生方幸夫氏反党行為を賞賛する悪徳ペンタゴン
民主党内の反党分子がマスメディアと連携した工作活動を展開している。
反小沢陣営の議員にとって現状には不満があるのだろう。しかし、昨年8月の総選挙で民主党が大勝し、政権交代を実現するまでの経緯を踏まえると、小沢一郎前民主党代表の力量が最大のけん引力であったことは誰も否定できない現実である。
民主党は議席を激増させ、小沢一郎氏の求心力が際立って高まったのも現実である。民主党は旧民主党と自由党との合併によって現在の民主党になったのだが、小沢一郎氏は旧自由党の代表者であった。
旧民主党議員の一部に、旧自由党代表の小沢一郎氏が強い求心力を持つようになった現状を快く思わない人々がいるのは事実である。
こうした低次元の発想が、一部の民主党内議員による反党行為をもたらす原因になっている。
最大の元凶は渡部恒三氏だが、渡部恒三氏の人となりについては、渡部氏と長い時間接してきた元参議院議員の平野貞夫氏が、知られざる真実を伝えて下さっているので、改めて転載させていただく。
「民主党のどこを変えるべきか「直言」する。若手議員の諸君に申す。
君達は「理屈あって常識なし」だ。「政治家である前に人間であれ」という、私の恩師、前尾繁三郎元衆院議長の遺言を噛みしめろと言いたい。京都の出身だ。京都を選挙区とする衆参両院の若手議員に特に言っておく。
人間の涙、汗、血の匂いを知り、人間としての謙虚さを身につけろ。それを学ぼうという感性があれば、メール事件など起こらない。
ところで、民主党の問題点の本質は若手議員にあるのではない。ベテラン議員のごく一部にガンがあるのだ。具体的に「直言」しておく。「黄門さん」を自称している老人が、前原体制のつっかえ棒として登場。東北弁で国民的人気者になりかけた。これが『偽黄門』であることを、民主党もマスコミも見抜けないから困ったものだ。
私が衆院事務局時代、昭和50年~60年代にかけて、信用できない危険な国会議員五人組の一人だった。当時、国会運営の事務責任者であった私は、消費税やリクルート事件などで、さんざん煮え湯を飲まされた。他人を笑わせても、自分の眼は笑っていない怪人だ。
小沢新代表が、自民党を出て新生党を結成したとき、ポストをあてにしてついてきただけだ。「君らの改革の意味がわからん」というので、特別講習をしたところ、「よけいわからん」というレベルの政治家だ。
衆院副議長になったときも、「平野の知恵で祭り上げられた。新進党で文句を言わさないためだ」と、わめきたてられた。そのくせ居心地が良くなると、交代時期に同志の石井一氏を蹴落とすため、自民党の妖怪野中広務氏まで利用したといわれる人物だ。マスコミも「偽黄門」だと知っていて、秘密をもらす貴重な人物として大事にするという、日本の民主政治を堕落させる存在なのだ。それまで小沢改革が成功しそうになると、人格攻撃をくりひろげ、足を引っぱってきたのが『偽黄門』の正体だ。」
渡部氏が裏で糸を引いて、同じように小沢氏の求心力の強さを快く思わない反小沢系の若手議員が連携している。前原誠司氏、枝野幸男氏、野田佳彦氏などである。
これらの人々の小沢氏批判が正当なものであるなら、民主党はこれらの人々の主張に真摯に耳を傾けるべきだ。
ところが、これらの人々の小沢氏批判に正当性がないことが最大の問題である。これらの人々は「秘書が3人も逮捕された小沢氏の方が悪い」と主張する。まったく理由になっていない。
検察が正義で、検察が絶対の存在であるならこれらの人々の主張にも理があるだろう。ところが、昨年来、最大の問題になっていることは、検察勢力が政治的な背景を背負って、謀略が展開されているのではないかとの巨大疑惑である。
昨年の三三事変では、大久保隆規氏が逮捕、起訴されたが、公判が進展するにつれて、検察の逮捕、起訴の不当性が鮮明に浮かび上がってきている。
厚生労働省元局長村木厚子氏の冤罪事件でも、検察が驚くべき犯罪ねつ造を実行したことが浮き彫りになっている。
本年の一一五事変でも、逮捕事由は正当なものでない。小沢氏による一時的な資金立て替えが収支報告書に記載されていなかったことが「犯罪」であるとして検察権力が行使されたが、一時的な資金立て替えを収支報告書に記載しないことは政治の世界では日常茶飯事である。
検察がこれらの資金立て替えの不記載をすべて摘発し、そのなかで小沢氏の資金管理団体の問題が取り上げられたのであるなら説明もつく。しかし、現実はまったく違う。
昨年から本年にかけて、日本政治は歴史上、最重要の局面にある。政官業に米国、メディアが連携する利権複合体が日本政治を支配し続けてきた構造が初めて打破され、主権者国民の主権者国民による政権が樹立されようとしているのだ。
この局面で、野党第一党の党首であった小沢一郎氏が不当な理由で検察権力から狙い撃ちされてきたのである。このことについて、十分な説明をせずに、単に「秘書が3人も逮捕者された」ことだけを理由に小沢一郎幹事長の責任を追及するのは、これらの人々が謀略勢力とつながっているとの疑いを生むに十分すぎる。
日本政治の刷新を求め、政権交代を実現させたのは主権者国民である。この主役である主権者国民は、渡部恒三氏、前原誠司氏、枝野幸男氏、生方幸夫氏の自己利益優先の行動に怒り心頭である。
日本政治刷新を死に物狂いで阻止しようとする悪徳ペンタゴンの一角を占めるマスゴミは、生方幸夫氏の副幹事長更迭を小沢氏攻撃の材料に徹底利用する。
民主党施行部は生方氏に議員辞職を求めたのではない。生方氏が民主党執行部の一員であるなら、執行部の一員であることを自覚した行動を取ることは当然である。政党内部で発言せずに執行部の結束を乱す発言を対外的に行うことが反党行為だと見なされるのは当然である。偏向御用評論家の一人である田勢康弘氏も副幹事長解任を懸命に批判していたが、このような副幹事長を更迭しない方がはるかに不自然である。
鳩山政権支持率、民主党支持率が低下してきたのは、マスゴミの情報操作に対して、民主党が一枚岩になって結束して対応してこなかったことが大きな原因である。民主党内の反党分子がマスゴミと連携して鳩山・小沢体制を攻撃してきたために支持率が低下したのである。
鳩山首相は前原誠司氏、枝野幸男氏を更迭し、この両名と渡部恒三氏は民主党を離党してみんなの党に合流すべきだ。これが政権交代を実現させた主権者国民の主張である。
ものが見える主権者は、基本構造を正確に理解していると思われる。しかし、マスゴミが展開する情報操作に惑わされる人々も生まれてしまうことが現実である。鳩山首相には筋の通らぬ融和ではなく、毅然とした対応が求められる。
朱に交われば赤くなる。反党分子が拡散しないうちに早期に反党分子を排除することが必要だ。
売国者たちの末路 著者:副島 隆彦,植草 一秀 |
知られざる真実―勾留地にて― 著者:植草 一秀 |
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事実なら副幹事長を辞任すべし!この時期の執行部批判は、敵に塩を贈る行為だ。と言うより謀反に等しい。
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031801000464.html
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