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2011年1月10日 (月)

民主党の対米隷属化を狙う悪徳ペンタゴン8人衆

「敵を知り、己を知れば百戦して危うからず」と云う。

 敵は誰であるか。そして己とは誰であるか。
 
 いま、日本政治は主権者国民と米官業政電利権複合体との死闘の真最中にある。

 2009年8月30日の総選挙を通じて、主権者国民は日本の歴史上、初めて、自らの意思によって政治権力の掌握に成功した。民衆が自らの意思で初めて政治権力を掌握したのである。
 
 無血の平成市民革命=平成維新である。
 
 この革命を誘導したのは小沢一郎氏である。
 
 これまでの日本政治は、米国、官僚、大資本によって支配され続けてきた。利権政治屋とマスゴミはその手先となって米官業による政治支配維持にいそしんできた。
 
 この状況を打破することが日本の新時代を切り拓き、日本の真の独立をもたらすものである。
 
 これまでの日本政治構造は、
①米国の支配下に置かれ、
②官僚がすべてを決定し、官僚が巨大利権を保持し、
③政治が大資本と癒着する
ものだった。
 
 この政治構造を刷新し、
①米国の支配から脱却し、
②官僚利権を根絶し、
③政治と大資本の癒着を排除する、
新しい政治が求められているのだ。
 
 政権交代が実現し、新しい日本政治構築が動き始めたが、旧来の日本政治支配者である米官業政電利権複合体=悪徳ペンタゴンは、日本政治構造の刷新を阻止するべく、死に物狂いの抵抗を続け、遂に、6月2日政変を通じて、政治権力の実権を民衆から再び悪徳ペンタゴンの手に奪還してしまった。
 
 菅直人氏はすでに主権者国民から不信任=レッドカードを突き付けられているが、不当に権力の座にしがみついている。
 
 菅直人氏の進めている政策を見れば、現政権が悪徳ペンタゴンの意思をそのまま反映していることが誰の目にもはっきりと見て取れる。
 
①菅直人氏はひたす米国にひれ伏している。
②菅直人氏は官僚利権根絶の方針を完全に放棄した。
③菅直人氏は大資本と癒着し、大資本優遇策を臆面もなく推進している。
 
 主権者国民対悪徳ペンタゴンの死闘の図式で現局面を捉えるとき、主権者国民勢力を代表する人物は小沢一郎氏である。菅直人氏はこの小沢一郎氏のせん滅に向けて傍若無人の振る舞いを加速させている。

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菅直人謀反政権の主軸を占めている面々を見るがよい。菅直人氏を筆頭とする仙谷由人氏、岡田克也氏、野田佳彦氏、前原誠司氏、枝野幸男氏、玄葉光一郎氏、そして裏側の渡部恒三氏の面々こそ、民主党に巣食う対米隷属悪徳8人衆である。この悪徳8人衆が民主党を私物化し、政権交代の本義を根こそぎ放逐しているのだ。
 
 内閣改造、民主党執行部人事を見るがよい。この悪徳8人衆のたらい回し人事に終わるはずである。
 
 枝野幸男氏は7月11日の参院選に際して、参院選は菅直人内閣に対する信任投票であることを明言した人物である。民主党は参院選に惨敗した。惨敗したあと、枝野氏は、自信が明言した「信任投票」との視点から参院選を総括したことが一度でもあったか。
 
 政治家として信用できる人物であるかどうかは、自分の言葉に対する姿勢で明確に判定できる。自分の発した言葉に対して責任を持たない人物は、信用できない人物である。卑怯で恥知らずな人物である。
 
 この点で菅直人氏と枝野幸男氏は完全に一致している。二人とも卑怯で恥知らずな人物である。故市川房枝氏が菅直人氏に対して、「決して信用してはならない人物」と見抜いたのは、市川氏の慧眼によるものである。
 
 菅直人氏は6月までに消費税大増税の方針を固めることに「政治生命」をかけると明言したから、消費税大増税を含む税制改革案が決定できなければ、総理を辞任せざるを得なくなった。その確率は100%と言ってよいだろう。
 
 主権者国民勢力は小沢一郎氏を守り、体制を立て直して、総決戦に挑まねばならない。
 
 米国を主軸とする悪徳ペンタゴンは、日本の政界を、対米隷属の二大政党制に誘導しようとしている。そのための要は、民主党を対米隷属政党にしてしまうことである。この目的のために悪徳8人衆が蠢いている。
 
 敵の行動の目的を知り、主権者国民勢力の現状を正確に把握すれば、百戦して危うからずということになる。知識、情報を共有することが肝要である。

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