放射線被ばくリスクを隠蔽して広報しない菅政権
菅直人政権、NHK、民放の電波マスゴミは、福島原発事故に関連する最重要情報を操作して報道している。真実の情報を隠ぺいし、放射能被害を真実よりも軽微なものとして報告している。
文部科学省は原発事故に伴う放射線量を計測して公表した。
テレビメディアが報道している数値は以下の通り。3月15日の計測結果だ
東京 0.809マイクロシーベルト/時
千葉 0.313マイクロシーベルト/時
神奈川 0.182マイクロシーベルト/時
埼玉 1.222マイクロシーベルト/時
山梨 0.069マイクロシーベルト/時
静岡 0.089マイクロシーベルト/時
である。
これらの数値を用いて、健康被害のない放射線量だとして、まったく問題にならないとの情報を流布している。
ところが、電波メディアが報道しないデータが存在する。
以下のデータである。3月15日に計測されている。
福島第一原発から北西に約20キロ離れた福島県浪江町の3カ所で測定されたデータで、
195~330マイクロシーベルト/時
である。
福島市の東にある飯館村では、
44・7マイクロシーベルト/時
の放射線量が計測されている。
福島県浪江町のケースで計算すると、この放射線量を1日被ばくすると、
4680~7920マイクロシーベルト
の放射線量を被ばくすることになる。
1ヵ月経過すると、被ばく量は
14万0400~23万7600マイクロシーベルト
に達する。
健康被害との関連でいえば、10万マイクロシーベルトの被ばく量で発がんの可能性が明瞭に上昇し、25万マイクロシーベルト以上の被ばくで白血球の減少が観察され、100万マイクロシーベルト以上の被ばくでは、死亡の危険が生じてくることになる。
上記、浪江町の放射線濃度では、4ヵ月から8ヵ月の被ばくで100万マイクロシーベルト=1シーベルトの被ばく量に達する。400万マイクロシーベルト=4シーベルトの被ばくでは、半数の人が死亡すると見られているが、1年半から3年の時間で、この被ばく量に達することになる。
つまり、遠隔地の放射線量はまださほど上昇していないが、福島県、茨城県、宮城県、山形県、新潟県などの近接エリアでは、現状の放射線放出量でも、時間の経過とともに、甚大な被害が発生することが容易に想定されるのである。
このような最重要のデータをテレビメディアは選別して、隠蔽して放送を行っている。遠隔地の低い数値だけを選別して放送して、放射能汚染の真実の危険を意図的に隠ぺいしている。
市民はインターネットから正しい情報を入手しないと手遅れになる。放射線被ばく量は時間と比例して増大するので、1秒でも早く行動することが被害を最小化させる方策になる。原発から100キロ以内、200キロ以内に居住する住民は、直ちに安全地帯への避難を行うべきである。
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