« 小沢氏招致問題で主権者国民は仮免菅首相を糾弾 | トップページ | 12月19日午後2時半日比谷公会堂で死刑反対集会 »

2010年12月15日 (水)

船井幸雄氏「いま一番知らせたいこと言いたいこと」

 船井総合研究所をはじめとする船井グループ創設者で影響力のある多くの著作を発表され続けておられる船井幸雄氏がHP「船井幸雄.comの巻頭言である「船井幸雄のいま知らせたいこと」に、拙著『日本の独立』を取り上げてくださった。心より深く感謝申し上げたい。

日本の独立 Book 日本の独立

著者:植草一秀
販売元:飛鳥新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 amazon.comでは、「社会・政治」部門で1位のランキングをいただいているが、総合ランキングが12位まで急上昇して驚いた。調べてみると、船井幸雄氏が書評をホームページに掲載くださっていたことが判明した。
 
 私も古くからスピリチュアルな世界に深い関心を寄せている。船井氏もスピリチュアルな世界に極めて造詣が深く、私の訴えに耳を傾けてくださっていることを誠にありがたく感じる。
 
 船井幸雄氏は副島隆彦氏とも親交が深いと伺っている。深いご縁を感じるとともに、ありがたい書評を掲載くださったことに重ねて深く感謝申し上げたい。
 
「船井幸雄のいま一番知らせたいこと、言いたいこと」
「日本の独立」

「先月下旬に植草一秀さんから『日本の独立』(飛鳥新社刊)という彼の書き下ろしの近著をいただきました。
 
 植草さんは既知の人です。その経歴と発言にかねてから注目していました。
 
「聖書の暗号」にも、彼のことが出て来ます。どうやら彼が逮捕された件は冤罪らしいな……と聖書の暗号を見て私は感じていました。
 
 ともかくアタマのよい、だれでも分るように、いろんな事象を解析し、対処策を提案する能力のある人のように思います。
 
 この本『日本の独立』の内容は、まったくよく分ります。特に小泉・竹中両氏の権力者としてやったことについて彼なりに詳しく解明しています。
 
 私は同書により、「そごう」が最終的につぶされた理由を知りました。
 
 私にとりましては、世界一の百貨店を目ざして驀進していた「そごう」が2000年7月に突然、西武百貨店に合併され、その後、実体としては世間から消えてしまい、水島廣雄さんが晩節を汚さねばならなかった本当の理由がなかなか分らなかったのです。
 
 もっとも深く力を入れて付きあってきた百貨店ですし、水島さんには長年いろんな意味でお世話になりました。
 
 残念で仕方のないことだったのですが、この本を読んで理由がはっきりしてきました。
 
 経営者にとっては、政治家と銀行家は、どんなに親しくとも信用してはいけないようです。が、政治とか金融とかの世界の実態とは、そんなものなのでしょう。
 
 本書のサブタイトルは“主権者国民と「米・官・業・政・電」利権複合体の死闘”となっています。
 
 とりあえず目次を紹介します。
 
まえがき
 
I 六・二クーデターの真実
第1章 信なくば立たず
第2章 対米隷属派による政権乗っ取り
第3章 日本の支配者は誰か
第4章 小泉竹中政治への回帰
 
II
 小泉竹中政治の大罪
第5章 日本経済の破壊
第6章 官僚利権の温存
第7章 政治権力と大資本の癒着
第8章 対米隷属政治
第9章 権力の濫用と官邸独裁
第10章 平成の黒い霧(1)新生銀行上場認可
第11章 平成の黒い霧(2)りそな銀行の乗っ取り
第12章 平成の黒い霧(3)郵政米営化・郵政私物化
第13章 平成の黒い霧(4)「かんぽの宿」不正払い下げ未遂事件
第14章 平成の黒い霧(5)日本新興銀行設立の闇

III
 この国のかたち
第15章 大久保利通と官僚主権構造
第16章 米国による日本支配構造の系譜
第17章 対米隷属の父・吉田茂
第18章 CIAの対日工作
第19章 カネによる政治の支配
 
IV
 菅直人政権の「逆コース」
第20章 政権交代に託された5つの課題
第21章 財政再建原理主義・市場原理主義の毒
第22章 「最小不幸社会」政策下の不幸放置
第23章 「抑止力」という名のプロパガンダ
第24章 官僚意識を変革する秘策
 
