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2010年9月24日 (金)

シンポ「誰が検察の暴走をとめるのか」本日開催

検察による犯罪でっち上げ証拠物への改ざんなどの検察による犯罪の事実が次々に明らかにされている。
 
 公判で無実が立証されるのは幸運なケースである。
 
 証拠の構造が一般人の証言に依存する場合、この一般人が公判で真実を述べることで無実が立証されることがあるからだ。
 
 しかし、犯罪の立証が、警察官による証言に依存する場合、あるいは、関係者の一角が司法取引のよって虚偽の証言を行ってしまった場合など、無実の人間に罪が着せられてしまう場合も多い。
 
 警察・検察・裁判所の近代化は日本の構造改革の最重要のテーマのひとつである。
 
Due Process of Law
の遵守
法の下の平等
罪刑法定主義
無罪推定の原則
基本的人権の尊重
公務員の守秘義務
これらの大原則が公然と無視されている。
 
 こうした問題に対する意識が高まるなかで、アジア記者クラブが9月例会で、
「誰が検察の暴走を止めるのか
 『権力』の操り人形か闇権力か」
と題するシンポジウムを開催する。
 
 私もパネラーとして出席する。
 以下、その案内を転載する。

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アジア記者クラブ9月定例会
 
シンポジウム 
 誰が検察の暴走を止めるのか
 『権力』の操り人形か闇権力か
 

■2010
0924日(金)18:4521:00
 

文京区民センター2A(東京都文京区本郷4ー15-14)
 

参加費:会員・学生1000円、ビジター1500円、年金生活者・生活が大変な方(自己申告)1000
 

ゲスト 三井環さん(元大阪高検公安部長・検察評論家)/青木理さん(ジャーナリスト)/植草一秀さん(エコノミスト・『知られざる真実』主宰者)

「お前は詐欺師や。詐欺罪、脅迫罪、収賄・・・・いろんなもんがついてくるなあ。一生ここから出れんあ」。大声で罵声を浴びせ、閉ざされた密室で長時間にわたる取り調べに名を借りた拷問が続く。逮捕された経験者の大半が「本当に気が狂うかと思いました」と口を揃えて証言する検察の取り調べの実態だ。戦前の出来事などではない。郵便不正事件で逮捕された被疑者に対して大阪地検特捜部の検事が行った聴取のほんの一場面にすぎない。

この密室での検察による取り調べの数々が冤罪の温床となってきた。近年、冤罪を生み出してきた取り調べの可視化が叫ばれる一方で、こうした拷問まがいの取り調べを行っている検察官の責任が問われたことはない。さらに検察審査会による民主党の小沢一郎氏への起訴相当の議決が民主党と自民党、官僚機構、マスメディアとの対立関係のなかで発生してきたように政治問題に発展している。第5検察審査会に小沢氏を告発した人物が極右「在特会」を率いる桜井誠氏であったことも明らかになった。

9月定例会は、被害者と検察官の両方の立場を経験した三井環さん、ジャーナリズムの立場から青木理さん、政権とメディアの癒着の視点から植草一秀さんをお招きしてシンポジウム形式で開催します。郵便不正事件で逮捕された村木厚子元厚生労働省局長に無罪判決が下されたように架空の事件をでっち上げる組織の論理、民主党代表選報道でも小沢一郎元幹事長への検察の捜査の在り方よりも焦点が資金疑惑というイメージにすり替えられてきた問題、検察審査会の動きとあわせて、なぜ検察の暴走を止められないのか、その実態を検証します。皆さんのご参加をお待ちしています。
 
主催 アジア記者クラブ(APC)
101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
※Tel&Fax:03-6423-2452
  
最新の情報は、HPでご確認ください  
http://apc.cup.com
   
E-mail
apc@cup.com

 主権者国民が声をあげて、前近代に取り残されている日本の警察・検察・裁判所制度の根本的な改革を実現してゆかねばならない。

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