在しており、菅氏が僅差で当選した。日本の歴史がまたしても歪められたのだ。
しかし、9ヵ月が経過して、菅内閣はいよいよ行き詰まり、首相を辞任することになった。
この経緯を踏まえれば、次期民主党代表、次期内閣総理大臣候補の筆頭は小沢一郎氏ということになる。小沢氏が出馬を了承すれば、小沢氏が出馬し、次期代表、次期首相に就任するのが、もっとも合理性の高い人事刷新になる。
菅氏辞任を受けての次期代表、次期首相候補の筆頭に小沢一郎氏が置かれることを確認しなければならない。
民主党内には、
①自主独立、②官僚利権根絶、③大資本との癒着排除の方針を掲げる
「正統民主」の勢力と、
②対米隷属、②官僚利権温存、③大資本との癒着堅持の方針を掲げる
「悪徳民主」の勢力が
二大勢力を形成している。
菅-仙谷-岡田-野田-前原-枝野-玄葉-渡部の悪徳8人衆が「悪徳民主」の中核に位置し、
小沢元代表グループと鳩山前首相グループが「正統民主」の中核をなしている。
小沢元代表のグループと鳩山前首相のグループは、合計で180名から200名の国会議員勢力を有しており、民主党の多数派を構成している。
「悪徳民主」勢力に属する菅直人氏が首相を辞任した段階で、民主党次期代表を決する主導権を、「正統民主」の中核に位置する小沢-鳩山グループが握るのは当然のことである。
このグループから次期代表が輩出され、次期政権の枠組みを決定してゆくのが正当で当然の手順である。
重要なことは、衆参両院で過半数を確保することであり、民主党内の「悪徳民主」勢力が反党行為を示す場合に備え、他党との連携を考えてゆかねばならない。その連携のあり方は、場合によっては大連立的な様相を帯びる可能性がある。
いずれにせよ、菅直人氏が政策運営の失敗の責任を取って辞任する以上、ポスト菅体制を論じる主導権は小沢-鳩山グループが確保するのが順当であり、次期代表は小沢一郎氏を軸に検討が進められることが強く望まれる。
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