« 円売り介入制限共同声明を理解できない野田財務相 | トップページ | 景気浮揚効果ゼロ補正予算決定菅内閣が導く地獄 »

2010年10月25日 (月)

小沢一郎氏支援デモ拡散し悪徳ペンタゴン打倒へ

10月24日、東京銀座で小沢一郎氏を支援するデモ行進が実行された。組織的な動員もないなかで、ネット上の情報をもとに主権者国民が参集し、1000人を超えるデモが実現した。
 
 検察、検察審査会を利用した権力の横暴に対して、一般市民が初めて実力行動に出た。
 
 真実を報道しないマスゴミ、不正な働きを示す検察、検察審査会を糾弾する、文字通り、草の根からの訴えだった。
 
 取り調べ過程の全面可視化を要求するとともに、小沢一郎氏の完全無罪を訴えるデモ行進だった。
 
 主宰者の説明によれば、今後はこの運動を全国展開したいとのことである。
 
 マスゴミが伝えない真実の情報が草の根から発信され、その情報が津々浦々、全国に広がりを見せる。こうした地道な情報戦略を私たち主権者国民は、もう一度見直さなければならない。
 
 小沢氏に対する攻撃は謀略以外のなにものでもない
 
 2004年、2005年の収支報告が問題とされているが、不動産の取得もその原資も、事実に即して正確に記載されている。これを犯罪だとして大騒ぎする行動が犯罪そのものである。
 
 農地法の制約で2004年10月段階では所有権移転ができなかった。2005年1月段階で所有権の移転登記が可能になり、この時点で陸山会が不動産を取得したものとして収支報告書に記載されたものである。
 
 不動産の取得原資は銀行からの融資で、この原資も正確に記載されている。ただ、銀行融資が実行されるまでの間、一時的に資金をつないだ小沢氏の個人資金が記載されていなかったが、これまで収支報告では、一時的な資金融通については記載しなくてよいとの運用上の慣習があり、これに従ったものである。
 
 マスゴミはこの個人資金のなかに、不正なヤミ献金が含まれているのではないかとの憶測を流布し、検察もこの点にターゲットを絞って1年半にわたり、強制捜査を繰り返した。しかし、犯罪を立証することはできなかった。
 
 こうしたプロセスを踏まえれば、小沢一郎氏は完全無罪ということになる。それを検察審査会が、不当な理由で強制起訴に持ち込んだだけで、メディアが正常に機能するなら、この検察審査会の決議の妥当性を客観的公平な立場から詳細に考察すべきなのである。

人気ブログランキングへ

 検察審査会での審査は審査補助員である弁護士の誘導に決定的に左右されるものと考えられる。日本の国の命運をも左右する重大案件であることを踏まえれば、検察審査会が適正に運営されていることが不可欠であり、そのことを明らかにするためには、検察審査会の議事内容が明らかにされる必要がある
 
 審査委員のプライバシーを守る必要があるなら、適正な措置を取ればよい。そのうえで、議事内容を公開すべきである。
 
 裁判が公開の原則で行われている以上、こうした市民参加の検察審査会の討議が闇に覆われていることは不自然でしかない。
 
 逆に言えば、当局が議事内容の公開をかたくなに拒絶すること自体が、検察審査会の議事の偏向を物語っていると言えるだろう。
 
 小沢一郎氏に対する不当で不正な攻撃は最近始まったことではない。2006年4月に小沢一郎氏が民主党代表に就任した時点から、一貫して激しい小沢一郎氏攻撃が展開されて現在に至っているのだ。
 
 その背景については、本ブログで繰り返し記述してきたが、日本政治を支配し続けてきた既得権益勢力、すなわち、米・官・業・政・電の利権複合体=悪徳ペンタゴンが、自らの利権を維持する上で、小沢一郎氏の存在を最大の脅威と捉えているからである。
 
 小沢一郎氏は検察権力が不正利用されていなければ、現在、日本の内閣総理大臣の地位にある人物である。小沢政権が誕生していたなら、日本の利権複合体の解体は着実に進行していただろう。
 
 ここに、小沢一郎氏が不正で不当な激しい攻撃を受け続けている最大の根拠がある。
 
 6.2クーデターにより、日本政治の実権は主権者国民の手から悪徳ペンタゴンの手に奪取されてしまったが、主権者国民はこの状況を放置してはならない。
 
 小沢一郎氏を守り抜き、再び日本の政治権力を主権者国民の手に奪還しなければならないのだ。
 
 ほとんどのメディアが利権複合体の手先として活動している。このため、日本の情報空間が汚染され尽くされている。
 
 この状況に主権者国民が立ち向かい、再び政治権力を奪還するには、草の根からの情報発信と主権者国民による実力行動が不可欠である。
 
 ネット、単行本、口コミの情報伝達手段を主軸に、主権者国民の実力行動を全国展開して、主権者国民が悪徳ペンタゴンから政治権力を奪還しなければならないのである。

人気ブログランキングへ

誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 Book 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻

