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2010年10月 4日 (月)

主権者国民は腐れ検察審査会起訴相当決議を粉砕

東京第5検察審査会が小沢一郎元民主党代表に対して2度目の起訴相当決議を示した。制度の規定により、小沢一郎氏は強制起訴される。
 
 日本の暗黒社会化が一段と深刻化している。社会が暗黒化している最大の原因は、警察・検察・裁判所制度の前近代性にある。
 
 政治的な背景で警察・検察・裁判所制度の運用が歪められることを国策捜査・国策裁判と呼ぶならば、過去10年間、この傾向が著しく顕著になった。小泉政権の発足と日本社会の暗黒化は軌を一にしている。
 
 最大の問題は、
警察、検察当局に巨大な裁量権が与えられていること
だ。
 
 巨大な裁量権とは、
a.同じ事案が存在するときに、事案によって犯罪として立件するかしないかを選択できる裁量権
b.犯罪が存在しないのに、各種工作を積み上げて犯罪をねつ造し、無実に人間を犯罪者に仕立て上げること
である。
 
 この裁量権は、警察、検察にとどまらず、検察審査会を通じても実行することができる。
 
 検察審査会においては、事務当局が審査委員を恣意的に選出することができる。同時に、審査に決定的に影響する補助審査員の弁護士を恣意的に選出することができる。この人選を通じて、事務当局は審査結果を自由に操作することができるのだ。
 
 これ以外にも、日本の警察・検察・裁判所制度には、重大な問題点がいくつも存在する。
②法の下の平等の無視、
③罪刑法定主義の否定
Due Process of Lawの無視
⑤無罪推定原則の無視
⑥公務員の守秘義務無視
⑦被疑者の基本的人権の無視
などの問題をあげることができる。
 
 小沢一郎氏の「政治とカネ」問題研究①
に詳述したように、小沢一郎氏の「政治とカネ」問題に、法的な問題は存在しない。2004年、2005年の収支報告書の問題も、刑事責任を問うような性格のものでない。
 
 それにもかかわらず、巨大な闇の力は、強引に動いている。

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 この巨大な闇の力を封じることが、小沢一郎氏が民主党代表選に立候補し、内閣総理大臣に就任することのひとつの目的であった。悪徳ペンタゴンがこの方向に動くことは明白だった。この悪事を阻止するためにも、小沢氏が総理大臣に就任するべきであった。そのための激しいせめぎ合いが代表選で展開された。
 
 誤解のないように補足するが、小沢氏が代表選に立候補したのは正義のためであって保身のためでない。しかし、代表選出馬を見送れば、悪徳ペンタゴンがさらに悪事を重ねることが明白であり、真の世直し実現のために、小沢氏は本年9月の段階で出馬を決断せざるを得なかったのである。
 
 しかし、米官業政電の悪徳ペンタゴンは、既得権益による日本政治支配構造を根底から刷新する潜在力を持つ小沢一郎氏を最重要標的に定めて、激烈な攻撃を展開し続けてきている。
 
 主権者国民勢力は、この悪徳ペンタゴン勢力を向こうに回して、互角の戦いを展開してきたが、民主代表選では、メディア総攻撃と選挙制度を悪用した投票集計不正によって、代表の座を奪取することができなかった。投票集計不正については、現段階で未確認の状況にあるが、いずれにせよ、あと一歩のところで、悪徳ペンタゴンの跳梁跋扈を許す状況になっている。
 
 小沢一郎氏に関するちんぴらの言いがかり以下の今回の問題と比較して、検察による犯罪ねつ造、組織ぐるみの不正隠蔽は、天地を揺るがす重大問題である。
 
 ところが、検察当局は大阪地検特捜部幹部の逮捕を金曜日の夕刻に定め、悪徳ペンタゴン報道部隊のマスゴミは、週末に問題を封印し、週明けも、ほとんど天地を揺るがす検察大不祥事問題を取り上げない。報道を断髪式一色に染め抜いた。
 
 今後は、報道を小沢一郎氏報道に集中させる。
 
 すべての裏側に存在するのが、米国であり、この米国と結託する官僚組織と大資本である。民主党は6.2クーデター以降、対米隷属派が権力を掌握しており、まさに、米官業政電が結託して、小沢一郎氏攻撃を展開しているのである。
 
 菅政権の外交大失態を追求することもせず国連総会で漢字を読めなかったことも封印する。
 
 マスゴミの情報操作に多くの国民が誘導されているが、ネットから真実を知る国民の層は、かつてに比べて格段に厚くなっている。
 
 真実を知り、悪徳ペンタゴンの手から日本政治支配の実権を主権者国民の手に奪還しなければならないと考える主権者国民は、結束して事態に対処し、次なる戦略を構築しなければならない。
 
 小沢氏が関わっている問題は、基本的にどうでもいい問題である。歪んだ司法が歪んだ判断を下すのなら、そのような歪んだ判断を無視すればよいだけの話である。
 
 これほどまでに、歪んだ司法、警察、検察権力の横暴が続くなら、主権者国民は、これらの権力を軽視することが必要になってくる。日本全体が無法地帯と化すことをもいとわない覚悟を持つ必要がある。
 
 社会は暗黒化するが、暗黒化していることをすべての国民が認識し始めるなら、そこにまた新しい活路も生まれてくるものである。
 
 悪徳ペンタゴンは、不正な方法によって権力の奪還に成功し、仙谷由人氏を中心にわが世の春を謳歌していることと推察されるが、悪が永く栄えることはない。
 
「天網恢恢疎にして漏らさず」である。
 
 早晩、悪徳ペンタゴンに天誅が下されることになるだろう。

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