主権者国民は意義ある沖縄県知事選に全力を注ごう
『日本の独立-主権者国民と「米・官・業・政・電」利権複合体の死闘』をご高読賜り、すでに多くの皆様が身に余る書評を提示くださっている。心より厚くお礼申し上げたい。
日本の独立 著者:植草一秀 |
本日は日経新聞に全五段の広告が掲載された。ただし、毎日掲載広告にあった、「国家の罠にはめられた」、「冤罪」の表現が、日経新聞の検閲により削除された模様である。また、12月6日に開催されることになった副島隆彦先生をお招きしての刊行記念講演会の演題
「冤罪と国家の暴力-日本は独立すべきだ」
のタイトルも検閲により削除されたようだ。
日本国憲法第21条には、
第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
とあるが、日経新聞への広告掲載では通用しないのだろう。
後先になったが、12月6日に、飛鳥新社と副島隆彦先生のお力添えにより、刊行記念講演会が開催されることになった。詳細は飛鳥新社サイトをご高覧賜りたいが、一人でも多くの皆様のご参加を謹んでお願い申し上げたい。
情報空間をマスゴミが占拠して汚染するなかで、真実の情報発信を行える限られた場がインターネットと単行本のエリアである。
11月24日に東京で開催された「検察・メディア・民主党」のシンポジウムには私もぜひ参加したかったが、先約があり出席できず、大変残念であった。
このシンポジウムに小沢一郎民主党元代表がビデオレターを送られた。
小沢一郎氏は、メスメディア報道が偏向していることを指摘するとともに、インターネットからの真実の情報発信が極めて重要であることを改めて強調された。画期的なことであり、真実の情報を得なければならない主権者国民がインターネットや単行本のエリアから、真実の情報を獲得する行動を拡散させることにより、日本の情報空間の歪みが是正される可能性の端緒が明確に開かれたと言っても過言ではないと思われる。
また、小沢一郎元代表は、マスメディアでも公正な報道を行う機関には積極的に協力することを明言された。インターネットが威力を発揮することにより、必然的にマスメディア報道の著しい歪みが是正されてゆくことが強く望まれる。
拙著に対して、多くのご講評を賜っているので、可能な範囲で、その一部を順次紹介させていただきたい。
『マスコミはなぜマスゴミと呼ばれるのか』(現代人文社)
マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれるのかー権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する 著者:日隅 一雄 |
の著書で「マスゴミ」の表現を世に知らしめられた新聞記者出身の弁護士である日隅一雄氏が、同氏のブログ「情報流通促進計画byヤメ蚊」様に以下の書評を掲載くださった。この場を借りて謹んでお礼を申し上げたい。
「「日本の独立」~植草一秀さんの新著のあとがきにみる希望!」
「一党が長期政権を維持することの異常さがいまも、問われ直されることのない日本社会、せっかく、幹部らが私財を投じてまで政権交代を成し遂げた民主党を市民から官へと追いやってしまった日本社会…正直、ここのところ、かなり、落ち込んでいました。が、植草一秀さんの新著「日本の独立」のあとがきの一説に触れ、もう少しできることをしてみようって思った。
それは、明治維新で行動した人の数に関する記述だ。
【明治維新で行動した人間は3000人だと言われる。人口3000万人の時代の3000人が日本を動かしたのだ。この意味では1億人の時代の10万人(ヤメ蚊注:民主党党首選の最中に植草さんのブログのアクセスが連日10万人を超えたことを指す)は、決して小さな数ではない。ネット上の多くの心ある同志が絶大なる力を発揮されると確信する】
その処方箋として植草さんは続ける。
【汚染された情報しか流さないマスメディアに対抗する、ネットからの真実の情報発信は、まだ、優勢を占める状況にはないが、確実にその影響力を増大させつつある。すべての国民が自分の目でものごとを見つめ、自分の頭でものを考えるようになるとき、日本は新しい時代を迎えるはずである】
【西郷南洲翁遺訓に「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」とあるが、この構えを持つ同志が集結して日本政治刷新の大業を成し得ることになるのだろう】
さぁ、いまから、仕事! そして、時間をつくろう!
そうそう、仕事の前に、新著の内容を紹介しないと…。
まずは、植草さん自身の紹介
【主題は以下の通りです。
「米官業が支配する日本政治の基本構造。政権交代の目的はこの基本構造の刷新にあった。対米隷属からの脱却こそ日本政治構造刷新の最大の課題である。しかし、鳩山政権は普天間問題で挫折して9ヵ月で終焉し、菅直人政権が発足した。しかし、6.2クーデター後に生まれた菅直人政権は小泉竹中政治への「逆コース」に突き進む。
対米隷属・売国政治の集大成であった小泉竹中政治の闇を白日の下に晒し、真の日本独立の道を探求する。
米官業と対峙する主権者国民の幸福を目指す政治をどのように構築するか。米官業支配の政治構造をどう打破するか。日本の自主独立実現に向けて、民衆のレジスタンスを成功に導く勝利の方程式を考察する。
国のゆくえを決めるのは主権者国民である。日本が真の独立を実現するための方策と主権者国民の役割を明らかにする。」
「主権者国民の主権者国民による主権者国民のための政治」を実現するための方策を考察いたしました。是非ご一読賜り、市民の連帯を拡散して参りたく思います。】
アマゾンの紹介
【誰も書かなかった、日本の支配者の真実! 主権者国民と「米・官・業・政・電」利権複合体の死闘 国家の罠に嵌められた著名政治経済学者が、迷走日本政治を一刀両断する渾身の長編書き下ろし 小沢一郎を攻略し、仙谷―菅によるクーデターを操った悪徳利権複合体の正体を暴く!】
(ここまで、情報流通促進計画様からの転載)
沖縄県知事選投開票日まであと2日である。沖縄県の主権者が未来を考察して沖縄の新しい時代を切り拓かねばならない。日本の主権者国民がこの知事選を意義あるものにするために最後の全力を注がねばならないと思う。
日本の独立 著者:植草一秀 |
誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 販売元:マガジンハウス |
売国者たちの末路 著者:副島 隆彦,植草 一秀 |
知られざる真実―勾留地にて― 著者:植草 一秀 |
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