販売元:マガジンハウス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

売国者たちの末路 Book 売国者たちの末路

著者:副島 隆彦,植草 一秀
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

知られざる真実―勾留地にて― Book 知られざる真実―勾留地にて―

著者:植草 一秀
販売元:イプシロン出版企画
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« 円売り介入制限共同声明を理解できない野田財務相 | トップページ | 景気浮揚効果ゼロ補正予算決定菅内閣が導く地獄 »

小沢一郎氏支援市民運動」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小沢一郎氏支援デモ拡散し悪徳ペンタゴン打倒へ:

» 意思表示 [興趣つきぬ日々]
日曜日お昼12時ちょうど、ここ銀座通りの 「歩行者天国」 が、今始まりました。 銀座二丁目、風月堂の店員さんが、テーブルとイスとパラソルを、通りの真ん中に出し始めたところです。 ... [続きを読む]

» 虐殺とは何を意味するの?? [脊振の麓~大自然の図書館]
前回 前回、アメリカ人学生との やりとりの中で、先方は 南京大虐殺の被害者が37万人 女性は全員レ○プされ 男性はぺ○スを切られて 日本軍の兵士が食べたと 主張していることを 紹介しました。 まったく虐殺がなかった派の 主張もどうかな?と思うことが 多々あり... [続きを読む]

» 司法の危機 検察審査会という名の民主主義(再掲) [街の弁護士日記 SINCE1992]
【再掲】 小沢バッシング(以下、小沢現象と呼ぶ)によって、今や司法を初めとする国 [続きを読む]

» 二度目の検察審査会 [三角広場]
 二度目の検察審査会はnbsp;開かれていない可能性が大きい。発表された平均年齢が二転三転した挙句最終的に決まった平均年齢は一回目のときと同じ・・・審査員は入れ替わっているはずなのに・・・ 私は検察審査会にニ度電話をかけてみた―一回目の議決直後―その結果、審査会は(東京地裁)の職員―判事と事務員―に、すべて任されていることがわかった。くじ(抽選)で審査員を選ぶのも、その後の審査の進行も東京地裁次第である。まともな人選が行われたとは思われないが、二度目の審査の結果が、審査員の平均年齢と性別お... [続きを読む]

» 24日の検察・検察審査会を糾弾するデモ、参加でなく取材をしてきました。写真中心のレポートです。 [雑談日記(徒然なるままに、。)]
 主催者からは、フリーのジャーナリスト数名と、APF通信社への連絡しかしなかったようです。 ※APF(Asia Press Front ):有限会社APF通信社。日本の独立系ニュースプロダクション。1992年12月設立。東京都港区赤坂に本局があり、大阪とタイのバンコクに支局がある。ミャンマーのヤンゴンで取材中に軍事政権の兵士に射殺された長井健司さんが所属していた戦争・紛争地帯専門の映像取材会社。  間違えやすいが、フランス通信社(L’Agence France-Presse、略称: AFP)とは別。... [続きを読む]

» 小沢一郎へのアドバイス 子分編2 [街の弁護士日記 SINCE1992]
宮崎学の子分である。自称しているだけだから誤解するな。あらぬ誤解をされると、宮崎 [続きを読む]

« 円売り介入制限共同声明を理解できない野田財務相 | トップページ | 景気浮揚効果ゼロ補正予算決定菅内閣が導く地獄 »

有料メルマガご登録をお願い申し上げます

  • 2011年10月より、有料メルマガ「植草一秀の『知られざる真実』」の配信を開始いたします。なにとぞご購読手続きを賜りますようお願い申し上げます。 foomii 携帯電話での登録は、こちらからQRコードを読み込んでアクセスしてください。

    人気ブログランキング
    1記事ごとに1クリックお願いいたします。

    ★阿修羅♪掲示板

主権者は私たち国民レジスタンス戦線

  • 主権者は私たち国民レジスタンスバナー

    主権者は私たち国民レジスタンスバナー

著書紹介

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

関連LINKS(順不同)

LINKS1(順不同)

LINKS2(順不同)

カテゴリー

ブックマーク

  • ブックマークの登録をお願いいたします
無料ブログはココログ