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2010年11月17日 (水)

宮崎学氏がベストセラー続編『続・突破者』近日公刊

 作家の宮崎学氏が今月、新著を発刊される。タイトルは、
『続・突破者』

続・突破者 Book 続・突破者

著者:宮崎学
販売元:同時代社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

《出版元の同時代社による内容説明》
衝撃のデビューから15年。
ベストセラー自伝の書き下ろし続編!
「正義」をかざすインチキ漢、脱獄計画で俺を助けた闇の将軍、 どうにも手が付けられないアホ、清く正しい市民の群れ、刑務所で出会った男と女
……。奈落の闇を、俺は、野蛮の声をあげて泳いできた。孤立を恐れず、進むほかないだろう。
《目次》
1.電脳突破党始末記
2.俺たちの政治
3.正義と闘う
4.風、雲を呼ぶ亜細亜の大地
5.差別の闇を裂く
6.最後に
〇あとがきにかえて
出版社: 同時代社
価格:¥ 1,890
 
 宮崎学氏が責任編集していた講談社ウェブサイト「直言」には、元参議院議員の平野貞夫氏が連載し、私も連載を担当していた。
 
 宮崎氏、平野氏、私での政治問題に関する特別鼎談を行ったのは2006年3月3日である。前原誠司氏が民主党代表の時代、小泉政権を追及するべき局面で、メール事件で民主党が解党の危機に追い込まれた局面である。
 
 タイトルは、
「腰砕け民主党と傲岸自民党公明党が作った“魔界”の正体!」
だった。いま、改めて読み返していただいても示唆に富む内容が盛り込まれていると思う。
 
 民主党はこの後、小沢一郎氏を新代表に選出し、大躍進を始める。その延長上に昨年8月30日の総選挙があり、政権交代の大業が成就した。
 
 直近4年間の政治激動の時代をある意味で先読みした鼎談であった。
 
 この鼎談は現在も閲覧することができるが、それ以外の連載記事は、講談社が閉鎖してしまった。各執筆者が連載した記事を閲覧できないように閉鎖してしまうことについて、講談社の姿勢が問われている。
 
 宮崎学氏は多くの著作を発表し、精力的な活動を展開している。また、小沢一郎民主党元代表、および秘書が巻き込まれている刑事問題についても、積極的に建設的な意見を提示されている。
 
 財界さっぽろ2010年12月号増刊「権力との闘い!ムネオの主張」で、弘中惇一郎弁護士が強調されているが、刑事裁判では第一審での事実認定が圧倒的に重要な意味を持つ。この点で、第一審を担当する弁護士の手腕が極めて重要になる。このことは、私も自分の経験を通じて痛感した。
 
 小沢一郎氏が弘中惇一郎弁護士を弁護人に選任したことは、この意味で極めて妥当である。
 
 小沢一郎氏、大久保隆規氏、石川知裕氏、池田光智氏などが、不当で不公正な検察権力行使を跳ね除けて、正当に無罪を勝ち取ることが、日本の未来のために絶対に必要である。主権者国民が厳しく監視しなければならない事項である。
 
 宮崎学氏はベストセラー『突破者』で、その波乱と激動に満ちた半生をみずみずしく描いた。その続編が出版されることで、早くその文章を読みたいと思われる宮崎ファンも多いと思われる。
 
 単行本は一定の書籍代を必要とするが、金額と比較して凝縮された情報を得られる点で、決してコストパフォーマンスは悪くないものである。
 
 日本の情報空間がマスゴミによって汚染されているいま、真実の情報を得られる貴重なパイプ役を果たしているのがネット情報と単行本である。真実の情報発信が求められると同時に、主権者国民による真実の情報の吸収と、その拡散が強く求められている。

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