小沢氏招致問題で主権者国民は仮免菅首相を糾弾
菅直人首相が日本の未来を暗澹たるものにしている。
菅直人氏は小沢一郎元民主党代表の国会招致問題について次のように発言した。
「小沢氏は民主党代表選で『国会が決めれば出席する』と約束した。国民に約束したことは実行した方が、党にも本人にとっても良いのではないか」
菅氏は国民に対して示した発言に責任を持つべきだと主張する。
この姿勢を持つなら、なぜ自分自身は国民に対して示した発言に責任を持とうとしないのか。
7月11日の参院選について、菅直人氏はどのようなスタンスを示したのか。総選挙で国民の負託を受けていない政権について、菅直人氏は野党時代に強い批判を示した。政権に対する主権者国民の信任を確かめるため、総選挙で信を問うべきだと主張し続けた。
6月2日に辞意を表明した鳩山由紀夫前首相の後継首相として菅直人氏は首相の座に就いた。国民の信任を受けていない。当然、野党からの批判が強まった。
この批判に対して菅直人氏はどのように答えたのか。
「参議院選挙が菅直人政権に対する主権者国民の信任投票になる」と明言したのではないのか。
その参院選で菅直人氏は、54議席を勝敗ラインに定めた。参院単独過半数を確保するには60議席必要だった。菅直人氏は参院選での「不信任」を得ないために、ハードルを大幅に引き下げたのだ。
この参院選で菅直人民主党は一体、何議席を確保したのか。
まさかの、たったの44議席である。簗瀬進氏や喜納昌吉氏などの貴重な人材が菅直人氏の選挙指揮によって国会から姿を消した。
菅直人氏は、「参院選を菅直人政権に対する信任投票だということを国民に約束したのだから、その約束を守って参院選結果を受けて総辞職するのが、党のためにも、本人のためにも良いのではないか」との批判にどう答えるのか。
菅直人首相は仮免許で道路を走るという違反行為を続けてきたとのことだが、7月11日の本免許試験で不合格になったのだから、法律に照らして道路を走ることは許されないのだ。
自分の言葉には責任をまったく示さず、逃げの一手で総理の座にしがみつき、他者の言葉に対しては、毒蛇のように凶悪な牙をむきだしにするのは、いささか醜悪である。うそつきでポストにだけしがみつくような人物が首相の座に居座ることは日本国民の悲劇である。
小沢一郎氏は「国会が決定すれば」と発言したが、民主党が率先垂範しない限り、小沢氏の政倫審招致は決定されない。
小沢氏が約束を守る、守らないが問題なのではなく、菅直人氏をはじめとする民主党執行部が仲間を敵に売り渡すような利敵行為を取るのかどうかが問題なのだ。
民主党が政権を奪取できた最大の功労者は小沢一郎氏である。現在、総理大臣が小沢一郎氏でないのは、検察当局が昨年3月3日に、小沢氏の秘書大久保隆規氏を不当に逮捕したからである。大久保氏は政治資金収支報告書に新政治問題研究会と未来産業研究会の名称を記載して提出した。
これを検察当局は虚偽記載だとして逮捕、起訴したが、その後の公判で、二つの政治団体に実体があることが関係者の証言で明らかになった。つまり、大久保氏逮捕は不当な逮捕であることが明らかにされたのだ。つまり、小沢一郎氏は、検察当局の不正な行動がなければ、いま、内閣総理大臣の地位にある人物なのである。
その後、検察当局は、この史上空前の検察大失態を隠蔽するために、さらなる暴走に突き進んだ。小沢一郎氏の政治資金管理団体が2005年1月に取得した不動産の取得の時期が2004年10月だとの難癖をつけて、驚くなかれ、現職国会議員まで逮捕してしまったのだ。チンピラの言いがかり以下の行動である。
民主党国会議員が党をあげてこうした不正で不当な検察権力の濫用を糾弾し、小沢一郎氏を守るのが本来、当然の対応である。
ところが、民主党内にはスパイ勢力が蠢いていた。民主党内対米隷属勢力である。この悪徳ペンタゴン勢力が、検察・マスゴミによる小沢氏総攻撃と連携して小沢氏攻撃に本格的に動き出したのだ。
マスゴミは相も変わらず、ねつ造世論調査結果を流布し続け、小沢一郎氏攻撃を持続している。悪徳ペンタゴンは小沢一郎氏の息の根を止めるまで、安心できないのだ。
主権者国民は菅直人政権、検察・警察・裁判所勢力、マスゴミがすべて、主権者国民の敵であることを、明確に認識しなければならない。マスゴミがねつ造する世論調査結果を上から見下し、切り捨てなければならない。
拙著『日本の独立』にも目を通していただき、この国の政治を誰が支配してきたのか、主権者国民は悪徳ペンタゴンにどう対峙すべきかを、よく考えていただきたいと思う。
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日本の独立 著者:植草一秀 |
自分の利益、利権のことしか考えない菅直人-仙谷由人両氏が連携する亡国政権を一刻も早く倒さねばならない。悪徳ペンタゴン政権を倒し、そのうえで小沢一郎氏を戴き、主権者国民政権を再樹立しなければならない。
本ブログでは民主党代表選直後の9月17日付記事タイトルを、
「「仙谷時代の悪代菅」と主権者国民の全面対決」
として、
「「仙菅大和」は、小沢一郎氏攻撃に突き進む。谷垣-石原体制に代わった自民党との連携が水面下で進んでいる。仙菅大和は民主党分裂も辞さない構えを示しているが、これが「仙菅大和の悲劇」、「院内菅仙の悲劇」を生みだすことになるのである。
菅直人氏の全面戦争突入の号令で、政界は大再編の方向に進むことになる。
悪徳ペンタゴンが一気に総攻撃に出る様相を示している。主権者国民勢力は悪徳ペンタゴンの暴走を許してはならない。全面戦争がいよいよこれから始まる。」
と記述した。
悪徳ペンタゴンと主権者国民勢力の全面戦争がいよいよ本格化する。悪徳ペンタゴンサイドにマスゴミがついているから、目を惑わされやすいが、主権者国民は「真実」、「真相」、「深層」を見抜いて、この闘いに必ず勝利を収めなければならない。
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日本の独立 著者:植草一秀 |
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誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 販売元:マガジンハウス |
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売国者たちの末路 著者:副島 隆彦,植草 一秀 |
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知られざる真実―勾留地にて― 著者:植草 一秀 |
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