V
 主権者国民と悪徳ペンタゴンの死闘
第25章 小沢一郎氏の『政治とカネ』問題研究
第26章 前近代の警察・検察・裁判所制度
第27章 菅直人と小沢一郎の全面戦争
第28章 政界再編と日本のルネサンス

あとがき(転載ここまで)

 この本は、本体1714円ですが、ふつうの人なら2-3時間で一読できます。
 
 日本人なら、絶対に読んでおいた方がよい本だと思います。政治家や官僚というのは、どんな人たちなのか、米国とはどんな国なのか、日本に対しての彼らの考え方は?
 
 その米国の代理人のような日本の政治家や官僚の思考と行動は……などが、植草流の見方ですが、本書でだれにもはっきり分ると思います。
 
 しかも彼の見方は、ほとんど正しいようだ……と私は思うのです。
 
 充分に調べていますし、論理に矛盾がありません。
 
 はっきり言いまして最近読んだ本の中で、本書くらいアタマをすっきり整理してくれたのは他にありませんでした。
 
 私は、いまの資本主義や、利権がらみの政治や行政には、そんなに興味を持っていません。エゴまみれ、お金まみれの人非人たちのキツネとタヌキの化かしあいのような世界のようで、こんな世界がそんなに永続しないのは、まちがいないでしょうし、時流が、そのように動いていると思うからです。
 
 それでも、植草さんが、この本で書いていることぐらいは知っておいた方が絶対によいと思います。
 
 できることなら、日本国民としてとりあえず本書の内容を、信じる信じないは別にして知っておいてほしいと思い、きょうここに、紹介することにしたのです。
 
 できれば1800円を投じて、本書をぜひ御一読ください。
 
 多分、考え方が正しい方にかなり変るだろう……と思います。よろしく御了承ください。
                                     =以上=

(ここまで転載)

人気ブログランキングへ

日本の独立 Book 日本の独立

著者:植草一秀
販売元:飛鳥新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 Book 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻

販売元:マガジンハウス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

売国者たちの末路 Book 売国者たちの末路

著者:副島 隆彦,植草 一秀
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

知られざる真実―勾留地にて― Book 知られざる真実―勾留地にて―

著者:植草 一秀
販売元:イプシロン出版企画
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« 小沢氏招致問題で主権者国民は仮免菅首相を糾弾 | トップページ | 12月19日午後2時半日比谷公会堂で死刑反対集会 »

著書・動画配信紹介」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 船井幸雄氏「いま一番知らせたいこと言いたいこと」:

» 菅政権は米直営小泉政権の後継者。法人税減税と付加価値税増税資産増税で日本は崩壊する。打倒菅政権! [ふじふじのフィルター]
 小泉政権とまったく同質の米国直営菅直人政権は、ついに法人税引下げ5%を決定した [続きを読む]

» 国民は耐えがたきを耐え、そして耐えるだけではなく同時に前進あるのみ [ライジング・サン(甦る日本)]
今夜は肌寒い風が吹いている。 季節的に不思議なことではないが、これは先行き不透明かつ地獄への道に足を踏み入れている日本全土の状況をそのまま表しているようだ。 政権交代という国民の手で成し遂げた「平成維新」、「国民革命」の喜びも束の間、米国にひれ伏している大企業... [続きを読む]

» 朝日新聞主筆船橋洋一氏の「退社」は「対米従属派」の全面敗北の開始を意味している! [杉並からの情報発信です]
私は新聞を購読していないので朝日新聞主筆の船橋洋一氏が12月15日付けで朝日新聞社を退任したことを知らなかったのですが、 昨日の天木直人氏のメールマガジン記事「船橋洋一朝日新聞主筆の退任と駐米大使人事の行方」でこのことを初めて知りました。 ... [続きを読む]

» A0115 いま一番(船井氏が 知らせたいこと 言いたいは 日本の独立 日本人読め(アタマすっきり、知っとくと得) [アルデバランの 夢の星]
色々引用させていただきました。どうぞ、よろしくお願いします。 [続きを読む]

« 小沢氏招致問題で主権者国民は仮免菅首相を糾弾 | トップページ | 12月19日午後2時半日比谷公会堂で死刑反対集会 »

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